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 ロック史を体系的議論から解き放ちながら、サイケデリアの土着性とハードロックの非継承性を論ずる。主要1000タイトル、20年計画、週1回更新のプログ形式。
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毛羽立つ日々…

以前、宇多田の少年性について論じたが、宇多田自らがノンバイナリー(非二元論)である事を公に吐露しており、さもありなんと納得するが…写経もたしなむらしい宇多田であれば、仏教に不二と云う概念がある事を知っているだろうに、とお伝えしたい…トランスジェンダーとか中性とか云うのも、男女の性別を前提としているから、男や女で規定できない性別であるならば当然ノンバイナリーや不二が的確なのだろう…ただ、できれば二元論の否定形ではなく、積極的な肯定形で表現したいものだ…そもそも性別は身体的特徴にのみ言明すべきで、意識に性別などあるはずない…
酒に関しては元来保守的で、飲酒歴20年以上であるが、ビール、日本酒、ワイン、ウイスキー以外は手を出さなかった小生であるが…蒸し暑さに誘われて何とはなしにレモンサワーの350ml缶に手を出すと云う変化があり、しかし実は此の兆候は去年の夏から始まっており…暑くなってスカッとしとうなったある日、オレンジ果汁とウオッカと炭酸を自ら混ぜて飲料に供すると云う変化もあったのであった…此の自作飲料はウオッカのアルコール感がなぜか消滅して、知らなければ幾らでも飲めてしまう事からカクテル系の潜在的危険性に思いを致したが…いずれにせよ物にこだわれなくなっている老い、ガツンと力のある酒を体が何となく避けようとしている老いを一層感じざるを得なかった。
以前にも増して聴覚過敏が激しくなり…何故かエンジンをかけたまま一時間近く停車し続ける不届き者が発する果てしないエンジン音や、ポンコツ室外機の振動がコンクリートを伝わって一際耳障りに響いて心を痛める際限ない雑音、走行中の車のドアのプラスチックが板金に微細に当たり続ける事による、耳元だから地味に神経をイラつかせるカタカタ異音に精神のイラつきが最高潮に達して落ち着きを失い…近所のスーパーの駐車場の街灯柱に車の後部をぶつける、と云う自損事故も起こしてしまい…聴覚過敏のきっかけは宇多田のアルバムを聴きこんだせいだろう…宇多田の声の細やかに変転する深まり、かすれ、伸び、つやなどを、達人の書の潤渇などを鑑賞するように精密に聴き込んでいる内に…音楽以外の雑音が耳障りになる排他性に意識が追い込まれたのであった…其れを改善するために、ビートがやかまし気味のキンクスやザッパを聴けば多少は車内の異音は気にならなくなり、雑音をも清濁併せ呑むロックの真髄を感得するも…過敏そのものは未だ落ち着かず小生を苦しめており…しかし、自分の車の後部のパーツが5mmほどずれると云う損害はあったものの、ライトの柱自体は、元々あった傷なのか、自分のせいの傷なのかあちこち傷だらけだから不明で、自分がぶつけたせいだろうと思われる凹みなどの明らかな損害は見当たらなかった…此処で人間性が問われておるなと感じるが、其のまま何食わぬ顔で去っても問題にはならないだろうが…しかし…こういう駐車場はどこかに監視カメラが潜んでいるものだし、事件の顕在化に怯えながら暮らすのは更に神経を痛めつける、と打算し、諦めて、正直に、店員さんにその旨を伝え、店長を呼んでもらい、被害状況を一緒に確認してもらう事に…結果、店側の損害はないと云う事で一件落着したが…逃げてしまう選択肢もあった世界の恐ろしさを改めて恐ろしく思いつつ…珍しく社会的に正しい振る舞いをした自分に安堵したのであった…因みに車の後部のズレは、親指でフンッと押すと元に戻り、此れも一件落着。運転は平常心が大事。

次回は7月25日です。

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