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「manfred mann/the best of the EMI years manfred mann(1964~)tocp-3246」小沢
大意の変更が求められるほどでもないけれども、瑣末なことに関して下線部追記訂正しました。(3/6)
いつものことながら、深甚にクサクサしている…。世の中にはもっと苦しい生活している人がいるに違いない、などと本当に下劣なことを思いつつ慰撫されもせず気持ちが晴れぬ。季節の変わり目はいつも心が塞ぎ込んだりするが、しかし、季節の変わり目でない時期などあるのだろうか、季節はいつだって移っておる…しかるにや小生の鬱屈は無常にして常日の態といえよう…。家族と話しながら突飛にハッと心発作(こころほっさ)に苛まれ心も心臓も動悸する…得体が知れぬゆえだとは分かっていても得体の知れぬ恐れが鋭く突き破ってくる。ニーチェだけ読めばよいのではなかろうかと、思い至る。自分が考えていたことの殆どが、再読中のニーチェの書に書かれてあることを、今更ながら気付く…。かつて読んだ事があるのだから当然といえばその通りなのだが、今となっては、彼の言葉の端々までが、体中の細胞壁を滞りなく突き抜けるように、徹底的に分かってくる。間接的には何がどう作用するのか予想しようもないが直接的には人の命に関わるわけではなく、極めて限定された条件関係内での出来事に拘泥していても残された人生の時間が無駄だと分かっていても中途半端な社会性ゆえに心中クサクサしている。極めて限定された状況を生きるのが生活でもある、などと、心底下らぬことを惰性で徒然する惨めだ。会社というのは案外しばしば人が死ぬところである…社員の家族の訃報連絡は週に1、2件は飛び交うし、なんとなれば、つい先週の金曜日まではいつもどおり机に居た人が、月曜日になると亡くなっていた。クモ膜下出血、脳梗塞、脳卒中、心筋梗塞…自分の食生活を省みれば決して他人事ではないとビクビクしている。酒のやりすぎによるビタミン不足のせいなのか口内炎&舌炎に一ヶ月ほど苦しめられ、食事中の痛みを麻痺させるために酒で口内を麻痺させると称してまた酒を呑むから直りが遅いのだろうかと思って蜜柑摂取&ビタミン剤服用するが酒は決して止めないので痛みは悪化、ビタミン剤服用しだしてからはいたずらに蛍光黄色の濃い尿が迸るのみ…この濃い尿色…九谷焼の黄を思わせ、ああ、九谷の黄と緑という配色は、実にサイケデリックであるな…九谷の青手は、サイケデリックにささくれ立った小生の心情に添うてくるものよ…などと余談止み難く。下顎の前歯を支える歯肉炎もずうっと、こらえ難く痛む。軽い中毒なのか、昼、一人になる機会があるごとにマクドナルドに通ってしまう…いつも、フライドポテトをLサイズにきちりと指定してしまう。するめを酒と共に味わうように奥歯でかみ締めながら芋に滲み込んだ油の旨味を執拗に味わう。そしてその晩、憂さ晴らしにポテトチップスを暴食、必ずや2週間後に口内炎になる。(小生は、ポテトチップスを食べると2週間後に必ず口内炎になる)既に高脂血症と診断されている小生、こんな生活習慣続けていたら必ず生活習慣病になってしまうことを恐れ、何となく体によさそうなもずくの酢物にしがみ付く…もずくに頼る自分…音楽を聴く…こんなにも頼り無いものにしか頼れないしこんなにも頼りないものにしか頼ろうとは思わない。そして、充実せぬ人生ゆえにこそ、いたずらに長生きしたいと浅ましく思う…出来るだけだらだらと生きながらえたいと切望するから健康にも気遣いつつ、気遣うのみで具体的にはほぼ、せぬ。何もせぬ、の何も、もないほど、せぬ。ああ、歯茎がシムシムと痛む…。歯茎をガバッと剥ぎ取って氷水に漬けて十分冷やした後、元の場所に装着したい。日の本の腐った健康恥部番組、会社の星とデジスタティーンズを連続視聴憎悪憤怒高揚後、チャンネルをすぐさま日の本の至宝、タモリ倶楽部、今宵はヒレ酒に合うヒレ選手権…しんみりと楽しすぎる…過去の、魚の皮選手権も、実に旨そうで面白かった。この、屑番組と至宝番組との落差は何なのだろう。
マンフレッド・マン。英国。白人たちのダンパやブロムなんかで盛り上がる程度のR&B楽曲ばかりかと思いきや、抑制があるからこそノリがいい、気忙しい荒みも繰り出す往時の気骨は確かである。否、英国のR&B受容は、米国のティーンズのダンスパーティ音楽などといった生ぬるいものではなく、地下のカフェやパブにおける先鋭的なものであったことが、その後のロックという音楽の方向付けを決定的にしたのだろう。その事は、このバンドの、一聴して他愛無い穏やかな陽気の最中で奏でられる不穏なリズムにも聴き取れる。独自の底辺を、黒人音楽に対する卒の無い解釈という本通りで生き抜いている。誰もが、スパイダースもモップスもゴールデンカップスもがカヴァーした、そのバンドの試金石たるガット マイ モジョ ワーキングも全力で演奏している。モジョって何なのだろう。テレヴィを無音で流していると、地元のバンドの紹介番組が始まった…少し音を聴くと、やっぱり、生ぬるいガールズバンドの音に辟易…本当いうと、最近は、最近でもなく昔からでもあるが、13フロアーエレベーターしか聴いていない。笑いというのは結局肯定されており肯定はまた肯定されている承認の犬に過ぎぬから小生は笑いやユーモアに対してもルサンチマンに対するのと同様に批判的であるが、かような、坂口安吾が云う物語のふるさとという意味でのサイケデリアのふるさと(安住を許さぬ…)を地獄車で延延と下りながら吠え演奏する彼らのかような音を聴くと、救いのない笑いだってあるんだ、と痛烈に気づかされる。
マンフレッド・マン:ピアノ?
マイク・ハッグ:ドラム
ポール・ジョーンズ:ヴォーカル、ハーモニカ
マイク・ヴィッカーズ:サックス、ギター
イアン・フェンビー:トランペット
トニー・ロバーツ:テナー
ドン・フェイ:バリトン
デイヴ・リッチモンド:ストリングベース
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