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 ロック史を体系的議論から解き放ちながら、サイケデリアの土着性とハードロックの非継承性を論ずる。主要1000タイトル、20年計画、週1回更新のプログ形式。
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「texas flashback vol.1/take a trip to the psychedelic/punk era in texas(196?)mmcd 66061」



初期ガレージ拾遺集としてはバック フロム ザ グレイブと同じくらい重宝しているのがテキサス フラッシュバッグ。題目通り、テキサスでの初期ガレージ勃興に焦点を当てた珍VA版である。どうしてよいのか分からぬ状況においても変に迷いのないリラックスした崩れが穏やかながら気狂いじみており、突拍子が無いという言い方よりも、原義的には誤りかもしれぬが突拍子があるといったほうが腑に落ちる。場違いに流れへの慣性を切り崩してくる容赦ない鉈の一閃のような瞬間はやはりロウであり、陽気な不敵具合はジャケットでのアルマジロとの乱交パーティのように、ドチャドチャしている。亜米利加固有の、明るい狂気の砂漠の流砂の底に沈んで蠢く饐えた獰猛を期待したが、まだ、表層の明るい砂漠の狂気に留まっていたと思う。サイケやアシッドフォークの方方のバンド名には長めのものが時に散見されるが、初期ガレージパンク系のバンド名は80年代再興パンクと事情は同様に、短い、小気味いいバンド名が多い。試みにこれに収録されたバンド名を追善供養のような気持ちで書写してみた。話は変わるがリーガルハイの第二話での著作権闘争に登場したハードコアパンクバンド「自爆魂」の、荒川ゴミータとジャンゴジャンゴ東久留米がやらかした法廷ゲリラライブの演奏がハウってて耳に痛く秀逸であった。

まだ5月なのにエアコンON、真夏日、遠くから間断なく高層マンション建設の槌音が鳴り響く長閑な休日の昼下がり、細君が友達と喫茶に出掛け…自治会の月当番の広報配りを炎天下、首尾よく終えた後、一人なので気兼ねない納豆飯と残り物の味噌汁、平らげ、近所の子らのはしゃぎ声も耳に痛くない程度に遠くから、そんな穏やかな心持に添う時波に洗われる装いの筆の運びも一入、郵便局の単車が一台、走り去るひととき…テレビは競馬、スタートゲージに馬が押し込められたら間髪入れず走り出す躊躇なき無駄の無さの刹那の粋が競馬放送の醍醐味…夜になると無性に居酒屋放浪したくなる、はしごを重ねて重ねて止まらない泡膨れのように気持ちよくのんでのんでのみまくりたくなるがままならぬ諸事情…この季節、ビールで喉を鳴らすというよりも、喉の内壁全体を使ってビールをごっきゅごっきゅ「噛み下す」感覚…なけなしの憎悪も露と消え…寝ながらにして夜、蒸してまんじり、頭に血が上るのと同時に頭に言葉が上ってぎゅうぎゅう眠れぬ苦しみの記憶も昼下がりの静けさに消えるのもあり…かような浅はかな徒然文、所詮結実せぬまま排出される言葉の経血に等しいと、読書灯つけるもまだるっこしいとばかりにメモに暗中殴り書き、諸君は言葉の経血を好む趣味人もしくは好事家なりしか、と吐血のように吐き捨てていたのも、昼日中にあっては、毒気も白白しく、明るく空しいだけ。高級でなくてもよい、基本的清潔を守った程よいビジネスホテルを転々とするホテル暮らしを1週間ほど続けながら昼間は浅めによく知られた観光地観光(城跡など)、夜はディープな居酒屋放浪に明け暮れたい。恐らく二、三日で嫌になるがそれでも続けるホテル暮らしがスれてくる感じに憧れる。離島の民宿でもいい。

