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 ロック史を体系的議論から解き放ちながら、サイケデリアの土着性とハードロックの非継承性を論ずる。主要1000タイトル、20年計画、週1回更新のプログ形式。
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今週休載…

所用に付き今週は休載いたします…次回は6/17です。もう…40歳か~。どうにかなってしまいそう…。

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抜歯!

先週の記事に、下線部にて、今にして思うと取るに足らない事で、過去にも書いたような事を改めて追記しました…日大問題…事態が明るみになるにつれ、もうほとんど、旧日本陸軍の雛形みたいな構図…しかし、関東アメフト連盟が当該学生の証言を是とし監督、コーチの証言を虚偽であると断言した事で大衆には胸がすく思いを与えられ溜飲は下げられたのだろうが、逆を云えば何故大衆は、胸がすく思いを求めないとやってられないほどの消化不良の鬱屈を溜め込んでいたのか、其の要因は何かと云うと結局森友問題では文書改竄も国有地不当値引きと云う背任容疑も、関係者は皆御咎めなしと、恐らく政権からあの手この手で陰に陽に圧力を受けたであろう大阪地検が腰砕けの結論を出したが故の、どうせ権力の不正腐敗私利私欲を明らかにしても権力は罰せられずびくともしない、なぜなら其れが出来る事こそが権力だから、と云う根深い諦めが改めて大衆の血肉になった大衆的背景があったればこそ、マスコミや大衆は惨めに、所詮は一私企業の不祥事であって国民全般の利益とは直結しない日大問題(税金が助成金として多少結構入ってはいるのだろうが)を囃し立てて、件の根深く低俗的なまでに広範に渡る大衆的諦めから燻る敗者としての心理的抑圧を少しでも慰めたいと云う惨めな慰め欲求によって、日大と云う餌に喰いつくのであって…其のおかげで、結局は森友=安部は安泰になり、ひいては大衆は国民として全般的に、結局は日大も自民も含めた権力構造を温存する事に加担する、自らの首を絞める愚昧なる盲目的心理に没入するのである…自民党の支持率が下がらないのと同じように、今の日本国民の未熟な政治的態度からすると、あの問題視された広報が断言したように、日大ブランドは「落ちません!」といった処が、事実になるだろう…要するに日大問題で大衆喝采の裁きが披露された事で、森友問題の一結末が相対的に等閑視されると云う棚から牡丹餅が政権安部に転がり込んだから、一見すると日大問題を正当に裁けたから全体主義勢力を民間レベルで弱体化させ得たように見えたとしても其れは愚かな楽観に過ぎず、結局は日大で露顕したような権力構造の源泉は、日大問題を騒ぎ立てる事で寧ろ強化されたと云う狡猾なる結果に陥ったのである…それはそうと、この辺りの事の政治的カラクリをもっと分析する事はできるがしかし小生はそれどころではない状況で、意識は減退しており…

