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 ロック史を体系的議論から解き放ちながら、サイケデリアの土着性とハードロックの非継承性を論ずる。主要1000タイトル、20年計画、週1回更新のプログ形式。
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「/()」大寒

 歌を一つ。

 よく冷めたおこわ弁当食らいつつたまきはるかな栄の精神

 もう一つ、厠の秘め事にて夫婦善哉を詠める。

 自由なる妻の経血こびりつきほとばしる吾が尿もてもうるみたまわず

 今宵の東京かわいいTVは面白かった…千家十職ならぬ、ガガ十職といったところか…小生も今、コートをリメイクしている…羽目を外そうと思えばいくらでもできるが、どうしたものか、悩んでいる…絵画は視覚、音楽は聴覚、そして、ブルーノ・タウト曰く、建築は釣り合い、だそうであるが、なればファッションは、似合うか否か、ということがあるのだろう…左様であればこそ、ぶっ飛んだものなど作ろうと思えば作れるが、それが他ならぬむさい小生に似合うかどうかというと、自信は無い…。

 テオ・アンゲロプロス監督の急逝、ご冥福お祈りいたします…「アレクサンダー大王」…癲癇持ちのアレクサンダー大王が、疲弊して馬の背にもたれながらゆっくり丘を登ってくる、肉色に糜爛した真っ赤な情景が脳裏に焼き付いています…「永遠と一日」…終わりそうで終わらない映画は、よい映画の証拠です。ああ、今宵は何だか、もう、くったりと、書けない。

 ミシェル・レリスの「幻のアフリカ」を読みたいのでもうやめます。文庫本というよりも豆腐に近い驚異の分厚さ。フランス政府による、アフリカ植民地の民族学調査団の書記係だったレリス氏が作成義務を負わされた、調査団としての正式な調査日誌であるが、そこには現地での出来事や調査内容以外にも、己の思想信条や赤裸々な植民地政策批判ばかりか性的妄想や夢の記述までこき混ぜられており、当時(1930年代)勃興した科学的民族学やフィールドワークなどといったものを笑い飛ばす噴飯物であった…社会社への業務報告書に、なぜか己の個人的ないかがわしい夢想を書き込んで管理職に提出するようなものである…。管理職、と、文字づらを入力するだけで、こらえ難い吐き気に襲われる自分が居る。

 NHK「今夜も生でさだまさし」…今宵は岡山でだべっている喋り数奇のまっさん…つくづく思うのは、山口の萩焼、岡山の備前焼、島根鳥取の民芸諸陶に囲まれて広島と云うのは焼物不毛の地であることが文化不毛の地の証左となっていると云いたくなるほどの広島の文化の不毛にはいささか辟易している…昔、備後に姫谷焼という磁器があったがこれも滅びたし…宮島御砂焼なんていうのは陶芸だと口にするのも恥ずかしいほど下の下の土産物追従物に過ぎぬ。少なくとも、烏滸がましくも、小生が居る、と叫びたくなるほどの無根拠の自負は有しているつもりであるが…。

 あらゆる共同体、組織、集団において、それらの存立に寄与し、且つそれらからそれゆえに肯定という勲章を授けられた、すなわちあらゆる習慣や規則や雰囲気を、法律から挨拶に至るまで、殲滅することを小生の人生の唯一の目的とする。たとえ自らを安穏たらしめている人間性を自ら破壊することになろうとも…。共同体から承認された事柄から外れた人間を、共同体の意志を代弁する形で自分の意志と自覚的あるいは無自覚的に合一した傀儡が弾圧し死に追いやるとしても、彼らに率先して媚び諂うは問題外だがたとえ媚びないまでも怒りを内に秘めたまま堪えることも最早あり得ず、ついには積極的な反撃ないしは殲滅を行使することをここに唐突に宣言する。

 もう書けないと書きつつ、だいぶ書いてしまった。

 暗い日曜日 誰も楽しんでない(人間椅子)

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