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 ロック史を体系的議論から解き放ちながら、サイケデリアの土着性とハードロックの非継承性を論ずる。主要1000タイトル、20年計画、週1回更新のプログ形式。
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人生のしみ…

あれこれ仕度していたら時間がなくなったので時局の話はさておいて…目下心の枷になっているのは…先週お助けした革靴の事でやきもき…勇躍早速本革のお手入れを入念に致さんと、さりとて事前に知識を仕入れる慎重さに欠ける浮き足立った先走りの執着のままに…靴を買った店で革を保湿しつつ経年で艶を与えるクリームと、靴底の革に柔軟性と防水性を付与するらしき、アンメルツヨコヨコの形状をした油液を買い込む…胸元から銀鎖をじゃらりとさせた、ポマードでオールバックの三つ揃えの縦縞スーツを仕立てよく着込んだ店主から豚毛ブラシ等も勧められたが舞い上がって這う這うの体でそそくさと帰ったのがいけなかったのか…布でええやろと甘く見て、今にして思えばあまりに質が悪いから雑巾用に切り刻んだ濃紺の布団カバー(洗濯すれば色落ちしてその他の衣類を真っ青にする、破れやすい、毛玉だらけ、そのくせ吸水性はなくて雑巾としてもあまり役に立たない)を切り刻んだ雑巾でまずは手持ちのクリーナーを擦り付けると一瞬、革の表面がさっと青く染まった瞬間小生の眼球表面が真っ青に血走って…その後どう対処したのかほぼ記憶に無い程内的恐慌状態に陥りつつ茶会用の白いさらしでクリーナーとクリームを塗り着けたり伸ばしたり空拭きしたりを盲滅法にやりまくった結果…十円玉大の仄暗く青いシミが何とはなしに、念願の革靴に沈着しているように見えてしまい…しかし其のシミは、比較的視力がよい小生がさんざん光の角度を検討したら辛うじてごくうっすらと見えなくも無いレベルであるし、何となれば其れは小生のしくじりのせいと云うよりも、元元の革の風合いの一種としての自然な色合いの変化とも思えなくも無く、なぜならば手入れをしようと発起する以前はさほど革の表面を観察していず、靴磨きを思い立ってから、殊更に革の表面を神経質に見るようになって、其の結果、革の表面の微妙な差異までもが過敏に見えるようになった、と云う、観察能力の激変があるのだから、其のシミが小生のしくじりのせいなのか、革本来の元元の色合いなのか、最早区別は付かなくなっていると云う現状は理解するにしても…一度しみついたシミのような疑念は理屈や感覚のゴマカシで払拭しようにも、払拭しようとすればするほど、限りなく薄い其のシミが心の中では無性に焼印されたかのように解決し難く濃く見苦しく感じられて耐え難い思いが募るばかりで…こうした執着は健康に良くない、多少のシミは侘びに適うではないかと思うのも露骨な付け焼刃で隔靴掻痒は否めぬ…因果な事になったものだ…時が解決してくれるのを待つしかないほど…救い難い執着が酸のシミのようにあくどく深く浸透して、心の平穏が蚕食される此の感覚…革靴の魔性、恐るべし…

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