遂に右下の親不知を抜歯して…気分は最悪とまでは行かないにしてもやはり其れ相応の憔悴と減退は余儀なくされており…歯根の状態を確認するため再度レントゲン撮って、麻酔二本打たれて一時間ほど無為に横臥した後、予めドリルで其の器具を突っ込みやすいようにギャイギャイ掘削した歯根部分と顎骨の間に、ドライバーの先が巨大な耳かきのようになったオール金属製のいかつい器具を突っ込んで、てこの原理でぐいぐい持ち上げて来る格闘の時間を一休(担当歯医者)が患者のためになるべく短くせんと躍起になって思い切りぎりぎりやりまくるから傍目には荒療治ながらも繊細な配慮も求められ…歯医者と云うのは的確な診断力や繊細な手わざに加えて、ここぞと云う時の度胸と腕力も兼ね備えてないと駄目だなと、尊敬とはまた違った冷めた認識を持ちながら…麻酔が効いているとは云え、骨と歯の結合部やその周りの歯がみしみしと軋む嫌な感じは如何ともし難いが…しかしまあ無事に、歯根が割れたり歯肉の奥に残ったりする事なくすっぽりと親不知、第三大臼歯が抜ける…またレントゲン撮ってきれいに抜けているか確認した後、些か呆然としていたのも束の間、抜いた後の処置について、保険治療と非保険治療のどちらがいいかなどといきなり選択を迫られ…そういう事は先週云っといてくれたら自分でも色々調べて判断しておくと云うのにこういう処でそんなだから不信感が拭えないんだよ、と半ば憤り、迷いながらも、直ぐ決断しろと迫るから、呆然とした頭で、自己負担の、通称テルプラグを選択する…保険治療だと、抜歯した後の血の海にレーザーを当てて一応止血するだけなので、抜歯後の、ごっぽり空いた陥没は大して埋められないし止血や痛み緩和の効果もあまりなく自己治癒力に頼るしかないのだが、自己負担のテルプラグは、抜いた後の大陥没にスポンジ状のコラーゲンの塊を詰め込んで、周囲の歯肉を糸で縫合してコラーゲンを固定する、と云うもので、此れだと止血効果や疼痛を和らげる効果が絶大で表皮再生も促進され、尚且つ、此のコラーゲンに毛細血管が入り込んで組織と一体化するから歯肉の陥没がある程度抑制できて、残った近隣の歯の安定性や歯磨きのしやすさからいっても効果的だと云う…結果は、確かに謳い文句通りで…通常は親不知抜歯後は、痛み止めを飲んでも2~3週間は耐え難く激甚なる疼痛に呻き苦しむらしいのだが、テルプラグだと、抜歯当日の麻酔切れ後は思わず呻くような疼痛であったが、痛み止めを飲んだ翌日は、痛みは激減し、生活に差し障りは無い程度に抑えられたから金かけた分だけはあった…そして今は、抜歯自体による痛みと云うよりかは、縫合による痛みが地味に小生を痛みつけている程度で…来週早々には抜糸する予定…。

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初夏の中だるみ…

先週の茶会記に、大幅加筆と、写真を加えましたので再読いただければ幸いです。

結局世の中コネなのか、有り難い事に中日戦のチケット、それも相当良い席を入手して観戦…其の一週間前、ファールボールが来る事が強く予測されるからと云う理由もありながら日常的にキャッチボールしたいという永い欲求を思って生まれて初めてグローブを買う挙行もしでかすが…しかし、まさか実際に飛んできたファールボールが放物線を描いて己に真っ直ぐやってくる最高潮に達した切羽詰まった緊張感の刹那に案の定己を拉致した恐怖の絶頂で目をつむってしまい、取り損ねるも、家人がこぼれ球をゲットする吉兆、家人へのボール直撃が避けられた無事で、結果的には良かったと思いたい不甲斐なさを抱えて…。

