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 ロック史を体系的議論から解き放ちながら、サイケデリアの土着性とハードロックの非継承性を論ずる。主要1000タイトル、20年計画、週1回更新のプログ形式。
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「frank zappa & the mothers/over-nite sensation(1973)rcd10518」砲撃

 

 一週間で清酒一升瓶空けてしまうというのは速すぎるペースなのだろうか。酒器を育てるためでもあるが体への一抹の不安残りつつ、晩酌の酒量は減るどころか増える一方だ…。
 テレヴィをボケェと見ていると昨今何かと話題の中国の企業の激安携帯電話について映っていた。一瞬だけの映像だったが、その携帯電話の外装、貫入が細かい白磁のように見えた…。本物の白磁ではなく、恐らく樹脂にそういった意匠を施したのであろうが、さすがよの、と思った。白磁、乃至は青磁の携帯電話…陶磁器の国、中国ならではの発想ではないか。漆芸の携帯電話が一頃日の本の国でも存在したが、何となれば現在にあっては中国や朝鮮にも勝るほどの陶磁三昧の国といったら日の本以外ないではないか。ビードロ釉が渦巻く、荒い土肌の伊賀焼の携帯、あるいは黒楽の携帯…重かろうが割れやすかろうがそんな事はどうでもよろしい。
 明日の米韓合同軍事演習に馳せ参ずるため、横須賀の米軍基地から、アメリカの原子力空母ジョージワシントンが出撃するという…。あれ?横須賀?原子力空母?この国には名目上、一応、非核三原則というのがあるんですけど…なぜかしれっと、核が持ち込まれているじゃないか。しかしこのことを指摘するメディアは皆無のようだった。普段は愚かしく原理原則を持ち出してくるメディアでさえも…この事に疑問を持った自分の認識がおかしいのだろうか…。
 北朝鮮の砲撃に纏わる管政権の危機管理云々への批判…予算委員会でつまらん質問ばかり繰り返し、この非常時に官房長官や国務大臣の問責決議可決、辞任しなければ審議拒否するという脅し…野党側の危機感如何ほどなのかと。危機管理危機管理などと曖昧なことを声高に叫ぶ無責任マスコミは一体政治や行政に何をしてほしいのか。多分マスコミ本人もわけも分からず、少ない情報を何とかして盛り上げようとしているのだろうが、こうした浮き足立ちは、戦争というものに内在する、禍々しくも抗し難い美しさによる心のざわつきの裏返しであることを少なくとも第二次大戦を経た現在では自覚すべきである…小林秀雄も坂口安吾も、正確にその美の恐ろしさを認識しつつ、いかんともし難かったほどのものだ…別のことに思われるだろうが結局は先述の美と機を一にするのだろうが、独裁国家北朝鮮の市民への街角インタビュー(本当は政府筋の人かもしれないが)での、その過剰な抑揚はどうあれ言っている事は論理明晰でまことにしっかりしている美意識の結晶…一方で立憲民主主義体制日本人への街角インタビューでの市民の返答の支離滅裂さ、どうしようもない幼稚さの愚醜が比較され、唖然としてしまう。
 と、そこへ、NHK会社の星、カラオケで大人力を磨こう、などという特集…カラオケで社員らが馬鹿騒ぎ上司へつらい盛り上げテクをせせこましく駆使している様子が流れる…怒りが点火、小生でさえも、いっそ、北朝鮮がこいつらを熱圧力弾で砲撃してくれないかなと思ってしまう…否、他ならぬ自分がやらなければならないのだろう。それにつけても、いったいどこまで、この連中は、媚びのスキルを磨けば気がすむのだろう。恐るべき先の見えなさである。人間の無自覚な奴隷根性は底なしである。

 
 ザッパのオーバーナイトセンセーション。今宵は特にザッパ論をやる気は毛頭無い。年末まで、消化試合ということで、浅はかに綴り続けるつもりである…。いきなり、最初の楽曲から、もう何もかも終わりのような、ザッパにしてはいささか珍しいセンチメンタルな明るく充実した塊がもりもりするような…ザッパの、小腸管がみっちり密着しあう間に遠慮なく差し入れてまさぐる長い舌のように艶っぽく照りのある声が堪能できる。しかしそれだけであるはずもなく、どこぞのストリートのならず者をスタジオに拉致したのだろう、手に負えない男がひたすら甲高く耳障りなゲスの声を、荒れたコンビニ前のゴミ箱から汚く絶叫する世紀末ハードロックでもある。大粒の星星が瞬きもせず宙に留まる乾いた大平原での夜、薪の炎に、現地の酒で頬をしたたか赤々させた原住民の宴の締めで歌われる祈りの歌、素直に聞き取ると「イキヤイヨッタイエェエーイッ」というような事を朗々と吟ずる…。

 ところで来週は既にお知らせのように所用のため休載します。

frank zappa:guitar,vocals
tom fowler:bass
bruce fowler:trombone
ralph humphrey:drums
sal marques:trumpet,vocals
ruth underwood:marimba,vibes,percussion
ian underwood:flute,clarinet,alto&tenor sax
george duke:keyboards,synthesizer
jean luc ponty:violin,baritone violin
 

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