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 ロック史を体系的議論から解き放ちながら、サイケデリアの土着性とハードロックの非継承性を論ずる。主要1000タイトル、20年計画、週1回更新のプログ形式。
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青空を持て余して…

何の事は無い…もう一週ずれておれば春一番も過ぎて春先の穏やかな御天気に恵まれたのであるが…今更過ぎ去った事に対して恨めしく詮方ない繰り言を並べても今の己を徒に空しくするのみで…先週が今週であれば今頃は成ったはずなのに、とまたぞろ愚痴が沸き出でて…果ては責任問題まで執拗に捏造しかねないのは…昨晩ふと目に付いて未練がましく家に連れて帰った北条ワインなる…鳥取の砂丘産の葡萄酒を痛飲し過ぎた軽い二日酔いのせいもあるのだろう…さわやかな飲み口なれどふくよかな余韻をもたらす良いワイン…だいたい、前回の茶会の折にも運悪くカープ優勝の日とぶつかり、何かと算段を崩された被害者意識が後を引いており…何か小生が茶会をやろうとするたびによくない巡り合せに見舞われるのではないかと云う卑屈な思い込みにかかずらうほど深刻な性分ではないにしてもこう符号が続くと勘ぐりたくもなるがそれはさておき…先週末の山陰豪雪のせいで鳥取での茶の湯がパーになってしまった事を、最早後悔も出来ないほど過ぎ去った事なのに、虚構の妄執にはまり込んでは鬱々している不健康…辿り付けば何とかなると思っていたがたとえ偶然辿り付いていても当地はさながら社会的に公認された災害レベルの大雪だったはずなのでそこで悠然と雪見の野点など仕込み、それが秘密裏に成功すればまだしもしくじって雪中遭難にも陥ろうものならそれ見たことかと手ぐすね引いて共同体からはみ出た異物をリンチしたがってうずうずしている恐慌状態の民衆から袋叩きまで行かないまでも小さな顰蹙が無責任に過剰に重なったネット炎上での吊し上げにも遭いかねず…そうならなかったのは此度の事で以下の真実を顕示した茶の湯の神様(陸羽?)のおかげなのか…結局特急が止まって鳥取には行けなかった此の事実は即ち…鉄道が止まるほどの気象条件では野点は不可能である、と云う、鉄道と茶の湯の線形的対称性なのであった。その結果は致し方ないとして今更鎌首持ち上げた悔いとしては昨日今日のいい感じの御天気で…先週、中止決定後にすぐさま来週末でのセッティングを敏速に決起したならば今頃事は成ってほくほく顔のはずなのに、と云う心にもない仮定であって…しかし先週のあの時点では今週末も雪の予報だったのだから、先週程の大雪は予想できないにしても幾らなんでも万が一同じ轍を踏む愚行を侵すは蛮勇も甚だしく、自分一人ならまだしも他の茶友をも巻き込むのであってみればかような軽挙妄動は許されるはずも無く、此処は一旦仕切り直すのは、全く常識的な判断なのであった…しかし茶において常識的判断などと…臓腑から冷や汗が滴るやましさは否めず…そして今、青天下の個室で一人やり場のない空しさを秘めて恨めしく虚構の妄執を編み込んでいるのであった。こめかみを痛ませながらワインをがぶ飲みしたり、気になっていた高価な書籍を買い込んだりして豪遊しているのは細君が実家に帰った隙を衝いての所業であって…懸案だった書籍の購入のため街に繰り出し、空海の三教指帰と、明治期までの此の国の代表的百科事典であった和漢三才図会の一部(東洋文庫)を入手できたのは手柄であった…ついでにCP対称性について一般向けに紹介してくれる小林博士のブルーバックスと、結構古いアルゴリズム辞典も連れて帰り…本当は最新の数学雑誌を入手したかったがうまく見つけられず…実務でプログラマーを目指す訳ではないのでアルゴリズムの思想的評論を読みたいと思っていたが実際本屋で手に取って選ぶと、あれこれと社会的文脈の中で頭よさげにかっこよく論じたものよりも、具体的なアルゴリズムの事例に直接触れる方が得るものが多いと感じた次第…最近は大学初等の線形代数を漫然とやり直しているが…練習問題を解く能力はとっくに喪失しているが数式や定理の字面を追うだけでも、量子力学やヒルベルト計画~ゲーデルの不完全性定理の概要がおぼろげながらに分かるような気がしてくる…贔屓のカレー屋で定番のチキンカレーを食すひととき…相変わらずのボリュームと、盤石なるルーの堅固な仕上がりに満足…事に乗じてDVDなども借りさえしており…深更、先週亡くなった谷口ジロー氏を偲びつつドラマの孤独のグルメをDVD鑑賞する至福のひととき…ゴロウの舌にかなう誠実な居酒屋での脇役として昼間から酒をたしなむ石倉三郎が刺身を付けていた醤油皿が小生所持の物と同一だったので僥倖驚愕…もう一枚借りた、新海監督の過去の作品、雲のむこう、約束の場所も夜更けまでワイン痛飲しながら鑑賞…高畑監督、宮崎監督、庵野監督らとはまた全く異なった激しい作家性が一貫している稀有なアニメーション監督の誕生を言祝ぎたい…君の名はについてはいくつか云いたいことはあるがそこに目をつぶっても肯定すべき強烈な作家性を発露できているのは確かな事だし、其れは諸手を挙げて言祝ぐに値するものであった…どこか気持ちがやきもきしているのは詰まらぬ町内会の小問題を引きずっているからで…年度で最も重要な総会の出欠表の回覧板を大分以前に回したはずだがまだ戻って来ず、しかも其れより後に回した、通販や健康ウォーク絡みのどうでもよい回覧板は速攻できちんと回覧されて戻って来たのだから、出欠表が戻って来ないのは何らかの異常事態が班内で惹起せられていると考えるのが自然であり、解決のための対応行動を取らなければならない必要性を前にして俄然億劫なのであった…来週末には家一軒ずつ回って回覧板の在り処を突き止めねば会長への提出期限に間に合わない、と云う…めんどくささが

胸中なりやまぬ歌心にまかせて野点未遂を失望連吟…

枯草や砂にうもれて頼茂敷

枯草や雪にうもれて頼茂敷

さだめなき砂にうごかず枯尾花

さだめなき雪にうごかず枯尾花

砂原や波太ふして雪布団

砂浜や雪にうもれて海深し

雪ぬけて青空みたり湖山池

雪の海に茶の湯おぼれじ湖山池

特急で雪につっこむ茶の湯かな

特急で雪についえる茶の湯かな春きたるのち砂に野たてよ

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HN:
仄々斎不吉
性別:
非公開
自己紹介:
 数寄の天下を獲らんがため号するは、仄々斎不吉。

 三千家(裏千家・表千家・武者小路千家)及び諸家茶道流派に例外無き教条点前に豪を煮やす一方、近代数寄者(益田鈍翁、高橋掃庵等)以上に見立ての幅が広がった現代茶会に更なる侘びの新風を吹き込むべく研鑽を積む。

 利休の、無産有産といった階級をも併せ飲む侘びの骨頂に根ざしながら、そうはいってもありがちなブルジョア金満足だけは厳に慎みたい労農茶人。

 草木に臥してなお風雅を愛でる仲間であるために、茶の湯だけでなく、路上観察、テレビ跋渉、音楽及び納豆評論、 30人31脚批判もこなす趣味人にして愛陶家。 猫舌。


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