森友、加計、日大と立て続くが、日大の事件は国家権力とは異なった私企業の話とは云え、いずれも同じ現象である事は衆目一致する処であろうから此処ではもういちいち解説しないが…ただし、此処で手短に云っておきたい事は…これらの現象は、旧ファシズム的権力構造の残党が、健全民主主義によって炙り出され、摘発されている、民主主義の健全化と云う好ましい過程であると楽観的に見るべきではないのであって…小生の見立てでは、旧ファシズムが、新ファシズムとしてのスマートファシズムあるいはソーシャルネットワークファシズムと云う、より悪質な、出口のないファシズムへ移行している危険な段階と考えるべきであって、云うまでもないがファシズムは民主主義の癌細胞として民主主義のシステムをそのまま利用して蔓延するのであるが、例えば日大広報の横柄な対応が民衆の敵意を買う訳であるが…此の敵意は、広報の横柄が民衆を馬鹿にしていると云う民主主義的意識に根差した民衆の意識に加えて、広報が民衆対応をスマートにやらない事にイラついた敵意としての民衆の意識も同調的にほぼ同質なものとして働いていると示唆されるから、結果として、旧ファシズムを潰したと思ったら新ファシズムとしての、もっと窮屈に人間性を抹殺するスマートファシズムが成立していると云う悪夢を、現時点ではこれらの事件の連鎖から想起せねばならないのである…ただし日大の場合は旧ファシズムと云うよりかは、ファシズムとしては出来の悪い絶対王政レベルの、体制としては抜けが多いレベルなのかもしれないが、現状の日本国家権力は、旧ファシズムから新ファシズムへとアップデートされつつある過渡期と見るべきであるから忌忌しいのである…。しかし、どういう経過か知らぬが日本と云う国号を其のままズバリ戴いた大学のトップが相撲部で、ナンバー2がアメフト部で、此の二人が恣意的で杜撰な専制をしいていると云うのは何の冗談なのか、ある意味あまりに日本的過ぎて、此度の事件は、日本大学の名ににふさわしい振る舞いと云えよう…馬鹿げた悪夢と云う意味で…。だいたい、あの日大の選手に対して、既に完成された日大の劣悪権力構造の中においてさえも、其の権力構造が命じる理不尽な命令を勇気を以て拒否すべきであったなどと他人事のように批判し断罪できる日本人などいるのだろうか、いや、いないだろう。あの選手と同じ状況におかれたら殆どの日本人は命令に服さざるをえないのが実態であり、其の事はモリ、カケ問題だけでなく、此の期に及んでも自民党の支持率が下がらない、権力に対する奴隷根性が蔓延している実態からも伺えるのだから…だからこそ判官びいきとは構造が違うが、多くの日本人は身につまされてあの選手に同情的になっているにしても、自民党の支持率は下がらない、此の構造自体が、結果としてあの選手のような被害者を生む源泉になっているのであって…だから自民党の支持率は下がらない、と、堂々巡りする…権力上部から命令された不法行為を実行しないと生殺与奪の権を握られて生活できないから仕方なく実行したら最終的には其の命令を実行した権力末端が、自由意志が独立した人間として責任に問われてしまう、奴隷制と啓蒙思想がお互いに補完する事で古代専制よりもより強固に人間を圧殺する近現代の体制については過去に書いたが…ファシズムモリ、カケ、日大問題も確かに看過すべからざる問題だが、これらの陰に隠れてしまった感があるが本当は、此度の国会で通過する予定の高度プロフェッショナル制度とか云う労働法制の改悪の方が、着実に民衆の命と生活を劣悪化させる、直接的に最悪な事態なのだが…胸糞悪く…。

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茶会記

日時 2018年5月12日 晴れ
場所 小生宅 不吉庵
亭主 小生
正客 讃岐国住 先輩
半東 細君

迎え付け

最寄りの駅まで正客を迎える。付近の空き地に生える白詰草を御客と共に摘む…駅から小生宅までを、茶室の路地に見立てて…。

待合

ほうじ茶 鹿児島 寿老園
湯呑 斑唐津
蟹の図 掛軸 正客 画、表装 小生

出迎えから直ちに、白詰草を摘みながら正法眼蔵について話が及ぶロケットスタート…摘む吾らの直ぐ背後で少年が一人不思議そうに、吾々のやる事を凝視している…道元禅師の化身なのか。

席上揮毫

筆  熊野 空之又空
小筆 写経用
硯  雲竜彫刻
墨  呉竹

水指から柄杓で水を汲んで硯に注ぎ、墨を擦る事30分ほど…

小生揮毫 隷書体
「天地不仁 聖人不仁」 老子

天地は仁ならず。聖人は仁ならず。仁とは儒教の中心概念であり、そうであれば此の一節は儒教を根本的に批判しえた老子の思想が如実に表れた箴言であるが…現代において仁とは、畢竟、人間社会で良しとされ、支配的に無意識に権力構造として流通している「制度」そのものだと解すべきであると小生、一講釈入れて…天地は、人間社会の中でさも絶対的であるかのように流通し人間をありとあらゆる面で束縛する理屈や道徳とは一切関係なく運行している…道を体得した聖人もまたしかり、制度の無根拠性、絶対的な説得力の無さを大悟しているが故に制度の無根拠性を暴露し、制度とは根源的に自由なる存在である…。

