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 ロック史を体系的議論から解き放ちながら、サイケデリアの土着性とハードロックの非継承性を論ずる。主要1000タイトル、20年計画、週1回更新のプログ形式。
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済し崩しの抑鬱…そして、「続き」へ

御徳用の激安玄米茶を購って飲んでみたら中身はほとんど炒った玄米ばかりで茶葉が少ないから焦げた風味の水を飲んでいるようで茶の味はほぼ皆無で物足りない怒りがこみ上げる自業自得に泣くに泣けぬ生活苦に華を添えてくれた…茶が高価だった江戸時代以前の、いわゆる庶民が愛飲していた「焦がし湯」と云うものを図らずも体験できたとしておきたい…すっかり同時代の漫画状況から遠ざかっていたらいつの間にか早速やはり軍事漫画を描かせたら誰の追従も許さないかわぐちかいじがもろ尖閣を舞台にした漫画を連載しており既に4、5巻は好評発売中のようだった…与那国島などの有人島嶼部と尖閣が中国軍に事実上占領され…尖閣を中国に渡すならば島民の拘束を解除すると云う条件を付き付けられている状況で自衛隊が尖閣奪取に挑む、と云う、最早何のぼかしもない、極めて直接的な内容が一流漫画雑誌に連載されているとは…其れは兎も角として…久方ぶりに髪を切って風邪を引きそうな予感…日々、優しい気持ちで過ごしたいものです…理性的な歯止めを掛けないとどんどん腹に刃をぐいぐい突き立てるが如くにイラツキが自滅的に暴発するから…小さい頃は神様がいて…不思議と夢をかなえてくれた…優しい気持ちで目覚めた朝は…大人になっても…優しさに包まれたなら…きっと…目にする…全てのことは…メッセージ…人生への息切れが…傷ついたり傷つけたりの暗黙の苦悩が…抜き差しならぬ人生苦、生活苦を徒に深刻に深めて…穏やかにどっしり構えていないと周りが見えないしいいものは出来ない…たとえそうであっても国事への展望もまた秘密裏に精神に異状を齎すから…外気の明るさやぬけぬけと表裏の無い植生たちのにぎわいの光に慰められる…其れも兎も角として…何をどこまで書いたか忘れたが…言説からすれば明らかにファシストだったトランプが行動において純正ファシストになるか否かは就任式前の現在では不明であるから…切れ切れにエサのように世界に与えられるトランプの私人としての言動が導く憶測が其の憶測としての空疎さも含めて飛び交う中休みの時期なれど…最悪事態として想定される米中露三国による悪の枢軸が現実味を増していると憶測させるニュースは断片的に既に撒き散らされていると見るべきだろう…トランプ政権の人事は資本家と軍人のみで構成されると云う馬鹿馬鹿しい程正直な露骨さも既に現実化しており選挙で選ばれた職業政治家は鳴りをひそめているようだが…既に国務長官は親露の資本家が就任して米露の軸は現実的であり…今の処アメリカと中国は互いを牽制しあう政治的駆け引きが表面化しているようだが状況から見てアメリカと中国が険悪となる事由は何もない…ただし、米中露の枢軸が成るとして、ただ仲がよろしいのであれば世界にとって害はない…しかし、此の枢軸が互いの国益を害さない事を条件に、互いの国益に抵触しないそれぞれの国益に関しては、それぞれの国が帝国主義的に協力的に大いに邁進するのであれば、如何なる国も其の武力や経済力を以ては歯向かえないと云う意味で、悪の枢軸に変容するかどうか、が問題なのである。とりわけアメリカにとってみれば日中で領有権争いをする尖閣などどうでもよいのであるから米中の枢軸が成ればアメリカは日米同盟の範囲から巧みに尖閣を外す可能性は高い…帝国主義的領土拡大欲や保護主義といった、国民国家と資本主義の成り行き重力に待ったをかける精神的支柱ではあった欧州の分裂状況もまた現実味を増している現在であって…其の主力であるフランスとドイツが来年の選挙では右傾化する目算は高く…難民に寛容だったドイツでさえもテロが発生すれば、理性の人メルケルの政権も持つまい…其れとも尋常ならざるドイツ人の理性に賭けるしかないのか…いずれにしても欧州も当てには出来ない状況である事は確かである。要するに、国際情勢を概観すれば、其れが好転に向かう要素はほぼ無いと見てよい。

