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 ロック史を体系的議論から解き放ちながら、サイケデリアの土着性とハードロックの非継承性を論ずる。主要1000タイトル、20年計画、週1回更新のプログ形式。
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「耳を澄ませど漆から音は聴こえず」



またしても鑑定団二本立てを続けて視聴せざるを得ず…無茶苦茶眠いが無理して見ている…其れにしても何だ此の美しさは、と、血反吐が出るほど其の瞬間に仰天を余儀なくされたのは、物質というものとの生々しい邂逅を見たからであって…かねてより発注していたど銅粉がようやく到着、さっそく銅継ぎを試してみたのであった…対象は、先週紹介した、岩国は錦帯橋での骨董市でお助けした源内焼緑釉二枚一組皿…見ているだけで頭がおかしくなりそうな、珍品というよりも畸形、としか思えない、考え出したらおぞましいばかりの物品である…真贋は不明、だいたい2枚の皿を、成型段階で明らかに意図的に合体させるという目論見の前衛性が江戸時代後期に有り得たのか、しかし源内先生の事だからそれくらいのぶっ飛んだ所業に討って出ても不思議は無し、たとえ偽物だとしても此の畸形此の創意に悔いはないと思わせる奇跡の品であった…

しかし、よく見ると皿の縁が所所大きく欠け、水で洗いながら擦ると其の断面に塗られた安手の塗料が水溶していくという、どうやら緑色の水彩絵具をちょちょっと塗って欠けを誤魔化すという性根が腐りきった繕いを施されていたのであった。絵具がとれた後に見える胎土はどうも白すぎて偽物である事が濃厚なのには目を閉じるとして…前回、金で其の欠けの断面を繕おうとしたら別件の金継ぎで所有していた全ての金につぎ込んでしまい、此方の源内焼にまで回らなかったのが僥倖でもあったと云えよう。此れだけの断面に金粉を敷こうとしたら結構な御値段となる、其処で、金にこだわる必要も無し、すかさず銅を思ったのであった。無論、経時変化によって程よく酸化して、初期のアカガネ色が、器の緑釉に馴染む緑青色になる事を狙ったのは一介の数寄者としては凡庸ですらあった。朱顔料と朱合漆、そしてテレピン油を練って患部に塗り、一時間ほど生乾きにさせて銅粉を蒔いた其の瞬間といったら…錬金術師の悦びもかくやと驚喜させて余りあるほど…純度99.9%の銅そのものが持つ、あの、銅としか言いようのない確かな金属光沢、あの物質感が刃となって鮮烈に顕現、直接小生の心の臓を貫いたのであった…正直言って、金なんかよりもはるかに此の銅の光沢の方が美しい…金は土そのものの光だが、銅は肉そのものの光と云えようか。野上弥生子「秀吉と利休」で、介錯された利休の首の、盛り上がって白い頸椎の芯を取り囲む肉断面を花の艶か何かに喩えていたように記憶するが利休の頸椎の断面を盛り上がって包む首の肉の断面は赤銅色に輝いていたに違いない。取りあえず銅粉を蒔いただけでまだ半乾きの状態で未完成だから目の効く人からすれば杜撰さが目に付くでしょうが、これから、余分にはみ出た処を削り取ったり金属表面に磨きを掛けたり、と、仕上げの作業は残っている、という事を留意して写真を御覧いただければ幸甚です。ちなみに食品への接触があまり好ましくない銅を用いたのは、欠けた部分が器の縁であり、且つ、此の皿が茶会などの折にせいぜい生菓子を置く菓子器を用途としているためで、縁に口を付ける汁物用ではないからである。