正直言って、水を入れ過ぎて滲みが多く、揮毫は失敗と断ぜざるをえないが…其れもまたよし、其の後の嬉しい展開を思えば…。

とりもなおさず、揮毫を床柱に掲げる。

初座

菓子入 人造大理石青色金縁化粧箱
菓子 金平糖 レモン味 緑寿庵清水 京都
菓子器 錫直し高坏盃 高台に窯道具張り付き 緑釉

風炉 くり貫き干瓢
釜  GEマークⅠ型原子炉形 車軸釜
蓋置 ひょうそく
羽根 金剛インコ
柄杓 竹 亭主が持ち手先端を尖らす
水指 砥部焼 麦の図染付
建水 黒楽風 弘法市にて
茶  至宝の昔 宇治
茶杓 黒木 亭主が持ち手先端を尖らす
茶入 ふくべ形 飴釉
茶碗 高麗蕎麦平

結局、金平糖は、美味しんぼで雄山が栗田に課題を出した京都の緑寿庵清水に直接電話注文して取り寄せる…カリカリと金平糖を噛み砕く音が、濃茶前の緊張した静寂を際立たせる…歯ごたえがいかつく、風味がしっかりした本場の金平糖…

中立

此度は初座と後座をはっきり区切るような形の中立は仕組まず…どだいきちんとした水屋が無いのでこれまでの茶会のような無駄なあがきはせず、床の間飾りを変更する様子を客に隠す事無く、客の面前で書を片づけ、花入れに、客と摘んで来た野の花を生ける趣向…

後座

床柱上部に設置してある駱駝の帽子掛けに鎖を垂らし、掛け花入れを真中に掛ける…

花  白詰草
花入 丹波焼 しのぎ紋たましい形
へうげもの第25服を花入れの斜め下に飾り置く…

菓子 金平糖 レモン味、サイダー味、苺味 緑寿庵清水 京都
菓子器 晩酌盆 チーク
    荘子の一節「混沌、七穴に死す」に想を得た図案と漢文を小生が彫刻
茶碗 へうげ十作
   フクモ陶器 縄文トンネル茶碗 正客
   小孫哲太郎 松の図茶碗    半東
   
   李朝染付茶碗         小生

其の外は、初座と同じ

本来ならば空き地で蒲公英を摘み、床柱の中空に佇む掛け花入れに生ける事で、へうげものの見事な御開きと、人生の達人古織公の絶妙な生き様、昇天すれども成仏せぬ偉大なる俗物を偲びたかったが、生憎近所の蒲公英の花が皆終わってしまったのか全く見つからず、此れも些か盛りを過ぎて枯れかけた白詰草を代用としたが此れは此れで此度の趣向である侘び:荒み=8:2の趣には添うていて…各自に薄茶をつかわす。小生が遊びで彫った晩酌盆を菓子器として用いたが、此の晩酌盆がいかようなものかは、此処では詳らかにできない…其れこそ来客のみの特権である。

薄茶後、存分にほぐれ…正客が、持参した半紙を取り出して書画の即興揮毫を提案…改めて硯を持ち出し、酒宴の時間まで皆でのびのびと思い思いで筆硯に遊ぶ…主客未分の一座建立此処に成る。

 
後座の後の、だいぶはだけた道具組の様子

 
後座のあと、風雅ほとばしる揮毫合戦と相成り…向かって右側の、「不二」と太極図は正客、左の「無門」が小生、草花の図が半東。此度の正客は茶会三回目にして自ら創意を提案する達者な客ぶりさえもを披露され…数奇の腕前が鰻上りにて、…茶禅一味の妙境を既に十分会得しておられ、すっかり茶の湯上手が板についておられる…とりわけ其の能筆ぶりには嫉妬の炎さえもむくむくと擡げ、所詮「書は人なり」の格言どおり、味気ない人物が必死こいて練習しても無駄なのかと格の違いを認識しつつ、しかしそうは云っても決して卑しくはならないというか、結局の処よいものを見た、経験した、と云う事から来る爽やかな契機と反省にもなり、改めて、無理のない、地に足の着いた、自分なりの精進に努めたいと、素直な心も抱いたのであった。

