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 ロック史を体系的議論から解き放ちながら、サイケデリアの土着性とハードロックの非継承性を論ずる。主要1000タイトル、20年計画、週1回更新のプログ形式。
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「debile menthol/emile a la campagne(1981?)recdec601」



集団の中に安全に身を浸しながら其の意識なく、標的にした個人を「お前は悪魔だお前は悪魔だ」と罵りながら其の個人の首切り落としたり真裸で片足縛りの逆さ吊りで嬲り殺すという、いざとなったらそう云う事も平気でやる普通の人間たちの方が真正の悪魔であると真正面から剥き出しに描き付けるのが永井豪先生のデビルマンであって、集団心理だから、などといった例の甘ったれた、且つ反省なしに狡猾に保身する心理用語如きで免罪する気ゼロの永井先生だからこそ人間のおぞましさと残虐を、徹底的に救いの無い絶望状況の中で表現できる…デビル・メントールという、国籍不明だがフランス語圏のバンド…得体の知れぬこの2枚組のCD…聴いてみる…欧州の知的上層階級の変態さんの集まりなのかな、と思いきや、変態さんに成りきれるほどの薄汚い迸りは少なくて、ベルリンフィルとかウイーンフィルの、各楽器の首席奏者らが手慰みにロックやフュージョンや前衛ジャズやプログレに色目使いました、風の、超絶技巧の生真面目さを、今少し抜け切れない珍曲において貫く事で醸すおかしみ、は、小茄子茶入を甍の如くきちりと割り継いだ石田光成的創意程度には発生していた…今、聴きたい音楽じゃないな…しかし、今聴きたい音楽を聴いてもその後の、満足する方向性も含めて未来が読めてしまう飽き飽きも予見される中、渋渋聴いたのであった…普通に、ごく有名なクラシック(西洋古典音楽)を聴きたい…メンデルスゾーンとか…すると、1枚目の最後の曲は佳曲、日本人には思いもつかないような意表を衝く筆致の細いコーラスと苦み走った変拍子が新鮮ではあった。ディズニー男子だとかテレビでほざかれている…顔に産毛の生えた10~20代の男どもが4,5人でつるんで女子抜きでディズニーランドではしゃぐらしい…画面のキムタクに匹敵する糞みたいだ…ミッキーのパレードに導かれて本当にガス室送りにならないと其の愚が了解出来ないほどの愚昧なんだろうか…ギロが欲しい。ファゴットも欲しい。楽器演奏自体には興味はないが、最近は、楽器の形態の面白さにそそられて、そうした楽器を鑑賞用に手元に置きたくなる…興が乗った黄昏時に、ヴィブラスラップを鳴らして楽しんでいます…でんぱ組.incは、ある種の限界を超えた処でやっている、アイドル歌謡のハードコアなのだろう…如何なる分野にせよハードコアであれば一目置かざるを得ないし、でんぱ組.incの、稲妻モチーフのTシャツはかっこよい。政局から戦局へとようやく歯車が動き出したへうげもの…其の結末を思うと山田先生の如何なる創意で以てしても断腸の思いは避けられぬがそれはさておき、織部妄魂の北野大茶会、最終回を記念して本当にやらないのだろうか…やるとしたらそろそろメディア発表があってもよい時分だと思うが…数年前に小生が、抹茶と茶筅で揮毫した「織部妄魂」の書を同封して講談社に檄文を送りその趣旨を丁寧に説いたはずだが反応ゼロ…また不発か。もう一回送ろうかな…。近隣のマイルドヤンキーとの諍いも今は小康状態…生まれて死ぬまで激動しかない劇的な人もいたかもしれぬが概ね人生と云うのは不穏を抱えた小康状態なのだろう…理屈はいい、結局、魚介がおいしい居酒屋で思う存分のみたいだけであった…在り来たりだがまずは生ビール中ジョッキ、出し巻卵、牛筋煮込み、焼鳥盛り合わせ、刺身盛り合わせ、冷奴、鳥の唐揚げ、サイコロステーキ、シーザーサラダ、蛍烏賊の沖漬け、枝豆、アスパラベーコン、揚げ餅、カマンベールチーズ揚げ等、無論、想像できないような郷土料理があれば尚良いが…ジョッキ3杯くらいやって時と場所が温もったら日本酒2合…酔いが回り弁論が乗ればハイボールに移り、カリフォルニア巻か穴子の握り寿司でさっぱり締めて…恐らく22:00、長い夜に備えて河岸を変えるべく街に繰り出し…一体何を想像しているのか夏…馬鹿馬鹿しい。女子会ショッピングに出かけた細君の留守をついて、愛用していたコーヒーカップ(アメリカ陶)の罅割れを漆で繕う…沸沸と火山性軽石みたいな気孔のあるざんぐり温かみのある土が覗き、四方八方からドロァッと釉薬が暴れる大ぶりの分厚めカップ…焼きが甘いからか湯を注ぐとピシッと罅割れが生じて水漏れの惨事に…いいんだか悪いんだか分からないが溶岩みたいに傷口を漆で盛り上げて一先ず終了…直に皮膚に漆が接触すると最悪なので注意を要するが、注意の路線を慎重に歩んでいるとある瞬間に捨て鉢になってちゃぶ台返す気質の小生…換気や漆の乾きへの影響を少なくするためエアコンや扇風機なしでやっていたから汗だく、漆の付着した手袋も汗だくなので汗だけでも落としたいから無論洗濯機には入れず洗い場で水で其の手袋をじゃぶじゃぶ手洗いしてぎゅっと絞った後、うっかり、顔もばしゃばしゃ洗ってしまい…手に付着した漆が顔になすられた可能性に後で気づき(漆は水では落ちない)、何となく顔がひりひり痒いように感じ、焦り早速漆芸辞典を紐解くと2,3時間後にかぶれ発症、とあるから恐れていたが運よくかぶれなかった。ひりひりは、顔の水滴をタオルで拭う時にごしごしやり過ぎたためなのだろう…先週、新幹線のドクターイエローを目撃したおかげだと思う。麦茶から、蛙の卵が沈む浅い池の臭いがする…日曜日午後、鑑定団二本立ての週がこのところ毎週続いている…土曜日も含めて、毎週、鑑定団を三本視聴せざるを得ない苛酷…ヤンキー家族が持ち前の繁殖力でヤンキーを増やしまくるヤンキー国家、日本。富と権力の少数集中と貧民の多数化といった資本主義の末路が原因なのか漢籍を読まなくなったのが原因なのか不明だが…民度の低下、草の根の暴力=治安の悪化が他人事でなくなりつつある…汚い巻き舌での恫喝、恐喝、悪口、ガタイに物言わせる威嚇と暴力、姑息なひったくりがそこかしこで剥き出しに身近になりつつある…子猫ってのはちっともかわいくない。大人の猫のほうがはるかにかわいい。それも、顔のほころんだ年寄りの猫ほどかわいいものはない。

francois liegme:batteries
patrice dupasquier:percussion
cedric p. vuille:claviers
yvan g. chkolnix:basses
marie c. schwab:guitares
gilles vincent rieder:violin
jean-maurice rossel:saxs
jean-vincent huguenin:voix

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