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 ロック史を体系的議論から解き放ちながら、サイケデリアの土着性とハードロックの非継承性を論ずる。主要1000タイトル、20年計画、週1回更新のプログ形式。
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直接民主制実現のための奴隷制導入の提唱

漠然とした薄明りのような、何の頼りにもならぬ期待に迷妄するようにして、今取り組んでいる事は本当に新しい事なのだろうかと云う当然ながら不断に足元を掬い揚げられる心許なさを誤魔化し誤魔化ししながら、其れでも辛うじて何とはなしに此れは新しい事なのではなかろうかと云う根拠の無い確信がなびく後ろ髪の一本でも拾い上げたような気もしており…、それでもやはり、このまま進めて膨大な時間を無駄に供する事になりやしないかと云う警鐘は鳴りやまず、全く以てどっちつかずの宙ぶらりんを突き進まざるを得ない気分の悪さ、胸糞悪さに耐え続けないと、此の新しき境地は開けないのだろうか、と懊悩しつつ、今は何かしら希望の抜け毛一本拾えた事だけでも感謝すべきなのだろうが…少なくとも、新しきものに近づく栄光のようなものとはかけ離れて、至って惨めなだけなのは確かであるが…其れこそが新しき道のような救い難く奇怪な確信だけは専ら己自身から嘔吐のようにこみ上げては胃酸を飲み下すような苦い感覚に苛まれ…無論、一体何に取り組んでいるのか公表は出来ないとしても…其の一方で、かような根源的胸糞悪さなど端からスマートに忌避したそつの無さで制度内に承認されたやり口を飽きもせず垂れ流しては産業資本から誉めそやされては調子こいている連中が視界に入れば此れもまた誤魔化しようも無い忌忌しさにほぞを噛む思いがする偽らざる己の卑しさに辟易もしつつそんな卑しさにかまっている暇なぞないはずなのに仮に其の卑屈が空しさに転移すれば己への損傷は恢復し難い程だから、気を付けないといけない、どうにもならないけれども…此の空しさの問題の根源は調子こいた連中への妬みや、目先の泡立ちに浮き足立って右往左往するさもしい焦燥すら内発しない、連中のやる事など端から眼中に無い己の性分なのであって…使い勝手の良い焦燥でもあれば其れに乗じて救いようがあるのだろうが…すると、そこへ、無性に足元を切り崩してくる生活の暗雲だけは切実に肉迫し、早晩にも崩壊するのは薄々感付いているのにもう既に渡り掛けた橋が早速崩壊しつつあるのだから前へ前へ渡り切るしかないのだけれども、そこへ、すかさず、脳卒中か何かのような幻惑じみて歪んだ容赦ない現実の鉈がやって来てごっそり削ぎ落として来る具合に真っ白に意識が目眩と共にぐるぐる回って崩壊寸前と云う弱り目に祟り目の…心がずたずたにくじけそうになる…

もうあれこれ御託を並べるつもりはない…現状を素直に受け入れたらば自然と導かれる結論だけを掻い摘んで取り急ぎ提唱しておく事にしたい…政権与党は既に基本的人権と主権在民を否定した憲法草案を公表しているにも関わらず、其の政権与党が衆参で三分の二以上の議席を有している、と云う事は、政権与党に投票した人間たちは基本的人権や主権も必要ない、基本的人権も主権も放棄したと自ら率先して宣言したに等しいのだから、政権与党に投票した人間からは即刻、基本的人権と主権を剥奪すべきである。合わせて、有権者であるにもかかわらず特別な事情も無しに選挙に行かなかった人間は、此れも主権を放棄し、且つ、自らの基本的人権を守る意志を放棄したと自ら率先して宣言したに等しいのだから、選挙で投票しなかった人間からは、即刻、基本的人権と主権を剥奪すべきである。要するに、現政権与党支持者と無投票者は自ら主権と基本的人権を放棄したのだから主権と基本的人権は剥奪され、奴隷階級に落とされるべきである…

小選挙区比例代表並立制による得票数などは一切無視してかなり大雑把に計算してみると…全人口一億二千万人中、有権者がざっくり一億人として、投票率60%だとしたら無投票者が四千万人→奴隷。投票者六千万人中、与党支持者が其の三分の二で四千万人→奴隷。従って、奴隷階級が四千万+四千万=八千万人となる。奴隷という言葉が悪ければ臣民でもよいが、いずれにせよ臣民と云うのは権力が制定した法律に一方的に服従する事を強いられた人間の意味ではあるから実質は変わりがない…この計算で行くと人口の内訳は、市民(主権と基本的人権を自ら欲するが故に有すると当時に行使する者)=二千万、非有権者(基本的人権や主権を有するが行使できない者)=二千万、臣民=八千万、となる。当然ながら教育勅語に今も執心する森友学園と其の支持者は自ら自分らは臣民であると宣言しているから臣民階級となる。

臣民は市民の命令の下にとことん労役に服するとして、労役から解放されて政治と学芸に専念できる市民二千万人で直接民主制は可能だろうか…たとえば一つの議案に対して二千万人の市民がそれぞれ可否を表明し集計する事は現在のビッグデータ的情報技術を使えば可能であろうが、この場合市民同士の、お互いに対してのあらゆる横の組み合わせにおける議論がなされていないので合議とは言えない…そもそも議案を創出するのにビッグデータでは不可能で、何らかの合議による解釈や合意が必要なのだから…二千万人が、仮想でも現実でもよいから形式的にでも一堂に会した議論が何とかできないものだろうか…普通に此れを諦めて代議制を導入すれば簡単だが此れではせっかく奴隷階級を労役に専念させる奴隷制を作った意味がない…民主主義とは直接民主主義の事であり、代議員を選出したら民主主義は奴隷制に転落して成立しないから間接民主主義と云うのは欺瞞に過ぎぬし、たとえば現行の日本の間接民主主義は其の実際は貴族制に過ぎぬ事を既にルソーは理論的に示唆しているから、民主主義は古代の政治政体としてごく少人数の集団にしか適さない事もルソーは明言するが…そこをこう、何とか…統計学とか確率論とか代表値などと云うゴマカシとは隔絶した(確率など、人間の行動にとって何の参考にもならない…やるかやらないかなのだから)、もっと直接的に現実に即した高等数学的手法あるいは全く新しい言語学やら量子生物学的にぶっ飛んだ知見などを用いれば何とかなるのではなかろうかと漠然とした展望を抱きつつ…巧い知恵も無いが此れは方法論上の困難に過ぎず…方法が今現在現実的に困難だからと云って理論が間違っているとは云えない…其の方法上の困難は将来解決される可能性が無い訳ではないのだから…

今はただ…、ムッシュの死を悲しむばかりで…気落ちする…特に今日は踏んだり蹴ったりで…

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