忍者ブログ
 ロック史を体系的議論から解き放ちながら、サイケデリアの土着性とハードロックの非継承性を論ずる。主要1000タイトル、20年計画、週1回更新のプログ形式。
[450][449][448][447][446][445][444][443][442][441][440]

年頭の殺伐

元旦…一瞥するだにいつまで続くか一抹の不安は意地悪くよぎる座卓のおせち料理の華やぎを前に所在なく手に取った新聞を眺めるとすかさずえげつなく身も蓋も無い現実を見せつける一行に遭遇すれば陰惨な薄ら寒さを禁じ得ず(以上、1/3記述。中断)

以下、1/10記述。

頂き物の…美作落合は西口屋の舟形羊羹が旨過ぎる…羊羹を前にしてまず億劫なのは一竿の切り分け作業なのだが西口屋の舟形羊羹は予め一口サイズ、しかも包み紙を折り畳んだ舟形に羊羹を流し込んでいる工夫が憎らしく…包み紙を開けば其のまま手を汚す事無く中味を食せる心遣いも去る事ながら表面はカリリと歯応えする砂糖の結晶が意表を衝くのも間もなく(表面の風情はそれこそ…白い砂糖結晶と黒い羊羹がざんぐり混ざったまま固まっており…さながら…温かい光に溶けつつある雪と泥が生で混じった春先のあめゆじゅとてちてけんじゃ)、しっとりした羊羹の深海が船底までどっしり重厚でいながら甘味は飽くまでもホロロロしている爽快だから味わい飽きない…心憎い菓子であるゆえ此処に絶賛したい。本来ならば日曜夕刻に向けて如何ともし難く嵩じる、乳牛を有刺鉄線でギチギチに締め縛りたいような無性にむしゃくしゃする殺伐のままに冒頭するはずが…ぎり絞られる空腹に耐え兼ねて一個、舟形羊羹を頂いたものだから刹那とは言え凝り固まった殺伐は氷解したのであった…其の氷解ののままに思い出ずるは…年末…御年配の方方の熱気で慌ただしいホームセンター付設の精米機小屋にて目撃したのは小屋から出られず困り顔の熟年女性の顔と、小屋前に待ち構える数十匹の雀たち、と云う構図…雀たちは能天気にチュンチュラしながら玄米を精米した後に出て来る何らかのおこぼれを目ざとく狙っているらしいという、挑戦的なのが微笑ましい暖冬の図なのであった…劇的ビフォーアフターの面白さの枢要は何と云ってもビフォーの、庶民の住まいの救い難い惨状の赤裸々、とりわけ基礎部分の常軌を逸した、想像を超えた駄目さ、なのであるが今回のビフォーアフターでは基礎部分が割愛されているのか拍子抜けである…それは兎も角形振り構わず堪え難く茶会を開きたい、と云う抑圧し難い欲動に突き上げられ…グツングツンと欲望の動悸の溶岩が粘っこい抑圧の膜を噴き貫き揚がって…一瞬垣間見たに過ぎないにも関わらず宮大工タンジ氏の仕事ぶりには溜息が出る…何よりも刃物がよく切れている…木工には何よりも刃物の切れが先立ち、刃物には研ぎと砥石が先立って…木と鉄の石を束ねる人間の業…同世代の人が社会的地位の中でしっかり成果を出しているのを最近よく目にする度に薄ら寒い、煙草の火を心臓にジュッと押し付けられたような焦燥を禁じえない落魄を感ずる…政治や世間のことを小賢しくとやかく云いせっつくのが空しくなる…愚劣極まる政治状況を腑分けする言説に浮つきながらとことんまみれるのが己の性分だとしても明日からこそ、きっちり自分の為すべき事に正しくひたむきに対峙したい年頭の辞。生活苦、人生苦に根差した殺伐したむしゃくしゃをおめおめと言い訳にする惨めに甘んじている場合ではない。と云っている端からまたぞろ胸からむしゃくしゃがこみ上げてイラツキが滅茶苦茶に握り締める何物も持たずに血を固くしながら胸に突き上げて来る…