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今週休載

今週休載します。次回5/20は茶会記であります。

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結局野球漬け…

飛んで来る球と己との対峙を通して禅味ある心の集中を深められたらと勢い込んでバッティングセンターに乗り込み仮想巨人の内海投手と対決するも…どういう訳か内海、厳し過ぎるアウトロウばかり突いて来るからほとんど掠りもせず…惨めなへっぴり腰で空振りを続ける小生とは対照的に両隣のイカツめのバッターは間断無く快音を響かせるから禅の悟境とは程遠く、他人と己を比較するさもしい焦燥と恥に駆られバットは空を切り続ける…最後まで己を取り戻す事無く偶然当たったヒット性の当たり一本とホームラン一本にも達成感はまるで無し…画素の荒い投手の画像のぎこちない投球フォームと云う仮想平面に穿たれた現実の物理的穴から現実の玉が飛んで来る、其の仮想と現実の断絶から時速80kmで飛来する違和感に最後まで馴染めなかったのもある…ああいう、仮想デジタル画像の仕掛けなど排して剥き出しのピッチングマシーンから投球してくれたらもっと集中できると思われるのに…一応、現実に似せる剥き出しの努力として仮想投手のリリースポイントに穴を空けている配慮が見られるが、どうしても仮想平面の方に気を取られて、云い訳ではあるが、唐突に仮想平面を穿つ穴から球が飛んで来られてもざわついた困惑のままに集中が削がれる…そして三日遅れで痛みが顕在化した脇腹の痛みもありつつ…やっぱり中崎は…9回ツーアウトからホームラン一発浴びて同点にされ…三点差無いと安心できないストッパー…10回でバティスタのタイムリーで一点差ついたが果たして今村は抑えられるのか!

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本日休載

所用につき本日休載いたします…次回は5/6です。

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楽しめぬ春の陽気…政治力学の練習問題

先週提唱した口腔内の激烈な痛みの式=(虫歯+歯根膿胞+歯周病)×口内炎は間違っていた。此れだと口内炎=ゼロだと口腔内の痛み=ゼロになるから、以下のように訂正したい。

口腔内の痛み=(虫歯+歯根膿胞+歯周病)×(1+口内炎)

それはそうと爽快極まりない春の陽気…鶯なぞがホー法華経と啼く暢気な休日なれど全く楽しめない心境なのは…遅々として進まぬ治療への苦悶と其れによる食欲減退、美食が楽しめない鬱屈もさることながら…細君の知人がいわれのない痴漢容疑で逮捕され、本人は今の処は否認されているようだがどうしても其の人がそんな事をするとは思えない、冤罪ではないか、と云う話を聞いたからで…其れでなくても司法の冤罪の話を聞くと腸が煮えくり返ると云うのに、痴漢冤罪と云う、日本在住の男性に対する最悪の人権侵害を思うだに猶更腸煮えくり返り頭に血がのぼって居ても立っても居られず取るもの手に付かない殺伐とした絶望感に苛まれる鬱屈で鳩尾が殴打されるような心境に陥るのである…痴漢と、痴漢冤罪との関係についての私見については後日述べる。

しかしイラつきと絶望感に苛まれてばかりいても何も手に付かず詮無いので皓然の気を養うため政治力学の退屈極まりない練習問題を、写経に専念するように淡々と解いておく…

定理:権力構造の実態を為す法、規則、習慣、決まり、等々、人間の行動を規制するものは、権力が整理する階級の末端に行くほど其の規制を守る事に関して厳密性が強化され、其の規制からはみ出る事が寸分足りとも許されないが、逆に階級の上層に行くほど厳密性が弱まり、要するに決まりを厳密に守る必要性が薄められる…規則の厳密性の両極端としては、下層の極が、死刑囚や懲役服役囚あるいは自殺を強要された人、であり、上層の極が、法自体を変える事が出来る人や法の執行権、運用権、あるいは解釈権がある人としての国会議員や裁判官、行政官僚等、である。理念的には法を変える上層として国民を措定する国民主権と云う考えがあるが、同時に国民は法の順守が要求される下層でもあるので、此の定理から云えば、法の順守の厳密性に関する下層と上層をメビウスの輪のようにくっつけた処に、民主主義という理念の恐るべき独創性と困難性と本質性が明らかになるだろう。

