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 ロック史を体系的議論から解き放ちながら、サイケデリアの土着性とハードロックの非継承性を論ずる。主要1000タイトル、20年計画、週1回更新のプログ形式。
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続かず…

先週の続きを書かねばならぬと心に閊えてはいても…日曜日と云えども一日経つと存外疲労が溜まっていて…周期的に顕在化する抜き差しならぬ人生問題も最早洒落にもならず容赦なく逼迫するに及んでは…心身がげっそりした削ぎ落としに遭って寝込みたくなるのも已む無く…先週の「結果と考察、今後の予定」における②トランプ云々を書く気概が今宵だけは、今宵だけは衰弱…そうこうするうちに啓蒙思想の牙城だった欧州も雪崩をうって右傾化する…移民難民問題に対する対応としては安易な非難は出来ない事情は酌量するにしても…三島由紀夫の「金閣寺」を読み始める…完全無欠の、此れ以上あり得ない完璧な小説である…些かたりとも「不完全なもの」に依存し、媚びる甘えは毅然として許さない常軌を逸した精神の屹立…此れに匹敵するのは漱石の「こころ」くらいだろうか…此れは確かに日本の保守思想の最高水準レベルを屹立させてはいるが、恐らく最早誰も追い付いてこれないもので…そこらに跳梁跋扈する一般的な保守思想や低俗保守思想などは、三島のレベルからしたら足元にも及ばない、およそ人間離れした、あまりに固有の、別格な精神である…其の内実を此処に試論する野暮は遠慮するが…冒頭、将来金閣寺を焼く吃音の学僧が、京都の舞鶴出身であると云うのは、作者三島からしたら云うまでもない事だが、明らかに意図した重大なる設定なのだろうと云う事は今読めばよく理解される…つまり、此の国の宿命であった二重性である…京都と云う、日本の伝統の都からして既に、京都市と云う伝統の牙城と、明治以来の軍港としての舞鶴と云う軍国の象徴の二つの中心を内包しており…伝統と軍国の二つの中心を備えていると云う意味で京都は日本の縮図、小日本である…此の学僧は当然のように、舞鶴港から讃仰する朝日の中に金閣寺を幻視する…将軍と天皇、東京と京都、陸軍と海軍、大臣と参謀、此の国の無責任体制の元凶…近代以前の伝統と近代以後の軍国を美意識で結合したのは三島の発明でもなく戦時中の通俗日本ロマン派(保田與十郎に関しては別稿を要する)を嚆矢とするが…通俗日本ロマン派の場合は、伝統と軍国を、恣意的に保護された歴史観を大衆迎合的にこき混ぜた曖昧な美意識如きで結びつけるが、…三島の場合は伝統と軍国を、此の国の歴史と文化の本質に十分通暁した強靭な論理を骨組みとした、何者にも保護されない、肉体を虚無と死の風に晒して怯まぬどころか其の素肌から色気すらも醸すように異状に独立した人間の意志で以て結合したから、現代人にとっては無理解な畏怖と無視こそすれども誰も付いていけないのであろう…いまいち膂力が発揮できない今宵の状況で此れ以上三島の思想に立ち入るのは止めておくが…夢想するのは…NHK「日本のジレンマ」で…社会に関する「すべりのよい言葉」(「金閣寺」)を吹聴して憚らぬU-35(35歳以下)の連中に対して、暁までに新妻との営みを恬然と済ませた三島的陸軍士官の亡霊がすらりと軍刀を抜いて無言のまま真っ向から斬りかかる壮挙を布団の中で夢想しては北叟笑む日曜日の午睡の堕落…もう…朝鮮半島で鳥インフルエンザが出ると必ず日本でも鳥インフルエンザが発症して、鳥たちのホロコースト(大量虐殺)となるから…この事を思うだに辛くて辛くて仕方がない…ホロコースト以外に手立ては本当に無いのか…予め鶏に予防ワクチンを打つとか…

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HN:
仄々斎不吉
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非公開
自己紹介:
 数寄の天下を獲らんがため号するは、仄々斎不吉。

 三千家(裏千家・表千家・武者小路千家)及び諸家茶道流派に例外無き教条点前に豪を煮やす一方、近代数寄者(益田鈍翁、高橋掃庵等)以上に見立ての幅が広がった現代茶会に更なる侘びの新風を吹き込むべく研鑽を積む。

 利休の、無産有産といった階級をも併せ飲む侘びの骨頂に根ざしながら、そうはいってもありがちなブルジョア金満足だけは厳に慎みたい労農茶人。

 草木に臥してなお風雅を愛でる仲間であるために、茶の湯だけでなく、路上観察、テレビ跋渉、音楽及び納豆評論、 30人31脚批判もこなす趣味人にして愛陶家。 猫舌。


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