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 ロック史を体系的議論から解き放ちながら、サイケデリアの土着性とハードロックの非継承性を論ずる。主要1000タイトル、20年計画、週1回更新のプログ形式。
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点在する系譜編「the beach boys/surf's up(1971)tocp-65566」


と掲げているものの、心の表ではsmily smileを思っている。小生の呪われた誕生日に託けてそれを祝う名目で小生の事を思ってのことだという抑制を滲ませながらも言外の意図を汲み取るように脅迫する長文の、小生の生活設計とやらに対する弾劾書が送付される呪われた誕生日であり元元目出度くも無い日が一層胸糞悪い一日へと汚され、すこぶる台無しにしてくる嘔吐感は否めない。気持が悪いのが先行してそれに対して何らかの理屈をいちいち捏ね上げて反論を構築する気力も削がれるほど、兎に角、吐き気が凄い。言葉をあっという間に素通りしてもう実力を伴う憎悪しかないのかと思いつめる反面、尼崎事件に一つの希望すら見出す邪な心は如何ともし難く、まず何よりも家族制度を破壊しなければ話になる、と思い込む。話にならない、ではない。こんな感じで呪われた5周年を迎えた王道なきロック史である。結局北野大茶会再興を発願する講談社への手紙、当然のように不発であり返事無しだが、加えて、小生が贔屓にしている岡山の服飾ブランドへの提案として小生、以下の手紙を送ったのだがまあ当然のように返事無し。カフスボタンが着けられるカジュアルなシャツ、という提案…袖口に穴二つ開ければいいだけだからそんなに困難ではないはずだが…

○○ 御中
 
春霞吹き払う気まぐれな嵐に残る桜もいかばかりか、移ろい、花から新緑へといずれにしても風が新しくなるこの季節、
御社におかれましては益々御清栄の事お慶び申し上げます。
御社の創意工夫にあふれた新作の数々、いつも楽しみにしております。
さて、唐突なるメールではありますがご容赦いただきたく、というのは一つご提案がございます。
それは、「○○らしく、フォーマルからカジュアルに落とし込んだ、カフスボタン(カフリンクス)が着けられるシャツ」というのを作ってみてはいかが、ということです。
カフスボタンというとフォーマルで堅苦しいイメージがあるかと思いますが、それを、○○殿の創意工夫で、日常でもカフスボタンを楽しめるシャツを創作していただけると嬉しく思います。既にあるのでしたらすみません。
なにぶん素人の思い付きですので御笑読いただければと思いますが、ご検討いただければ幸いです。
(なお、本メールは単なるご提案でありまして、この段階で御社に正式に注文しているものではありません)

スマイリースマイルを聴取しているから書こうと思ったが数年前に既に掲載していた。全体へと奉仕せぬ断片的着想の寄せ集め。組み立てなければ、それだけでは何の役にも立たない部品の、美しさ、恐ろしさ…スマイリースマイルに比べたらペットサウンズでさえもきっちりした構築的圧制の遺物のように聴こえる…そしてサーフズアップ…風車との激戦を終えて(何に?)疲弊しきったドンキホーテ、というよりも道化のサンチョパンサから見放された結果の闇夜なのだろう。帰るあてなき帰路。初めて内面をもったドンキホーテの、老い。生活と時空世界の出鱈目を隠蔽する欺瞞の絶望。抱腹絶倒の現実が、命の法を盾に味気ない教条へと化し如何なる冗談も通じなくなってしまった、ルネサンス(恐れを知らぬ笑いの挿話)からロマン主義(恐れが人間と内面を生み現実という懲役を拵えた中での自我の不毛な膨張と鬱屈の物語)への過渡期を鮮明するドンキホーテという紛れも無い小説。楽想は、もう、ゆったりと生暖かい海…そろそろ潮時であろう夕暮れの海…サーフボードを引き上げて、しかし、未練は無いのが寧ろ悲しい明るさで、初めて、老いるようで、無性につらく、楽しいだけの空っぽで…衒いの無い終わりは寄せては返すのみで行き先は無い、それが、いたずらに苛酷でもあり、屈託もあり、明日の出会い無き際でも気負いない別れの挨拶である…意志が、呼んでいる、そんな音楽。穏やかだが、安穏とは違う。

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