演繹的事例:
①刑務所⇒国家権力構造の最底辺を構築する受刑者には、諸々の煩瑣な決まりへの厳密な遵守が執拗に要求される…
②就活する人⇒己の全人格を、市場が要求する「人材」に適合させる、人間の商品化に己を供するために…商品としての人材として見劣りしないように…一定の服装やら清潔感やら面接での振る舞いが厳密に強要され、規定される…
③戦前の皇軍が最も分かり易い…軍の最末端に行くほど、軍人勅諭の暗唱など、種類が過剰に多い煩瑣な軍の規則の丸暗記や規則遵守が厳密に求められ、上官から懲罰的に不意に当てられた時にはすぐさま正確に暗唱せねば鉄拳制裁は当たり前だが、当の上官は部下の暗唱が正しいかどうかを手帳を見ながら確認する、即ち暗記出来ていない始末…軍末端には降伏も逃亡も許さず無闇な特攻を命じるくせに、いざ敗色濃厚となると将官クラスが速攻で飛行機で地獄の戦地を後にして何食わぬ顔で内地に帰国したインバール作戦や満州へのソ連侵攻を思い起こすだけで十分だろう…敗戦後に陸軍大臣が自決した事なぞ、取り返しの付かない皇軍の愚業に比べたら何ら反省の表明には足りない些事に過ぎない…
④理念的には国民主権ではあるが…実際に立法権が表出される国会議員や法の執行の上層部である高級官僚どもによる法の愚弄、規則への愚弄の数々を見れば、上層ほど規則の厳密性が緩まる実態と云うのが明らかであろう…加計問題での友人への便宜疑惑や森友問題での財務省官僚による公文書改竄や財務官僚によるセクハラなどが、不幸にも好適な事例である。そして不幸にも、と云うよりかは満身の怒りを以て訴えるべき事だが…財務省上層部から、規則を守る事を厳密に要求されていた財務省の末端組織の担当者が、上層故に本質的に嘲笑的に特権意識的に規則を軽視してもいる財務省上層部から、反規則的行為を強要され、其の矛盾に引き裂かれた挙句其の責任が、実行犯だからという名目で自分になすりつけられる不条理にも引き裂かれたと云う意味で財務省上層に事実上殺されたかのように自死を選んだのであった…

設問:財務事務次官のセクハラ問題露顕について、上記の定理を用いて、要因から発生に至る継起を動的に示せ。

と、ここで…本論である、設問への解答を書く前に時間が無くなり…次週に回す…それにしても…もういちいち指摘するのも馬鹿らしいが…さすがに此処に来て、政権安部の実像、総理安部が「膿を出し切りたい」などと、どのツラさげて云っているのかあきれ返るが総理安部自身が其の膿の本体である事は国民の殆どが周知しているという笑えない滑稽…政権安部こそが、官僚機構ぐるみで国家権力を私利私欲に腐敗させ国民主権を破綻の危機に陥れた主体的元凶であり、総理安部が直接種々の反国民主権的疑惑的事象に手を下したとは現状では思えないがしかし、そうした疑惑的事象を周囲の人間が実行せざるを得ない権力構造を主体的に構築したのは他ならぬ政権安部と自民党と其の支持母体である事は明らかだ。

