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 ロック史を体系的議論から解き放ちながら、サイケデリアの土着性とハードロックの非継承性を論ずる。主要1000タイトル、20年計画、週1回更新のプログ形式。
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「xtc/english settlement(1982)cdvx2223 724385066023」



言葉は心の身体であろうか。ならば心の心は…

いまだ解決できぬ風鈴の騒音障害に存分に苦しめられている。両の蟀谷(コメカミ)で胡桃割りさせられている非情で残酷な拷問を土日だからとて止むことの無い風から仕置きされる拷問はまだ続くのか、音源は半ば特定されつつあるが肉眼での風鈴付設状況の確認が、複雑な起伏のこの界隈特有の事情の雑多な遮蔽物によって、成らず、いかな角度を以てしても音源と思しき家の庭の軒先を覗き見る事あわたず、肉眼で確認できたらその家に風鈴撤去を懇願しにいくというのにそれが出来ない、歯がゆい、糞忌忌しい憎悪ばかりが純粋培養される始末で、リンリンリーンリンリンリーーーーーン鳴りっぱなしで環境の変化への耐性に欠ける自閉症の人の如何ともし難いが妙に規則的な騒乱行動が勃発しそうなのを辛うじて自制するのも限界、どうしてこの界隈は莫迦犬ばかり飼育するのか、おとなしく察しの良い柴犬ならまだしも、西洋狩猟犬由来の、頭部が雀ほどしかなく怯えきった瞳で甲高くキャンキャン喚き立てる長胴短足短毛種やチワワ的な莫迦犬による騒音攻撃にも怒りが切り立って中世の黒死病の死亡率のように尖塔状に切り付けてくる心のざわつきとイラつきが徒に鋭利だ、横腹を蹴飛ばす妄想くらいに。加えて、地域の基幹メガ病院へ救急搬送のサイレンも引き切り無く喧しく、鉋で削られる鰹節のように心身が痩身に苛まれる拷問もある。そういえば大阪のメガ手作り市へ家人に同伴すると古刹の御神木の鉋屑を霊験あらたかな本の栞として売り捌くがめつい商売も散見された。雨上がりの花冷え。積年の歯軋りで顎を痛ませながら深更睡眠中何を苦しんでいたかというと隠れキリシタン所持とされた備前焼、という欲望妄想夢であって、藁巻きの火だすきや自然釉の胡麻が十字架になっている、明らかに人為的な備前焼(江戸時代初期)を勝手に妄想して苦しんでいたのであった。ちなみに十字紋を施した古萩や古唐津は実在するのを図版で見た覚えがある。ジャック・アタリの「ノイズ」という著作を枕頭に架しているがもう今更読む気になれず、斜め読みしたところ、音楽というものの根源にあるノイズという思想を手際よく開陳する達者な論説であるのは分かるが自分としてそれはもう人から教えられずとも己の生で以て内発的に滋養せられていると思われるから。読めないながら万葉集を頑固に読み下していると古今和歌集ぐらいは、いちいち頭の中で現代語訳せずとも歌のままで己に沁みてくる。沁みるといっても、雪と梅、雪と桜の区別がつかぬと執拗にのたまう王朝人の一種気違いじみた暢気だが。

外界からの、特に政治や国際情勢や中韓や司法などの情報を遮断すると幾分冷静に万葉集や旧約やイエーツが読めるようになった成果である。これまでのように無駄にパソコンを開いて怒りの地雷原のような「情報」をつまむ自虐的自堕落を断固として意志的に規制することによってそこそこ、こうした事に成功するのであった。それでも舞い込んでくる諸々の情報を発端とする怒りの暴発を抑制するのに息切れする間もなく無茶苦茶に赤熱する小生、袴田事件にしてもそうだ、真実は当事者でないと結局の処分からぬので何とも言えぬが仮に袴田氏が無実であったとしたら、袴田氏にあってみれば、この度し難い拘留による憎悪が、その憎悪の分だけ心になってしまったならばその心は憎悪の形を支えきれるはずも無いほどの深甚なる憎悪で心は壊れるに値するのであるし、憎悪のあまり全ての人間を殲滅させる核爆弾のボタンを押す権利さえ袴田氏は有する、とまで思える、こんな想像の制御不能な暴動によって小生の生活も粉砕されそうなくらい、巷の情報には怒りの発火点が満ち溢れているから、いちいちそれに翻弄されていると本当に生活と小生の為すべき事が心ごと粉砕されそうで恐怖であるから、なるべく、もう、本当に、情報をシャットダウンするしかないと思っている。あまりに深甚なる袴田氏の拘留状況の残忍48年間に比べて、それを成立させた警察検察司法当局の、あまりに軽~いその場しのぎの保身の軽~い思いつきの積み重ね48年、という、人間の悲惨事にあっては頻繁に見られる情けなくも度し難い対比に耐えられなくて、怒りに吾を失うのが恐ろしいからだ。姑息で軽~い自堕落に時に任せて担当者が変わりまくって責任の所在が曖昧になったのを見計らってなけなしの良心を開陳した司法の指摘の通り、警察による証拠捏造が事実であったならば。

鼻の穴に何かの蛹の抜け殻のような鼻糞をふんふん覗かせながら小生と遭遇した少女を画して一句、

鼻糞や抜け殻出入る少女来た

またXTC。英国植民地。ロックという音楽の植民地性が想起されるが歴史的位置づけによる言説のかっこよさ自慢にほとほと嫌気が差す以前にそうしたことに興味もやる気も皆無であるからして無二の感嘆を鼻紙のようにポイ捨てする。こんなにも憂鬱且つ優雅で軽やかで湿っぽく薄曇りの地を這うゲジゲジの歌がありうるのか、いいや、ある。ここにあった。一応、王道なきロック史「悪趣味の系譜」の一、とすべきである。

道端の空き地に転がっていた、力士の頭ほどの大きさの石英の塊を自宅に持って帰った。今年の夏は朝顔を育てたい。種まきは5月初旬、その前に植木鉢はどうあるべきか、目利き嗜好がおずおずと擡げる。典雅ですっきりした涼しげな染付の植木鉢を所望。発芽~蔓~開花~枯まで日々スケッチし、植物の仕組みを実地に観察する予定。若気の至りでリサイクルショップでお助けしたものの今は疎ましく思っている赤黒い七福神像、年四回の粗大ごみの日に出荷しようとするが躊躇の念が兆して一首、

七福神祟り恐れて捨てられず七福神に呪われしかな

こんな文章も、故あって数か月前に改稿していた。⇒こんな文章
 

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