国内に目を転ずれば…逸早く日米同盟の綻びを封じておいて同盟強化の方向性をきちんと世界に提示しつつロシアとも話だけはできる関係を維持しておくと云う安全保障政策の妙手は評価に値するとは云えどもあの憲法草案が明らかにする国民主権と基本的人権の直接的な破壊とまではいかなくても其れに類する人権蹂躙への麻痺を国民の間に恒常化させる方向性だけは確かである。現政権は…国民のために同一労働同一賃金に積極的に取り組んでいる姿勢を効果的にアピールしているように見えるが…日曜日の朝6時のニュースで一回だけちょろっと報道された事によれば…そもそも同一労働かどうかに法的な基準はなく、同一労働かどうかを証明しないといけないのは会社側ではなく労働者側にある事を条件としており…従って会社側が同一労働ではないと認定すれば、正社員と非正社員が実際には同一労働をしていても、同一賃金にはならないと云う、人を馬鹿にした、徹底的に資本側の論理に立った骨抜きの法案なのである…こんな糞みたいな法案で労働者の事も大事にしてる感を出そうとする、巧みに情報操作されたが故にうまく行っている欺瞞、此れが自民党である。そして、此の方向性に対して、前述の国際状況の帝国主義化、武力と金が物を云う、あるいは人を黙らせる人権蹂躙の常識化がますます正当性を与えて、拍車をかけるだろう…すなわち人間にとっては…国外の領土的野心を実行に移す外国勢力と、国内の人権蹂躙を目的とした治安当局の、二つの敵との戦いを強いられる、と云う事である…一体、そんな事が出来るのか…誰しも臆する処だろう…しかし歴史を振り返ってみれば実例が無いわけではない…フランス革命とロシア革命である…革命勢力は、国内の治安部隊と国外からの干渉勢力の二正面作戦を強いられ、そして、どうにかこうにか国内国外二つの強大な敵を退けて、革命を成し遂げた事をまずは思い出してもよいだろう…無論、現在とは何もかも状況は違うから参考にもならぬとしても…しかし、革命ともなれば想像を絶する犠牲も覚悟せねばなるまい…人権蹂躙する現政権は国民の敵と措定した上で此れの無力化乃至徹底殲滅を目的としつつ、こうした国内の混乱に乗ずる対外勢力の武力攻勢も退けないといけないのだから…革命は真っ先の選択肢とするべきではない。しかし、たとえそうであっても、革命以外の選択肢を創意するためにも、此処で改めて革命の歴史を実際的観点からつぶさに学ぶ必要性は、認めなければならないだろう…その辺を跋扈するスマートな思いつきに過ぎぬソーシャルイノベーションだのIOTだのにまかせても結局は修正主義的に体制にスマートに順応する術を学ぶだけで状況は変わるまい…まずは過去の革命史が物語る手練手管を其の真偽すべてに遊びながら己の人生として全的に身に付けなければ此の時局此の難局を乗り切れないだろう…今現在起こっている此の劣悪状況は、過去にも起こっている古臭い昔の出来事と性質はほぼ同じである。違うのは、境界条件としての科学技術である(核、ネット等々…)。状況の主体である人間は昔も今も変わらないどころか今の方が劣悪化しているかもしれない…どういう意味で劣悪化しているのかと云うと…今の人間は過去を己の問題として全的に学ばない、細切れの情報をさらうだけで知ったかぶりする浅薄さと、過去や他者からの影響を恐れて学ぶ事を無意識に拒む臆病、まだ実際の報復まではしない既成の制度さえも反射的に無意識に恐れて、それに背を向けるのを恐れる臆病において、である。従って対応策としてはまずは古臭い革命と云う手法があると思い出すだけでも、何の案も無いよりかは、救いにはなる…そして小生は今更ながらトロツキーを読み始めた…(続く)

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