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 ロック史を体系的議論から解き放ちながら、サイケデリアの土着性とハードロックの非継承性を論ずる。主要1000タイトル、20年計画、週1回更新のプログ形式。
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「奇形児/1982-1994(?)ok-0002」持越し





妄想の天職 お笑い芸人
芸名 吉田パズー(ナイフ、ランプかばんに詰め込んで)
「熊野古道」
「ターヘル・アナトミア」
「中央、何するものぞ」※のギャグを持つ
(※皇軍作戦参謀、辻政信が言いそうな言葉。彼について論ずればきりがないので割愛)

ここで一句、

古本を開けば睫毛挟まれり

そろそろ理論的な事も講究しなければ、理論ほど凶暴なものは無いのだから…と気弱に思いつつ、ひどく気分が進まないのは、やはり、書く時間が良くないからだろう…日曜日の夕方である…朝から気が塞がって如何ともしがたい憂鬱の捌け口は何処にも無く、まっしぐらである。奇形児というバンド…2曲目か3曲目、曲の運行の核となるリズムが、そのリズムに煽られ過剰に促進された他の轟音や絶叫によって掻き消されるアクションペインティングのような趣の荒廃したなれの果て感が、非常に気持ち良い…自他からせせましくマーキングされる媚びの如き人垢が、松かさ級に荒いやすりで削られ彫琢される、荒れた解放感が一瞬あった。日本語の歌詞が聴き取りやすいのもむしろ新鮮で、その内容は兎も角…。話は変わるが、最近、メインストリートから二本ほど入った小道沿いで、インディーズ&インポート物を専門とするレコード屋ミザリーなる御店を発見、入ってみると、扱われているバンドの99%は未知のものだったので、有難き幸せ、となった。値段も手ごろ。生来の怠慢と、機を見て敏に動く、利にさとい才覚や目配りから自ら落第して憚らぬ情報弱者たる小生の音楽聴取活動は、大手レコード屋タワーレコードと60~70年代のファインロックの品ぞろえにそつのないジスボーイに限られるという狭矮ぶりであり、そうした所の品々の中身が現在では7割がた分かるので行っても購買という行為の本質たる危機感緊張感が生まれず、ますます既に所持した音源に閉じこもる有り様であった。打開するため手軽にネットで購買したこともあったが、ネットや雑誌からの情報によって他人の口車に乗って購買したものが、例えばディーンみたいな、小生の心を甘ったるく蝕もうとする欺瞞の接客音楽だった場合よりは、事前情報皆無なれど目の前にある現物のジャケットの絵柄やバンド名のセンスのみを頼りにヤマ勘で購買したもののほうが外れが少ないし、なにより前者の、他人の口車で買った場合は外れた時はなはだ胸糞悪いしたいてい順応音楽であるのに対し、情報を投擲した切りつめられたヤマ勘での購買は、案外よく当たる。ヤマ勘で買ったものがディーンばりの順応音楽だったとしても、悔いは無くさわやかだ。(ちょっと破格の、錯乱した思弁を矯正せぬ意味不明瞭の文章になりましたがプレゼン能力は無いので、直そうと思えば直せますが直しません)しかし、ひょんなことから出会ったミザリーでは、久方ぶりに、自分の閉鎖的な経験が生かされたり生かされなかったりするたまたまの危うさにおいて、真剣みを以て購買の原点に立つことが出来た、そうして購買したレコードのほとんどは反コード、非コードのハードコアばかり…なのであったが、そうした視点から聴くと、奇形児は、まだコード進行の骨格は破壊の波間で浮沈している状況であり、その状況は、ハードコアへの発展段階の一つとしてとらえるべきではなく、五里霧中のハードロック沼沢への拘泥を、たとえ時代的空気の後押しもあったかもしれぬとはいえ、強固な意志として聴かざるを得ぬ。臭そうな、男臭い声。くさくさした生活に相応しい…とどまるところを知らぬ放射能汚染…汚染と呼ぶのは人間だけなのだろう…屈託なく放射線を浴びる諸生物の中には、癌で死ぬものたちの累々たる中から、新たな適応能力を備えた突然変異が生まれるかもしれない…癌をも恐れぬ、その奇跡の粒子を浴びんとして福島原発付近での生活を始める奇特な人間の中から、石ノ森章太郎のリュウの道みたいな新人類が生まれるかもしれない。たとえ奇形児と呼ばれようとも、珍奇で閉塞的な進化論に固執する珍念の人よ出でよ。少なくとも今現在、静かな夜に放射線を浴び続けている諸生物の生態は観察し続けなければならないだろう、残酷かつ不謹慎かもしれないが、生物学的にはまたとない機会であり、学問というものの、人間性に対する批評性、非ヒューマニズムを復権させるべく。小生が腹蔵している、今回の地震、原発事故に端を発した思いは、この程度の不謹慎では済まないだろう、こんなもんじゃないが、いずれ吐露するつもりだ。絆、などと…。自分では美辞麗句から隔絶した詩句を吐いているつもりだが小生が詠む限り美辞麗句でしかないような、英語教師ステファヌ・マラルメの書簡集が興味深い。十七歳のランボオが着ていたようなジャケットが欲しい。「大地が不安に震えている」(M・フーコー「言葉と物」序文)ヒロミ、という、90年代まで比較的テレヴィに出ていた、不良あがり系の芸人さん、あの人は今どうしているのだろう…際どい芸風が細微に渡って発達した昨今のお笑い界では生き残っていけなかったのかもしれぬが、今となっては、あの、芸の無い、いたずらに暴力的な80年代の突っ込みの、よい意味で頭の悪い場違い性の冷たさを、見たい。明日は社会社の都合で朝6時起き…本当に嫌だ…。日本初のコミューン、秩父困民党については常々調査しなければならないと思っていたらテレヴィで少しやっていた。困民党に関する書籍をなんとか入手したい。

独学せよ!教育されるな…っ。

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KIMURA-Ds(1-4)
SIVA-Ds(13)

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