放射線は出ないが赤銅の美しさに潜む毒の光にあてられて…色々あるがそれらについて先鋭的に突っ込んだ事を書く忍耐が今日は衰弱…最早看過できぬ程劣悪化が激しすぎる社会状況…①草の根のファシズムにおける、小生が今後警鐘する予定の、「純正全体主義」としての「新社会主義」、②其の基幹先兵たる、此の国に蔓延る「新家族主義」の、ありとあらゆる機会、ありとあらゆる媒体に付け込んでくる、これでもかとばかりの卑しい、いやらしいプロパガンダ攻勢も具に書きたいが後日に(「絆」とか)…④そうした純正全体主義、新社会主義、新家族主義の底辺では戦前の抑圧移譲の原理が現代に蘇った「虐待社会」が根付いて…(月20万円取る老人ホームでの嘲笑的虐待、コンビニ店員やタクシー運転手への土下座要求や運賃強奪…客と店という経済的階級差に付け込んだ…決して権力を持った「上」には向かない、下へ下へと虐待する人間としての誇りの欠片も無い卑劣が公然たる惨めな民度、底辺での足の引っ張り合い…)、⑤国家、民間があうんの呼吸でプロパガンダする「新家族主義」の底辺の実相では家族間殺人事件が横行する手の付けられなさ、親が子を殺し、子が親を殺し、が絶えない「人間」の勃発…⑥津山での修学の成果も書かないといけない…

辻褄合わせに、漆から音が出れば此のブログの趣旨に合うから耳を澄ませても漆からは音は聴こえなかった、しかし、此れも一つの発見である。戦時中のスローガンの頻発に勝るとも劣らないスローガンだらけの政権安倍…一億総活躍…活躍と云うのは国家に対する忠誠という意味なのは明白…反吐が出る…政権安倍の、国家総動員翼賛報国体制の宣言…上から目線で大衆を慰撫するようにゆっくり噛んで含むが如くに会見する首相安倍…プレゼン担当の議員世耕の指導でしおらしく練習した成果なのだろうが…最近はますます新興宗教の教祖然として薄気味悪さが増している。宮崎の八紘一宇の塔…歴史的経緯を知った中国人団体が問題視…塔の一部になっている、旧皇軍に略奪されたとする石の返還要求…一億円賠償請求という話も出て来て…劣悪化する国家間、国家内情勢がどんどんぐずついて如何ともし難く連鎖緊迫し合いながら、大きな体制からこうした一見些細な事柄にまで波及、現象としては末端のそうした小さな火種からいつ暴発してもおかしくない網の目の連鎖状況…きれいなジャイアン金正恩の肉声…甲高い声なのかと勝手に想像していたが、実際は、喉の閊えた感じの、低いしゃがれ声。小生が警鐘したい「新社会主義」という用語で懸念される誤解を一先ず解消しておくと、此の語は、当然ながら想起される、共産主義や資本主義に挟まれた、双方から修正主義と揶揄される類のいわゆる「社会主義」でもなければ、70年代以降の「新サヨク」とも異なる、とは云っておく。骨太国鉄漫画「カレチ」の池田邦彦氏の新連載「甲組の轍」も面白い…戦前戦中の国鉄をきっちり描く本格派。拍手とコメントくださった方へ、この場を借りて御礼申し上げます。

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仄々斎不吉
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非公開
自己紹介:
 数寄の天下を獲らんがため号するは、仄々斎不吉。

 三千家(裏千家・表千家・武者小路千家)及び諸家茶道流派に例外無き教条点前に豪を煮やす一方、近代数寄者(益田鈍翁、高橋掃庵等)以上に見立ての幅が広がった現代茶会に更なる侘びの新風を吹き込むべく研鑽を積む。

 利休の、無産有産といった階級をも併せ飲む侘びの骨頂に根ざしながら、そうはいってもありがちなブルジョア金満足だけは厳に慎みたい労農茶人。

 草木に臥してなお風雅を愛でる仲間であるために、茶の湯だけでなく、路上観察、テレビ跋渉、音楽及び納豆評論、 30人31脚批判もこなす趣味人にして愛陶家。 猫舌。


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