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 ロック史を体系的議論から解き放ちながら、サイケデリアの土着性とハードロックの非継承性を論ずる。主要1000タイトル、20年計画、週1回更新のプログ形式。
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政見の夏バテと警鐘

アスパラの穂先腐りて口内炎カット葱さえ腐るグジュグジュ

ようやっと内閣支持率が三割台まで下がったが政党支持率を見ると公明、共産の微増とは裏腹に民進がごっそり減って無党派が増えている事から誰の目にも受け皿不在即ち受け皿となる新党への渇望が読み取れると云う事で俄然、小池新党の国政進出そして小池総理の現実味が高まった事になるが…と、なると、事態は改善へ向かうと云うよりも劣悪化への胸苦しさに暗雲垂れ込めるのであって…都知事小池は細川や小沢などの野党を渡り歩いたとは言え最終的に自民に落ち着いた其の政治思想は自民の其れであって…「しっかりした国家観をお持ちで」などと自民時代は同志を誉めそやす処や其の他自民時代での言動を思い出すと、国家が主体であって民衆を奴婢と見なす、民主主義者を弾圧する国家主義者である事には間違いない…自民を表向き脱した今でこそ都民ファーストあるいは国民ファーストなどと、民衆を主語即ち主体として民主主義風な言説を述べて幅広い支持を手際よく集客しているように見えるが、心根で燻らせている政治的信条と云うのは簡単に変節するものではない…。自民も小池も、国家主義的共通点を有する同じ穴のムジナの仲であって、今は政治的戦略によって表向き反目しているように見えるが其れは一時的な事に過ぎず、元来、其の政治信条は同根なのだから、折を見て、其れこそ国政進出し小池が政権を掌握した暁には、すぐさま小池は自民と馴れ合い、何だったら連立政権さえも辞さないしたたかさを備えているのだろう(お互い反目の素振りを見せながらも、其の事を互いに阿吽の呼吸で了解している、つまり茶番である)…小池が、情報公開の姿勢を示して民衆への説得力を表現しつつ全体的な合意形成を図るスマートファシズムを具現化せしめる可能性が高い…安部政権初期もそこそこスマートにこなしていたが此の頃になって地金が出たと云うのか、自民伝統の、本質的に料亭政治から抜け切れない隠蔽体質、近親の奸臣を厚遇する側近政治から抜け切れない、反民主主義的国家主義的私利私欲的政治の地金が、株価と為替の数値が良ければ絶対に支持率は下がらないとの、国民を馬鹿にした思い込み、札束を口に突っ込んでおけば物言わないだろうと云う、国民に対する嘲笑的楽観的憶測の傲岸によって野晒になったのが一連の事件であったが…自民はそういう意味で幼稚なファシズムだからいずれは瓦解する希望が持てるが…小池が目指すスマートファシズムは其れこそ情報戦略やプレゼン上手に長けて、自民のようなボロを出さないスマートさで其の本質の国家主義が進行すれば、其れこそ、自民ファシズム以上に突破口の無い、隙の無い、絶望的な全体主義=スマートファシズムの到来が予見され…此処に警鐘を示す次第である。情報公開やら合意形成の巧みさを表層的にプレゼンした絶対的民主的正当性を後ろ盾にした、透明性の果ての結晶の中に人間が雁字搦めに閉じ込められたかのような、あらゆる些細な異物が徹底的にスマートに除菌される、水晶内制度(笙野頼子)=スマートファシズムの到来を、小池の着実な政治的野心からひしひしと感ずるので、警鐘を鳴らす次第…

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