唐突ですが小生の日本焼物紀行に遊びに来てくれたシメジ氏、この場を借りて御礼申し上げます。

ビフォーアフター見ていたらうっかり真田丸を見そびれてしまった。初回はどうせ詰まらない子役がはびこるから視るに値しないだろうと思いながら慌てて最後の5分を視るともう堺氏が出演しており後悔しきりである…当代一の俳優堺氏が真田幸村を演じ、当然同時代人として信長、秀吉、家康のド派手な桃山三役が出揃うのだから面白くないわけがないだろうが…脇を固める役者陣の薄さが気にかかるが兎に角初回から子役を出しゃばらせないのは英断である。再度イラツキが嵩じたのは遅れて来た専制帝国主義国家のロシアと中国の所業は当面続くとして問題のアメリカ…まともな政治理念=基本的人権を保持した穏健オバマ氏の次の大統領が共和党の不動産成金トランプ氏如きになればあの御仁には政治理念=基本的人権と云う意識は皆無で金の原理しか知らないのだろうからロシアや中国にとっては寧ろ御しやすい愚昧大統領となろう…まかり間違ってポピュリズム大衆の近視眼的愚劣、目先の利益と間近な脅威に思慮なく浮足立つ愚昧が彼を大統領に押し上げた暁には中国やロシアからあの手この手で国債やら投資やらで金漬けにされ、アメリカは対外政策に消極的な静観主義を決め込む…そうなればたとえ消極的な意味であってもロシア‐中国‐アメリカと云う超大国による「悪の枢軸」が形成され、日米同盟が形骸化した時、尖閣を廻って此の国としても国防にあたって腹を括らざるを得ない時が近々に到来するだろう…そうした外来の危機の趨勢に乗じて付け込むように此の国の純正全体主義もまた国家=企業などあらゆるレベルで補完に近似するだろう…各地でナショナリズムと領土、民族紛争のキリがなくなるであろう…此の見解が取りこし苦労に済む事を祈る…次の土曜日の再放送でこそ、糞面白そうな真田丸を何としても視聴したい。堺氏が小さい肩幅を前後に振ってしかめ面して出て来るだけで目が釘付けになる…息が浅い…どぎつく頭が冴えて今夜も眠れそうにない…

今年の行楽計画

花見
月見
極侘びの茶会を開く、寛いだ雰囲気で…
京都の古本市で和本を入手(本草学、園芸関係)
奈良旅行(橿原考古学博物館で研究紀要、発掘報告書を入手、その他…)

来年は小生独自の創意の様式で鏡餅を我が家にも設えたい。

拍手[2回]

PR

この記事へのコメント

Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
管理人のみ閲覧できます
 

忍者ツールズプロフィールは終了しました

HN:
仄々斎不吉
性別:
非公開
自己紹介:
 数寄の天下を獲らんがため号するは、仄々斎不吉。

 三千家(裏千家・表千家・武者小路千家)及び諸家茶道流派に例外無き教条点前に豪を煮やす一方、近代数寄者(益田鈍翁、高橋掃庵等)以上に見立ての幅が広がった現代茶会に更なる侘びの新風を吹き込むべく研鑽を積む。

 利休の、無産有産といった階級をも併せ飲む侘びの骨頂に根ざしながら、そうはいってもありがちなブルジョア金満足だけは厳に慎みたい労農茶人。

 草木に臥してなお風雅を愛でる仲間であるために、茶の湯だけでなく、路上観察、テレビ跋渉、音楽及び納豆評論、 30人31脚批判もこなす趣味人にして愛陶家。 猫舌。


★コメントの投稿の仕方★

 ブログ本文の右下の「コメント」をクリックするとコメント入力画面になります。コメント欄に文章を打ち込んで送信ボタンをクリックしてください。

 お名前やメールアドレスなどの入力は必須ではありませんのでお気軽にどうぞ。  → → → 

09 2017/10 11
S M T W T F S
2 3 4 5 6
8 9 10 11 12 13 14
16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

ロック史最新記事

(10/15)

ブログ内検索

最新コメント

[07/04 Michaelbes]
[06/25 RichardCal]
[11/24 シーザー]

最新トラックバック

忍者アナライズ

Copyright ©  -- 仄々斎不吉 --  All Rights Reserved

Design by 好評ゼロ / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]