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 ロック史を体系的議論から解き放ちながら、サイケデリアの土着性とハードロックの非継承性を論ずる。主要1000タイトル、20年計画、週1回更新のプログ形式。
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走り書きの補足…

先の国会での枝野氏の演説で結局何が感涙に値したか、肝心な処を書きそびれたので補足すると…其の演説で枝野氏は、民主主義の本質は多数決ではなく議会での話し合いであって、従って、議会での話し合いの価値をを無根拠な傲慢さ=私利私欲で蔑み、軽んじ、貶めるのに加えて、最終的には多数決で既成事実を積み上げる自民党が如何に民主主義を破壊し有権者国民の主権を破壊しているかを、国会の場で明言したのであって、枝野氏の演説は日本憲政史上特記すべき人権宣言と云っても過言ではない名演説であったと此処に改めて銘記したい…民主主義における多数決の正当性は、議会での話し合いをよく全うした事で保証されるのだが、しかし自民党は其の話し合いの価値を貶めるのだから、自民党には多数決で物事を決める権利は無い。だから自民党のやる事は決して公的なもの、公共の福祉には成りえず、私利私欲の振る舞いにしかならないのである、如何に表層的には公益を目的にしているように見えたとしても。最早自民党は国会に諮る事も煩わしいとばかりに、国会閉会中に既成事実を積み上げているようで…元元其の外観が空母ではないかと国の内外から疑惑の的であった護衛艦?いずもを案の定、済し崩し的に戦闘機も離発着できるようリフォームして空母に仕立てようとの公式発表に踏み切ったり、其の防衛上の是非を此処では論じないが、従来の定説を覆す事になるから俄然国論を二分する事になる案件を、国会閉会中のどさくさに決定事項として推し進める専横が、年末にかけてピークに達している。

更に今年のトピックスとして森友問題を挙げて、また肝心な事を云い忘れたが…あの事件においては、その後の紆余曲折はともあれ、大手メディアの面前で、右翼的教育者が、教育勅語の正当性を大声で絶叫し、其の姿が動画としてお茶の間のオンラインに流れ、其の主張が広く流布してしまった事、が、事件の内容以前に、衝撃の事態なのであった。国民主権、基本的人権の尊重、平和主義と云う日本国憲法の理念を真っ向から否定する主張と其の教育内容が流布した事は…其れがたとえ明らかに憲法違反であったとしても一つの主張である以上は、鬱積した底辺の民衆の賛否の汚泥を掻き起す事になってしまうし、そして改憲論議の正当性を名目にして明らかに日本国憲法の価値観や理念を破壊しようとしている自民党的体制が有利な風潮とあってみれば、ただの賛否両論に収まらない、ややもすれば籠池氏の主張への称賛の声の方が大きくなりかねない、そうした国家主義的全体主義的世論への傾斜、雪崩への一撃として、あの事件は役割を果たしてしまった事を、銘記しておく。其れは在野の国家主義勢力や呼応する体制内国家主義者からすれば意図した成果なのかもしれなかったし、リベラル勢力からすればプロテスト対象が明確化して己の為すべき事の契機ともなるのだろうが…いずれにせよ無益な分断は止まらない…自民党=経団連による労働者の分断工作の結果、正規雇用vs非正規雇用、と云う分断から始まって…労組vs非組織労働者、保守vsリベラル、右翼vs左翼、富裕層vs貧困相、都市vs地方、若者vs高齢者…分断工作に流されても突破口は無いと云う上品な論評が通用する余裕すら払底して…そんな分断状況の悲惨をパンダとかスポーツとかで誤魔化そうとする安手の茶番には本当げんなりして来る。真の一座建立には文化と云う数奇しかなかろうに…。なぜに報道は、政治経済とスポーツの二本立てばかりで、文化欄が乏しいのか…今日、どこそこでこういう茶会があった、其処での趣向はこうで、其れが天下に大評判となった云々、あるいは今日どこそこでこういう連歌の催しがあった、そこでは誰々がこんなうまい付け句を放った云々、と云った数奇事ニュースがあってしかるべきものを…思えばスポーツの無かった往時の日の本では、こうした数奇事のニュースが全国を駆け巡っていたに違いないのがうらやましい。

自民党関連の、其の文面からすれば明らかに深刻な政治状況と解釈するしかないニュースを政府広報のように無批判で伝えた後、其の深刻なムードを無かった事にして誤魔化すかのようにパンダの話題になる小手先の安っぽい欺瞞には苛立ちしか覚えず…生物としてのパンダ自体には何の罪も無いが…中国からのレンタル代数億円の事も含めて、日中に共通する覇権的政治の思惑にまみれたパンダの何が可愛いのか、理解に苦しむ…パンダと同じカラーリングの動物で云えば、マレーバクの方がはるかに可愛く、かっこよく、珍重すべき生き物であると小生には思われる。

2017年のドラマ…あまり見ていない中でも、カルテットと並んで、少し視聴する機会の有ったやすらぎの郷も、すこぶる面白かった…世間やマーケティングに流される事なく芯の据わった製作者が堂々と情熱を込めてよいものを作ろうとする熱い姿勢を、受け手としても感じざるを得ない「作品」であった、と、此処でも銘記したい。

2016年大晦日の紅白での宇多田ヒカルの歌唱が未だに尾を引いて忘れ難い感動を響かせていいた一年であったが…2017年の紅白では、どうしても宇多田ヒカルの二番煎じ的立ち位置感が否めない倉木麻衣が出演するそうで…二番煎じには二番煎じなりの風味の良さ、存在価値はあるが…あの宇多田ヒカルが齎してくれた感動を超えるほどの歌唱は期待できそうにない…

2016年はビッグデータ元年、2017年は人工知能(AI)元年だとすると…2018年は如何に?其れは兎も角、小生としては非線形、非可換体数学やカントールの無限集合を何とかわがものにしたいと云う課題が、当面の2018年の目標である。今は、閉集合、開集合の定義を読んでも全く理解できないレベルではあるけれども、其れこそ果敢に挑みたいものである。



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仄々斎不吉
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非公開
自己紹介:
 数寄の天下を獲らんがため号するは、仄々斎不吉。

 三千家(裏千家・表千家・武者小路千家)及び諸家茶道流派に例外無き教条点前に豪を煮やす一方、近代数寄者(益田鈍翁、高橋掃庵等)以上に見立ての幅が広がった現代茶会に更なる侘びの新風を吹き込むべく研鑽を積む。

 利休の、無産有産といった階級をも併せ飲む侘びの骨頂に根ざしながら、そうはいってもありがちなブルジョア金満足だけは厳に慎みたい労農茶人。

 草木に臥してなお風雅を愛でる仲間であるために、茶の湯だけでなく、路上観察、テレビ跋渉、音楽及び納豆評論、 30人31脚批判もこなす趣味人にして愛陶家。 猫舌。


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