ロック史を体系的議論から解き放ちながら、サイケデリアの土着性とハードロックの非継承性を論ずる。主要1000タイトル、20年計画、週1回更新のプログ形式。
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天然の悪意に遭遇する
朝、道の左側を考えながら歩いていると真正面から、身長180cm以上の大肉大背の巨躯で、銀行員時代の脂の乗りきった小椋佳のような風貌で黒いスーツを着た50代くらいの会社員風の男が、道の左を歩くなボケ消えろ邪魔だクソが、と云った暴言をすれ違いざまに大声で吐き散らし浴びせられ…罵倒されて気付いたからどんな顔の人物かは不明…其の時は自分が云われたのかどうかよく分からないほど、事態を吞み込めていなかったが…日本だと左側通行が普通だから、何故左側を歩いていると罵倒されるのか、全く意味不明でもありつつ胸糞悪い経験であったが…其れから数週間後、いつも通り思索しながら左側を歩いていると、罵倒されるまで気づかずに唐突に真正面から(つまり男にとっては男にとっての正義である右側通行を遵守)再度大柄な会社員風男と遭遇してすれ違いざま罵倒されるという事件が起こり、此の時はさすがに自分が標的にされて云われている事が分かり…むかっ腹此の上ななく、次遭遇した時どうしてくれようか考えざるを得なかった。真意を問いただすにしても、普通ではない暴言野郎が相手なので、一戦交える覚悟が要る…失うものは何もないし、一戦やむなしでやるか、と思ったものの、失うものは何もないかと云うとそうでもなく、攻撃力が極めて微力の非力な文弱の自分であるから、あの体格から暴行されたら再起不能となる可能性が高い…其れでなくても最近は普通に生活しているだけでも身体の不調が回復する事なく其のまま痛みを積み重ねるような衰弱と老いの日々なので…くだらない狂犬のために一生寝たきりになるのは本意ではないので君子危うきに近寄らずで、保身のため、朝の通行ルートを変える事にする…其のようにして逃げの一手を取ると、途端に臆病風に襲われ、朝だと頻繁に遭遇する黒いスーツを着た男とすれ違う度にすわ暴力男かと身構えるような、恐怖と圧制の日々が始まる…あの時間にあの道を通れないというささやかな不自由が、自分の全ての自由を奪うかのような圧制感…こうやって無理が通れば道理が引っ込むのか…と、天然の悪意との遭遇に忸怩たる思いが募る。愚劣で無益どころか有害で卑しい所業を解消するためには、卑しい所業によって自分の生涯が台無しにされる可能性があるから、卑しい所業に自分の大切な生涯を賭けなければならないが其れは耐え難い、という此の困難な問題に対して、自分はまだ答えを見出していない。
次回は1月8日です。今年の最終回、ろくでもない話であったが、よいお年を~。
次回は1月8日です。今年の最終回、ろくでもない話であったが、よいお年を~。
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