ロック史を体系的議論から解き放ちながら、サイケデリアの土着性とハードロックの非継承性を論ずる。主要1000タイトル、20年計画、週1回更新のプログ形式。
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また休載
意中の品を、人間を駄目にするネットオークションで何とか競り落とし、憔悴しきっているのでまた休載する。当初狙っていた品は、他の好事家どもも目をつけていたらしく5万6万と際限なく値上がりするので、一つ格を落とした同種の品に賭ける…何とか1万7千円で落札した。厳しい心理戦を制したほとぼり冷めやらぬ…あまり焼酎は趣味ではないが、いただいた芋焼酎を半升も飲むとそれなりに慣れてきて。しかしやはりウヰスキーが恋しくそちらに切り替えると、焼酎の後のウヰスキーはなんだか後味が悪い…結局、また、風立ちぬを映画館でみた。これで三回目だ。感想は先週書いたのと変わらない。音が、よかった…冒頭、子供時代の主人公が革靴で屋根瓦をぼこぼこ踏み鳴らす音が、よい、そして夢中の自作の木造の飛行機のラインを手のひらで擦る音が、よいし、いちいち、音が、よい…ヒロインの、どこか古風な声、昔の映画女優のような、白く曇ってどこか粘っこい声の持ち主のチョイスも、よい…たしか、NHK朝ドラの、尾道を舞台にして広島風お好み焼きで大阪に殴り込みをかける「てっぱん」のヒロインの女性、鳥取出身、だったかと思う…懸案の文書「荒み宣言」を書きあげて以来、創意の勃発が、やまぬ…いくらでも創意が湧いて心臓が苦しいし、意識がシャットダウンせず眠れぬ…もう、神無月まで待てない…さっさと発表しないと自分の心身も、そして自分を取り巻く状況も、もたない気がする。状況は悪化しかしない。苦しさが動悸を突き上げてくる…はやく、はやく、性急に…と、こんなこと書いていると、宮崎監督引退発表の記事が。千と千尋の神隠しは確かにクリエイティブのなせる最高傑作といえるかもしれぬが、それをなした今、最高傑作でなくても、最高傑作という呪縛から解放されて、ゆるゆると大人の味わい深い作品をぽつぽつ作り続けるというのもありだと思うが…大江健三郎が燃え上がる緑の木を最後の作品といいつつその後もしつこく脱力した残りのようなものを発表していたように…東京の緑豊かなところで創作活動に励むこのお二方にある種日本の生ぬるいとはいえる良心的なものが共通するとしたら(共に反原発)大江氏のように結局宮崎氏もぽつぽつ小品を作り続けることになりはしないか、これから見ものだ。もう、監督は、興業収入やスタジオ運営の呪縛から解き放たれて、自由に、何かライフワークを見つけて、一生、のびのびとゆっくり作り続けてほしい…これはプロデューサーにいうべきだろうが…感動などいらない、たとえば、このたび踏み入れた、大正時代のことをもっと踏み込んではいかがか、ライフワークにしてはいかがか…何かでの宮崎氏へのインタヴュで、宮崎氏が、漱石と芥川が探偵まがいのことをする映画を作りたいと発言なさっていた気がする、此度の事で、大正への開眼が明らかな今、ライフワークするならば大正だろう、と勝手に小生、進言する。堀辰雄への世間の理解が間違っても深まったとは言えない此度の作品からの反省も踏まえて、やるべきだろう…あれ、眠くなってきたからこれから眠るのだろうけれど、寝て、起きたら、もう、また、明日じゃないか、あれ、おかしいな、また、明日か、月曜日か、あれ、おかしいな、どういうことだろう、あれ、おかしいな、また、月曜日か、今日は日曜日なのに、明日は月曜日か、あれ、おかしいな…頭がおかしくなりそうだ、また殺されるのか。あと何回殺されるのか。あと35年、今の状態だとざっと35×12×4=1680回殺されるのか。惨めすぎる肥溜めから目をそむけよ。社会社の定常的なシステムの中で生き残る自信は皆無だが、何の根拠もない、下らない自信だが小生は災害や空襲なんかでは妙に生き延びられる自信がある…自然への危機意識には敏感なつもりだ…おそるべき自然災害や爆撃で社会システムが一発で破たんしてくれないだろうか…とはいっても生き延びられるのは、災害や空襲が起こったその時だけで、生きながらえた命を継続させようとするとまたしても社会社が立ちはだかるからもう途端に駄目だろうが…闇市や農家への着物売りをうまいことやる自信はない…でもそうなれば結局土地と食いものを所有する豪農が強いんだろうな、金が何の役にも立たなくなったとき、結局安泰なのは農家だ、今の豪農だ…糞、土地持ってねえ。
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