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 ロック史を体系的議論から解き放ちながら、サイケデリアの土着性とハードロックの非継承性を論ずる。主要1000タイトル、20年計画、週1回更新のプログ形式。
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大商談会を終えて…

疲労困憊で…先週もそうだったが、昨日、今日と続いたディーラーとのえげつない打ち合わせはそれぞれ2時間超、1時間超であったにも関わらず、終えて帰宅するとどっと疲れが出て其の後半日以上は布団に逼塞する始末…総じて其の疲労は…お金持ちからすれば洟取り紙程度の金額なのだろうが庶民の一般生活からすれば非日常的な大金である事には変わりない金額を動かした事による心臓のバクドキ感のみならず…そして、具体的なやり取りの中で試される機転を非日常的に感度よく発揮したがゆえの精神的な疲労のみならず…それらよりも何かこう…ひとたび其れに人間が迂闊にも巻き込まれたら絶対に自力では抜け出せずに、其の大がかりで圧倒的な駆動力によって其のシステムに巻き込んで来る巨大な回転機械に巻き込まれてしまったような、そうした巨大なシステム=資本主義経済の冷厳なまでのシステム感と、其れを前にした自分のあまりのちっぽけさと云う無力の構図に有無をいわさず蹂躙され熨斗烏賊のようにされた抜け殻の自分の残滓のような無力感に遭遇した事が影響として大きく…チャップリンのような戯画化の余地さえも残さぬくらい、此方の人間側の事情など全く意に介さない巨大システムの構成要素になっている自称人間たちがますます当該システムの増強に努めながら際限なくガツガツやってる様に対しての為す術の無さが無限大に大きい圧倒であり…其れは兎も角としても、結果としては、品物と価格のバランスにおいて自分の満足の行く買い物が出来たから問題は無いはずなのだが、其れでも、以前として件のシステム感に対する茫然自失感の余波は冷めやらず、布団の中に一日中逼塞していても此のバクドキ感は収まらず頭の中は蛍光灯で白昼のように楽観的な睡眠はままならないけれども…結果は悪くは無かった。まず先週、あと一、二か月中に生産中止になるから生産台数がかなり絞られているらしい不遇に見舞われているが小生の意に適う車を仮予約した訳だが…昨日は更なる仕様と支払方法の詳細を詰めつつ値切り交渉を進めると云う、商談の山場を迎えたのであった。此処で商談冒頭、自分の功を自讃したいところだが…そもそも先週の時点では、元元台数が無く、且つ安価でシンプルなモデルは既に生産中止だから、其の一つ上のクラスの(上、と云うのは価格であって、あるいはメーカーや世間が勝手に云ってる事で、自分の内心としては、余計な物がついているから寧ろ値段が高いくせに技術の本義を踏み外した、性能の劣る劣等品と見なしている)、ギッタギタに余計な物が付いたモデルを仕方なく仮予約していたのだが…詳しい話に入る前に、もう一度、シンプルなモデルのものは本当に無いのか再確認する事を要請したのであった。前回はいきなりタブレットで、細かい数字がならんだ細かい表を見せられて、お求めのものはありませんね、的な結論に至った訳だが…細かすぎてよう分からんかったから、後悔が残らないよう再確認しようと事前に心に期していたのであった。そして、案の定、担当者と一緒に具に表を見ていくと…「ほらっ、有るじゃんか」(てめえっ、いい加減にしろよっ)と思わず声が出たのは大人げなかったが、当初から求めていたシンプルで安いモデルの特別仕様車なる訳アリ物が一台残存していたのである。此れだと、仮予約した車より10万値段が下がる上、下らん機能やオプションはついていないから断然こっちだろ、と云う事で、こっちで話を進める。私が再確認を要請しなければ、其のままバカ高く不本意な物を掴まされる処だった。全く油断も隙も無い事を痛感すると同時に、自分の功績に卑小なる優越感を覚える…とは云え、仮予約品とシンプル品ではデザインなどが違うから細君が仮予約品に固執する一悶着はあったものの仕様に対する勘違いもあって結局シンプル品に絞る事に落ち着き、更なる価格交渉に集中出来た…11月の営業成績やら支払方法、キャンペーン、今乗ってる車の下取り価格や内装をウッド調にするオプションや切りのいい数字、を複雑に絡めながら価格を提示してもらい…其処までの過程で一旦放心した小生が妥結しそうになった。事前の細君との打ち合わせでは、値切り交渉のタマがなくなった時点で、更なる値切り要求をする事になっていたが、自分は其の事を交渉過程ですっかり失念していたのであった。と、其の時、細君が、もう一声、勉強できないか発案した。其のおかげで、駄目押しの値切りが可能となった功績にはとても助かる思いがしたのであった。其の結果、納得のいくデザイン、性能、価格の車を無事予約できたのであった。
今日は契約のハンコを押しまくり…支払方法の詳細の説明を受け、腑に落ちない処はあったものの、納車までの具体的な日程感を定める事は出来…其れは其れで、心の髄から疲労する感は否めず、帰ってから殆ど布団で過ごした。何か良く無い事が起こるのではないか、と云う小心の不安に苛まれつつ…しかし、新車が人生にやってくるワクワク感は少しずつだが自分らの人生に滲み始めているのだろう…其れでも、いまだに、心臓のバクドキ感、動悸が止まぬ…

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