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 ロック史を体系的議論から解き放ちながら、サイケデリアの土着性とハードロックの非継承性を論ずる。主要1000タイトル、20年計画、週1回更新のプログ形式。
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「/」自粛桜

 駄句一つ。

 去りし後もブランコ揺れる桜待ち

 お笑い芸人がラーメン屋のバイトする番組の中で芸人さんが店員にヒステリックに言われていた事に対する自分なりの返答を、無闇に突出する怒りに任せてふつふつと考えていた事どもの一説。ハーマン・メルヴィルの、代書屋バートルビ風。

 店員「分からない事があれば私に確認してくださいっ!。自分で勝手に判断して行動しないでくださいっ!。」
 小生「あなたとなるべく関わりたくないからあなたへの確認を拒否します。分からないことがあればあなたに確認しません。自分で勝手に判断して行動します。責任は取りません。でもここに居ます。」

 今日は上田宗箇流の茶会に出席…心の腰が砕けるほどの激しい体験は無かったが、これもまた近々に茶会記に詳細を述べたいと思う。備忘のため記載すると、小生が最も興をそそられたのは、上田流が独自に用いている茶筅であった。通常、細い鯨の髭の如き箇所が、上田流では、熊手かと見まごうばかりに太く少ない粗さ荒さなのであった。この創意は小生も見習いたいと思う。

 このほどは数寄の方面ばかりに気が散っており、天変の地異に端を発しての雑々の社会物事などが目につくにつけ思うところ種々あれど、何とはなしに小生にとっては気が向かぬ…目くじら立てての指摘ごっこに左見右見するせせこましい気持ちにはもううんざりだ…変わって、数寄にまつわる創意に関しては泉のようにさらさらととめどなく溢れ流れ去る心境…よってロック史についても今宵は休筆します。
 あらたな茶事装束としての新作牡蠣殻ループタイが、技術の未熟ゆえに装着中に壊れてしまった落胆が思いの外大きいのかもしれない。きっちり改善してやる。磁石に吸い付いた砂鉄をもっさり毛羽立たせたループタイを創意した以上は、これもまた出来るだけ早く実作するだろう…かような創意と物欲がどこまでも低調ながらも百足(ムカデ)のごとく無思慮に遂行していく自分の有り様は百足のように最早止まりそうにない。茶会の構想も、いつもいくつも妄想している。道具はある。会の組み立ても出来ている。いないのは客のみ、という致命的な茶人生命である。

 細君が選挙がらみで休みが取れないこともあって、来週は、小生ひとり、海が見える桜の木の根元で、先走る惜春を相手に静かに酒を酌み交わそうと思う。
 

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