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口腔荒れ放題…

以前から引きずっているが復調の兆しはいまだ信じられない…氷柱を脳髄に打ち込まれるような虫歯の刺激痛、歯茎の内部に産み付けられた卵が宿主を蝕むように気味悪く脈動するような歯根膿胞による異様な疼痛、歯茎表面が明太子のようになった歯周病による歯茎の激烈な表面的腫れ、がそれぞれ多発的に、順繰りに勃発した大荒れ状態の耐え難い痛みを、これまた別働隊のようにして断続的に小生を痛めつける口内炎が無茶苦茶に全体的に増幅して小生に出力する、と云う気が狂いそうな悪循環に、不信感が払拭し難いちんたらした治療が全く追い付かず日常的に口腔が痛みの炎を噴出しており…当然口腔がそんな状況だから其れに派生する頭痛、首筋痛、肩凝りも呼応して痛みの地獄の三社祭レベルで…こんなに抗生物質と痛み止めを摂取していたらいずれ耐性細菌が繁殖していざと云う時に薬が効かない体=菌床に成り果ててしまうのではないかと云う恐怖に苛まれつつも薬に依存するしかなく…何も考えられない、何にも集中できない、他は何も要らない、兎に角痛みの無い世界が欲しいとだけ専修念仏する始末…そんな血の涙が出そうな日々でも…広大無辺なる課題の深淵さが見えて来たりして…行ったら最後戻っては来れないだろう泥沼の道のりに足を踏み入れるのに躊躇していたのに最早其処に踏み入れるしかない、本腰入れて取り組むしかない覚悟さえも要求されて…つまり日本語の文法問題…此れに関わったらきりがないから、其れは常識的に肯定した上での展開を模索していたのに、やはり…此の問題からは逃げ切れない、此の問題に突入する事が一見途方も無い遠回りに見えても実は近道なのだろうとは理解できても、実質的にまた先が見えない忸怩たる時間がじれったく五里霧中で費やされるのは必定なのだから先が思いやられるとはまさに此の事で…それにしても今日の中崎劇場はいつもにもまして正視できない、自作自演丸出しの、ありがた迷惑なハラハラ感でヤキモキさせてくれて…9回裏三点リードでノーアウトのままフォアボールやら投げミス連発で満塁に次ぐ満塁、無駄にランナーを溜めに溜めて最高潮に危機感を盛り上げながらも一点差で辛勝だからよかったものの…勘弁してほしい…守護神は無事の人であれこそすれ、劇場の役者であっては困る…巨人の坂本…見方によっては愛くるしい天使顔だが、中崎にとっては天敵…そして、温かくなってきたから、階上のゲス男が窓を開けて大声で夜中までゲス声を上げるから、居ても立ってもいられぬほど混乱した憎悪が先鋭化する…口腔内の痛み=(虫歯+歯根膿胞+歯周病)×口内炎、に輪をかけて。

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体調不良…

もうあまり詳しく書く気も失せるほど落魄した精神状態で…其の目下の原因である歯の病、正確には30年以上前に近所の下手くそな歯医者にやられた銀歯の奥に巣食う歯根膿胞と、其の治療の過程で勃発する種々の怨念やら後悔に苛まれ…極めて困難を極める治療…もういっそ抜いてしまった方が手っ取り早くすっきりするのでは…しかし歯を一本抜いたことによる心身のバランス崩壊のリスクは必定…インプラントと云う手もあるが…顎の骨に人工物を埋設するコストやらリスクやらに混乱的焦燥…入歯だと確実にいわゆるQOL=生活の質が落ちる…食が楽しめなくなり人生が楽しめなくなり一挙に人生が落ちぶれる…下手に温存しようと無駄なあがきをしたがために他の重要な歯まで道連れに駄目にしかねないのだから…治療の結果を判定するために痛いのか痛くないのか神経をとがらせ続けた結果、今、一体痛いのか痛くないのかすら訳が分からなくなり、異常に過敏になった結果、何でもかんでも痛いような感覚に襲われて…健康でさえいれば色々と楽しい事が出来そうだし、来る茶会の支度や日取りも決めないといけないのに、此の春爛漫、万朶の花々が咲き誇る季節だというのに全く楽しめない、何のやる気も起きない、食欲がなく、いつの間にか学生時代の体重にまで激減し…此れ以上体重が落ちると死に近づく気がしてカレーを摂取する頻度を増やして体重を維持する始末…何事にも肝心の集中が妨げられる、文字通り小生の歯根に広範囲に溜まりに溜まった膿汁のような精神状態に鬱屈している…従って何も書く気は起きないので、今夜は俳句で締めくくる…。下の句の「民主主義」とした処は、歯痛のせいで頭が回らずよい句が浮かばなかった箇所である…。歯根膿胞だけではない、全体的な歯周病、原因不明の歯痛1本、親不知手前の奥歯の虫歯2本、と、難題が控えている…兎に角現実の病現象と向き合って、淡々と対処するしかない…そうはいっても治療の過程で痛いのか痛くないのか判断しないといけないから、己の主観との相克が避けられず…自分の判断ミスが事態を悪化させる可能性もあって…気が滅入る…

青葉抱きて空蝉は落つ民主主義

菜を剝けば羽虫死に居り民主主義

桜にも飽きてきた頃散りにけり

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