ロック史を体系的議論から解き放ちながら、サイケデリアの土着性とハードロックの非継承性を論ずる。主要1000タイトル、20年計画、週1回更新のプログ形式。
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「bo diddley his best (1955~1962)mvce-22024」 2009年1月31日 赤口 玄風
先週の、モーニング誌掲載の山田先生の「へうげもの」、あまりの驚愕の、しかし納得のいく抜き差しならぬ展開に、眼球が波打ったような目眩を覚えました。その事を思ってその後の展開が気になってその日は仕事に身が入らず。そしてそれはいつものことでもある。「ひまわり!健一レジェンド」の、関先生と副部長との関係にも目が離せない。
木曜日の夜にあるドラマ「ありふれた奇跡」も見ています。仲間由紀江は映画はともかく、ドラマには恵まれぬ女優ではあった。ゴクセンなど下らないのに紅白歌合戦などでもコントをやらされて気の毒であった。かつて月9ドラマに採用されたこともあり、ストリート書道の謎めいた在日朝鮮人との恋、という設定は良かったが、なぜか当時流行っていた韓国ドラマの影響を次第に濃くしていき、朝鮮に渡ってストリート書道家のルーツ探しとなって血族物語へと嵌まっていくにつけ、退屈なものとなった。その後大河ドラマなどの時代劇に万進する日々、現代ドラマから遠ざかった観のあったところへ、民放現代ドラマへの出演なので期待高まった。彼女の声質にはぬめりがあるので、凛とした声が映える時代劇には少しく向かないかも知れないが、現代劇では魅力になる可能性がある。よって現代の生活の中にいる仲間由紀江が重要である。生活の中で恋をする、最近魅力の厚みを増した仲間由紀江(紅白歌合戦の司会で、魅力の厚みの増しようを隠しようもなかった)が生活している奇跡をじっくり描けているし、お相手の草のような俳優男性も好感である。ただ、この草のような男性にアイリッシュダンスの趣味がある、という展開を見せ、小生、危惧しております。仲間由紀江と草のような俳優は、仕事も趣味も捨てて、ひたすら付かず離れずの恋をすればよいところへ、アイリッシュダンスへの傾倒など余計であると言いたい。
ボ。ブルースの老舗レーベル、チェスレコードからのベスト版である。今宵は元気をなくしたのでさほど語らぬし巷間で言われている以上の事も今宵は言えそうも無いが、ブルースとリズム&ブルースとの数少ない境界例、始祖鳥としてあまりに重要である。ボが容赦なく繰り出す、地を這う土俗のジャングルビートとシャウトに、物忌みして潰れる夜更けです。潰れるといえば先週の金曜日は夜11時台に、何とタモリ倶楽部スペシャルがあり、普段なら酔いつぶれて見る事が出来ない極上の番組を、まだ鮮明な意識でしっかり視聴できた幸運に感謝。過去の番組のダイジェストであるが、往年のタモリの飛ばしぶりに、目頭が熱くなり申した。タモリ倶楽部の、これまで放送した全番組を収録したDVDボックスセットがあったら是非購入したい。
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