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 ロック史を体系的議論から解き放ちながら、サイケデリアの土着性とハードロックの非継承性を論ずる。主要1000タイトル、20年計画、週1回更新のプログ形式。
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ろくでもない想念に襲われる日々…

真夏の絶頂には既に其の頽落が含まれて、酷暑であっても薄ら寒さがじっとりと汗ばむ…夏の終わりの寂寥感が心根を蝕み…ろくでもない想念に襲われ…其れが単なる妄念であればよいが今時局で多発する政治、社会諸相から妄念として切って捨てられない、極めて確度の高い未来の現実であるように思われるから、其の想念が日々に執拗に通底して、真に迫った恐怖と、悔いても悔い切れぬ慙愧の念に苛まれて心と心臓の動悸が止まぬ落ち着かぬ日々…取り敢えず恵まれた今と云う一瞬の幸福を楽しめず台無しにしている勿体なさも悔やまれ…国家と資本に根本的に染まらず国家と資本の役に立たないと見なされるだろう小生は近い将来、恐らく二、三年の内に国家と資本からシステム的にあるいは剥き出しの暴力で検挙、摘発されるか、あるいは国家と資本への無反省的材料と化した一般庶民から密告されて、其の時には既に始まっている戦争へと、懲罰的に、あるいは穀潰しの口減らし、比喩表現に収まらない人員削減と云う殺処分対象、殺す手間をかけさせる害虫同様の無価値な命として徴兵され、制空、制海権が中露に奪われた中で輸送船に鮨詰めにされて目的地に着く前に撃沈されて海の藻屑と消える小奇麗な表現とは無関係に溺死過程で苦しみぬいて殺される、戦争を主導する自国と他国の国家と資本に殺される末路がありありと想念される…全体主義が此処まで昂進した責任の一端は自分の力不足にもある事もまた、無力感に満ちた悔恨の動機の一つ…残念ながら良識あるバイデン政権は来年にはレームダック化、次いで悪夢のトランプ政権が再来すると老いて益々過去の固定観念に固執するようになる奴はアメリカのエスタブリッシュメントな高官が幾ら説明しても日米同盟のアメリカの利益を理解しないからあっさり同盟放棄して武器は売るが軍は出さない傍観を決め込む(事実上の、米中露の悪の枢軸)と中露が沖縄、北海道から挟撃して日本分割侵攻を目論む最悪のシナリオまではいかないにしても、中共の台湾侵攻を契機にアメリカの出方(単なる経済制裁でも)によっては日中開戦となれば懸案の尖閣で収まるはずはなく現今の露宇戦争を見れば分かるように際限なく領土的野心に歯止めが掛からず沖縄、九州も中共の攻略対象になるだろうから…こんな想念に意味はなく…問題は自分の身の処し方…思えば自分が単なる利己主義者であれば己自身の苦痛に満ちた死を如何に受容すればよいかと云う個人的問題に尽きるからどうにかなるかもしれないが其れも実際には解消し難いにしても…実際は其れほど単純な利己主義者でもなく…自分が先に死ねば一生癒されようもなく深く嘆き悲しむ人がいるのであればそんな悲しみを其の人にもたらすのは自分としても耐え難いと云う気持ちもあり…個人的な被殺の受容よりも他者の悲しみを回避したい情念の方が深く強い悔恨もあるから…どうにか此の状況を打開したいと、自分の人生のより多い部分的に国家と資本への恭順を示せば国家と資本から目を付けられずに済み、ひいては其の人に悲しみがもたらされる事が回避できるかもと企図して多少の活動をした事があったが、国家と資本から結果として媚びた下心が見透かされたのか改めてお前は国家と資本の敵だと突き放されたような苦い経験で終わったのみで現状の極めて蓋然性の高い成り行きの進み行きは変わらない絶望がドロ沼のようにもがけばもがくほど心理を蝕む…そんな折に宇多田のone last kissをのめり込むようにして聴くと破滅的な勇気が訪れる危ういヒロイズムに誘うから油断はならず…武器を持たされるような高尚な役回りは与えられない使い捨ての軍属扱いだろうが…などと明るい光の中へ突入するようにして割り切ってしまう、所謂特攻隊員の莞爾とした笑顔が安部公房の「他人の顔」のように自分の顔に張り付く想念にも襲われ、「吹いていった風の後を追いかけた 眩しい午後」かぶりを振っても払拭し難く…問題とすべきは個人として実在する人間ではなく体制だが其の体制は人間が形成するから人間を対象とせざるを得ないが如何にして人間を排除せずに体制を転換させるかと云う問題は刹那的なヒロイズムでは解決しない粘り強さが肝要…しかし…最早此のままでは…否…ただし…それから…話は変わって自分が今地道に少しづつ取り組んでいる実在論は絶好調だ…実在論で認識論をきちんと構成する処までようやく来た…其の基本的な理論は論述できた…多分、此れでよいだろうと思える…後は認識論の諸概念を其の理論に基づいて再構築していくだけ…本当は其の実在論に基づいて、全体主義を予防し得るような新しい言語の文法理論を構築するのが目的だが、志半ば、時局の加速に間に合わず、文法理論まではたどり着けないかもしれない…其の事もまた非常に心残りだが…目途がついた実在論だけでも完成させたい…以上のような在り来たりな絶望に苛まれて、過去の楽しかった事、自分を元気にしてくれた諸芸能や諸思想や、未来の此れからのそれらも含めて全てが退色し、底なしの虚しさに浸食されるが…其のささやかな思惟の最中だけは、件の想念から解放されるのが唯一の救いだ…。今と云う現在の刹那毎の恵みに縋るようにして味わう事が、数少ない恵みである…将来的に、将来から見た過去である今、文字通り命がけで執筆している事になる事は必ずしも喜ばしい事ではない…。

次回は9月4日です。

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