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 ロック史を体系的議論から解き放ちながら、サイケデリアの土着性とハードロックの非継承性を論ずる。主要1000タイトル、20年計画、週1回更新のプログ形式。
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ポリティカルマジックショーの読み捨て

其れにしても見事な手際であると認めざるを得ないではないか…憲政史上類の無い最悪な強行採決を一度ならず二度までも強行したと云う意味で憲政史上類の無い最悪な強行採決であった共謀罪の事は当然の事ながら…同時並行していた加計学園問題の扱い方が、あまりに見事で惚れ惚れするぐらいである…野党が有している、共謀罪を廃案に追い込む唯一の手駒であった加計学園問題…文科省による再調査結果の発表タイミングの絶妙さといったら…即ち、肉を切らせて骨を断つ剛腕で以て先にさっさと共謀罪を可決させ、大目的を果たし得た後になって、文科省の再調査結果を発表させる…此の事によって、本来、共謀罪を廃案に追い込む一手であった、文科省再調査結果発表が、一転して、共謀罪の強行採決と云う暴挙を、メディアの中で希釈させたのである…

議会制民主主義を否定しきった此の暴挙、はっきり言って加計学園問題より遥かに悪質な此の暴挙を、である…実に巧妙な離れ業をやってのけているとしか云いようがない…実際、共謀罪はもう成立し国会も閉会したのだからそれ以上マスコミ的なネタは共謀罪からは出て来ない、せいぜい其の危険性を概念的に雪辱を以て細々と訴えるしかなくニュース的な新鮮味は欠けるのは否めない…其の穴埋めとしての格好の餌として、見事に、此の加計問題を充当しているのである…しかもご丁寧な事に文科省は、疑惑の文書のみならず、わざわざ、新たな文書と云う新鮮な餌まで加えて撒いているではないか…此れを餌と考えずに何と考えるのか。野党、メディアを引き寄せる撒き餌そのものではないか。ほとんどポリティカルマジックとしか云いようがない…自民党としては、共謀罪可決の後に、再調査の発表すれば何の問題もない、と云う、彼らの目的からすれば至極合理的な戦略であったに過ぎなかったのかしれないが…結果はこうもあっさりと、共謀罪可決による毀誉褒貶の嵐を、何事も無かったかのように加計学園問題にすり替えてしまい、共謀罪可決による民主主義破壊を、無かった事にしてしまうとは…此処までのマスコミコントロールを意図してやっていたとしたら、まあ見事としか云いようが無い訳である…結局、現状では、加計学園だろうが何だろうが自民党の支持率が下がる事はないし、加計学園問題にしたって(森友学園も)、独立した権力であるべき司法が捜査に動かない限り、政権には何のダメージもないのだから、加計学園と云う餌にしばらく群がってくれる方が、政権にとっては共謀罪による民主主義破壊との誹りを免れる事が出来て、有り難いばかりなのである。

メディアや野党としても加計学園問題が現時点では格好の餌に過ぎないと分かってはいても、与えられた餌を貪らない訳にはいかないから、完全に敵の術中に嵌っている状況である。メディアや野党としては、加計問題をつつく事が、自民党による共謀罪可決と云う犯罪を隠蔽する事でしかないと分かってはいても、此れをつつき続けるしかないのである。(無論、加計問題が長期化すると其れなりに政権はじわじわとダメージを食らうので、頃合いを見て森友問題みたいに収束を図るだろう)無論、政権にとってこうした万々歳な状況が構築できるのは、独立の気概なき司法による日和見と、何がどうあっても落ちない支持率があるからこその盤石があってこそなのである。従ってしばらくは、たとえば、泥棒を疑われている人に対して、盗んだ物をだせ、と要求しても、持っていません、と云う返答で終わり、あるいは、盗んだ物は確かに自分の家にあるけれども、其れが何を意味するのかは分かりせん、などと云う返答で終わり、みたいな、馬鹿げた茶番をみせられるだけである…こうした問題を当事者本人に聞いても、当事者が、自分の都合の悪い事を自分の口で喋る訳がないし、其れは確かに通常の刑法捜査でも認められる事なのであって、森友問題と同じように、知らない、確認できない、捨てた、と云えばそれで終わりになるのである。従って、加計学園問題は、共謀罪が可決した今となっては、政権側からすれば何ら痛痒を感じないどころか、むしろ政権側の利益にしかならない。現状では此の問題を幾ら追及した処で、知らぬ存ぜぬとの強弁が罷り通る政権本丸が炎上する事はなく、せいぜい出城の家老が詰め腹を切らされて終わるだけなのだから。権力にあぐらをかいて非合理的な言説を喋る事を何ら恥と思わないどころか、非合理な言説を吐いても身の安全が保障されている事を自らの特権とさえ考え、そうした特権にあずかれない下々の者らが合理性を盾に批判して来るのを腹黒く嘲笑さえしている権力側の傲慢は、元元理性を軽んずるアジア的特徴なのだろうが…此の件で司法が動く訳がないし動きようも無いのだろうから、此の、非合理と私利私欲による専横を許すか許さないかは、有権者国民自身が判断すべき事である…益も無い、馬鹿げた結論だけれども…。

強行採決、議会制民主主義と多数決の問題については後日やります。と、ここで、カーテンに、ちょっと有りえないほどデカくておぞましい、大きめの爪切り程の大きさのゴキブリが張り付いているのに出くわして度胆抜かれ…努めて冷静に料理を別室に移動させて、殺虫剤を噴射…奴は神経性の痙攣を発してジタバタとカーテンから転がり落ちたのは確認したが、一体どこに落ちたのやら…床やらサッシやらを懐中電灯まで照らして隈なく探しても、奴の遺骸は見当たらぬ…殺虫剤は絶対効いている筈だから余命幾ばくも無いはずだからそう遠くには行けない筈なのに一体何処に転がり込んだのやら…家の何処かにゴキブリの遺骸が潜んでいるにも関わらず其れの処理は叶わぬ、後味の悪い結末が尾を引く…

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HN:
仄々斎不吉
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非公開
自己紹介:
 数寄の天下を獲らんがため号するは、仄々斎不吉。

 三千家(裏千家・表千家・武者小路千家)及び諸家茶道流派に例外無き教条点前に豪を煮やす一方、近代数寄者(益田鈍翁、高橋掃庵等)以上に見立ての幅が広がった現代茶会に更なる侘びの新風を吹き込むべく研鑽を積む。

 利休の、無産有産といった階級をも併せ飲む侘びの骨頂に根ざしながら、そうはいってもありがちなブルジョア金満足だけは厳に慎みたい労農茶人。

 草木に臥してなお風雅を愛でる仲間であるために、茶の湯だけでなく、路上観察、テレビ跋渉、音楽及び納豆評論、 30人31脚批判もこなす趣味人にして愛陶家。 猫舌。


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