ステテコ&リラコ着た友人夫妻と家族ぐるみの付き合い、子育て世代ハッピハッピィファミリーが、ノアやプレマシーのような大型厚顔ファミリーカーでカーナビで乗り付けて、交通の利便よろしき湾岸のよく整備された公園などで夕暮れの高層ビル群眺めながら都市型バーベキューにいそしむという週末。上場企業が垂れ流すこうしたハッピィファミリー像は最早…ブルボン王朝の仮面舞踏会くらいに現実感に乏しい、小生にあってみれば…無論「像」に苦悩などないが実際のハッピィファミリーにはそれなりにそれぞれ生活苦を抱えながらであって、自らの意志で天国から地獄=生活へと堕ちて蘇った、最強伝説黒沢の、「新黒沢」は…やはりさすがとしかいいようのない底辺であって、かような都市型バーベキューの現場の本質を露見させるべくその最底辺を抉り出す健在ぶりが、矜持、頼もしかったのは何か月前の雑誌掲載の「新黒沢」だったか…天国から現世へと蘇った黒沢はあの伝説の死闘の後数年間植物人間状態だったからその間に財の全て(と童貞)を失い御乞食(おんこつじき)、乞食は社会身分ヒエラルキーの最底辺だがらヒエラルキーには含まれていると、かつて、安倍公房が、ヒエラルキーから逸脱した箱男を以て箱男の批評的の優位を指摘しようともそれは所詮現場を知らぬ空論故に現場の本質である汚れから免れていたに過ぎず…黒沢が底辺の一辺たるを以て現実の告発に十分であることは明白、問題なのはその底辺黒沢の人間の訴えの基底が、これまた、啓蒙思想=基本的人権、という思想によらざるを得ていないのであって…基本的人権が自明盤石でなくなったこの昨今の腐敗したアジア退化世界において如何なる振る舞いが可能かは、ひとえに、「新黒沢」=現代の菩薩にかかっている。無論、新黒沢だけに頼るわけにもいかぬから、小生も助太刀いたす所存。浮ついた、地に足のつかぬ、ゴミ屑に等しき言の葉の、吹けば飛ぶような無意味無価値なる布石…そのひもじい苦悩。

数年後の選挙までは期限付きで全権委任独裁状態の政権与党のみならず形骸化した妄想民主主義の言い訳ついでにその存在が許されているに過ぎないほどまで失墜した野党までも、消費増税や震災復興を鑑みてしおらしく給与二割削減していたのが時限立法、期限が来たらば声を押し殺して国会議員の給与が元に戻るつまり増額されるのを黙ってやり過ごそうとするさもしい御手盛り状態を露呈、騒ぎ立てられるのを極力恐れながらもしめしめと懐具合を温め直すついでに国家公務員までも給料増額、外資呼び込みを口実に資本側の法人税はちゃっかり削減、しかし地方公務員のは減らす嫌がらせ、「私腹を肥やす」というこれ以上掘り下げようのない浅ましい理由も堂々とやられるとまかり通る始末、労組排斥の、資本家と御用学者的有識者を見繕った御都合会議体の中で派遣労働規制緩和、残業代ゼロと、剥き出しの資本の理屈を絶好の全権委任状態を駆使して執行してくるため早晩には労働環境の最悪化の再発は資本主義的伝統に基づいて必定、成果主義を押し通すならまず国会議員と国家公務員を、成果主義で給料査定すればいい、そこんところは体よく保身、カイより始めよなどどこ吹く風、目先の労働に忙しくて声と力が出せない、幾ら搾り取っても個人では非力で何も出来やしない愚民から搾り取って搾り取って搾り取りまくって私腹肥やしてやれとばかり、大衆はこんな身勝手なこと権力様がやるはずないと思いたがるが現実は、こんな馬鹿げた傲慢事をやるのですよ、私腹を肥やすために。憲法でさえも拡大解釈で軽んじる政権が法令ごときを几帳面に遵守するはずない、資本の理屈のいいように幾らでも拡大解釈されて労働者から剰余価値が搾取されるのは目に見えている。確かに旧態的日本人の一部にはいつまでもだらだらと会社に居残って何するでもなくだべっている給料泥棒もいるが、仕事の効率アップによる三本目の矢云々するならば残業代ゼロではなく残業そのものを禁止にすべきだろう、それでこそ、限られた時間と人件費の中で成果が生まれるというものを、残業代ゼロにして成果だけが求められるのであれば成果なんていうものは無制限に求められるのだから無限大の時間を労働に費やされる事になる、残業代という資本への軛も外れたらそうなるのは分かりきった話だ。(配偶者控除廃止については別考を要する)財政再建=経済活性化=効率化が目的でこういうことするならばまず財政の立案承認者である国会議員が責任をもって率先して身を処すべきものを(国会議員定数削減、給料削減!)それにはほうかむりしてすたこらさっさと逃げておいて戦力逐次投入の逆パターンのように煮え蛙的に小出しに増税しまくる庶民増税へ突っ走るのだから(軽自動車税、健康保険、消費税、ガソリンに混ぜられた環境税…軒並み増税。そういえばガソリン暫定税率どうなった。まだ暫定か。馬鹿にされたものだ)「私腹を肥やす」ためと云われて何の言い訳が立つのか云ってみろ、といいたくなるのに無理はない。

原子力規制委員会からは、安全重視によって原発再稼働という政治方針にそぐわぬ地質学者を放りだし、再稼働に前向きな御用学者を追加。安全度外視、喉元過ぎれば何とやら、原発利権圧力団体の強勢。原発稼働するならば放射性廃棄物の無害化方法をせめてパイロットプラントで確立してから、というのが技術的産業的常識だろう、そんな技術確立が不明の状況で(文殊も頓挫)放射性廃棄物を増産し続ける原発を動かすというのは明らかに他の、政治的論理によるのだろう、それが原発=核兵器所持ならば、せめて原発一、二基だけ生かしてその他は閉鎖でもいいではないか。現有原発全基再稼働を目指す現政権の強勢は人後に劣る。これもまた、啓蒙思想の腐敗の一様態だ。原発賛成の議員、電力会社社員、財界人は一人につき一袋(一トン)の高濃度放射性廃棄物をぶち込んだ鉛の箱を各自の家やマンションで子々孫々保管すべきだ、さもなくば、放射性廃棄物処分場候補地にいい場所がある。一体、どこの自治体があんなものの処分場を受け入れるのか。処分場を、東京のど真ん中、皇居内に建てるべし。絶対安全に半永久保存する事が出来るというのであれば何の異存があろうか。天津神と国津神と天孫が数万年先まで、この国の腐敗そのものである放射性廃棄物の安全に寄与してくれるであろう。だから陛下も喜んで受け入れてくれるであろう。それでも足りないならば伊勢神宮、明治神宮、靖国神社、京都御所に処分場を建設すべし。御国の未来を想う皇祖神と英霊の御力で有害放射線を封印せよ。さもなくば国会議事堂と国会議員会館に放射性廃棄物をぶち込むべし。

人間は、役所や経済アナリストやシンクタンクが統計で作成する棒グラフや折れ線グラフを上げ下げするために生きているのではない。国民総生産や出生率や税収の棒グラフのアップのために個々の人間は生きているのではない。人間は如何に他者と関わろうとも私の生を生き私の死を死ぬのみである。国民総生産の棒グラフが示す、国家間順位の将来的低下を憂う有識者よ、人間を馬鹿にするのもいい加減にしろ。何も十把一絡げに増税ゆるさんと云っているのではない。破綻寸前の財政からいえば増税も致し方ない面もある。ただしそれをするならそうした事態に対して最も責任を負うべき国会議員や国家公務員がまずはカイより始めよ、という事である。こんな時には都合よく主権在民=一億総懺悔とばかりにきっちり被支配者層には重く広く負担を押し付けておきながら、自分らはほとぼりが冷めた頃に御手盛りでこっそり甘い汁を増やすのはやめろ、という事である。それが出来なければさもなくば、という話になるから。

醤油やマヨネーズやソースやワサビなどを封入した小袋の側面を切れやすくしてくれているマジックカットが連続してうまく切れないと、自分の運気に異状をきたしていると思う。マジックカットがうまく切れずに力づくで小袋を破断することでブチュっと指先を和カラシなどで汚してしまうのが数回続くと、呪に縛されているのかと、慄く。

ボーナス日で気分が大きく、出前で街を歩く中華料理人のコック帽を見てビールの泡を想起、たまらず入った居酒屋で飲みまくり酔っぱらってボーナス袋を喪失、やけになって更に飲みまくって千鳥足のところを警察に連行され、辿りついた交番にボーナス袋が届けてあった、そんなノリスケの幸福な無頼に乾杯!

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