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 ロック史を体系的議論から解き放ちながら、サイケデリアの土着性とハードロックの非継承性を論ずる。主要1000タイトル、20年計画、週1回更新のプログ形式。
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記憶への追随…奈良の旅①

桜も花が落ちてようやく落ち着きを取り戻し、裏白い新緑が山際に眩しく晴れが続いた季節のとある休日の昼下がり…通常では有り得ないほどけたたましい地震速報を、身に覚え無く勝手にインプットされた機能で以って発揮する携帯電話によって深更夢見がちに気付いた程度だったからほっとけばそのまま滑らかに眠りに付いたものの天変地異に対して異常に小心な細君が狼狽のままに起こすから其れきっかけで其の後の睡眠が妨害され今時分でも頭や胸は気持ち悪いがあの貧相な自粛ムード(ニーチェ的意味で。)が蔓延する前の駆け込み需要なのか自粛せず細君は予約していた美容室に出掛けた隙をついての、ようやく腰の落ち着いた執筆態度となっている…つい先日利用した豊肥線では脱線…K市には一人暮らしの祖母が居るので実際最早他人事ではなくなっているが喧騒する当事者の盲目を付いて今は等閑に付す猶予期間に甘んじるのか…身近な条件の激変を外部から余儀無くさせる暗い予感もさることながら、専らの懸念はやはり此の国の全体主義体制の補完状況であって…トランプによってアメリカがファシスト化すれば、それでなくても自発的に草の根的に全体主義化する内的要因と結果が世の中に満ち満ちている此の国なのだから、トランプによってアメリカがファシスト化すれば箍が外れたようにバスに乗り遅れるなとばかりの浮薄の輩の便乗勢力も加わってあっという間に全体主義化し、更には全体主義が辛うじて残している保守的思想性すらも、其の時代ではもう嘲笑的な意味しか持たない「思想」と云うレッテルの下に嘲笑的に抹消される末期に至ればその場限りの勢いまかせの出任せの見せ掛けの現場、実力主義が幅を利かせてあっという間に徴兵制、軍国主義が再来するだろう(これらの見通しに小生は確信、確証があるが詳細の情勢分析は此処では割愛…取り越し苦労であってくれたら一番良いが…)…そして関東大震災や東北大震災が国家総動員あるいは一億総活躍体制の呼び水になったのは明らかなだけに、此度の熊本の地震もまた、全体主義の後押しに政治利用されつつ草の根的全体主義の追肥になるのもまた明らかで、そろそろ公共広告機構がCMを、「ありがとウサギ」がほっぺを遠心力で膨らませながら回転する愛らしい様子で埋め尽くしやしないかと固唾を呑んで見ている始末…明らかに其の道程だけは現時局において明るく照らされている…何もかも馬鹿馬鹿しいほど明らかだが明らかであればあるほど罷り通る政治なのであるから今が奮起のしどころと分かってはいるが…されど…奮起せぬ。奮起せぬのは体制へ臆する様様な配慮的びくつきのせいなのか、はたまた小生の身辺で巻き起こる個別的内憂外患によって生気をごっそり削ぎ落とされているのを理由とするのはその場凌ぎの言い訳に過ぎないのは分かってはいるが…今は何とか政治的奮起への導火線を綯うべく、人生と云うリハビリに専念するしかない…そんな時間本当はないはずなのだが…精神のリハビリにいいのは何と云っても過去に自分が実際に経験した事を記憶のままに書き綴る事であり…普段、生活の為に心にも無い事や、あるいは金輪際古今東西空前絶後に此の世界に有り得ないような超絶的文章ばかり書いていて神経を徹底的に痛めている自分としては、過去の、楽しかった旅の思い出を記憶のままに徒然に記述するのは、荒れた胃を休める優しいスープのような滋養が期待されるわけで…熊本地震が惹起する国家レベルから個人レベルまでの種種の不安をうっすら抱えながら…心は一路、大和路快速に飛び乗るのであった。ありがとウサギの出番はなさそうだが…ファシズムと全体主義の権力構造には相違はあれど其の発生における同様としては…ファシズムも全体主義も、言葉と理性の価値の大暴落であって…何を云っても何を(理性に)訴えても無効になると云う状況である…歴史上、近代の、徹底的に結晶化したファシズムも全体主義も内部からの体制崩壊運動は認められず外部からの武力圧力による体制破壊しか有り得なかったが、此度のアメリカ大統領選は、ファシズム発生が体制内において予防されうるか否か、歴史上稀有な試金石となる。小生は今、言葉と理性が暴落した全体主義前夜において其れを阻止する方法論と、全体主義成立後の己の身の振り方と覚悟を、並行して思案している。

必然的に大阪駅までの新幹線代が重荷となるのであるが…昨今の日本人あるいは激増する外国人らの強かさを甘く見た罰なのか…早く予約すれば割引される特権的切符の入手へと着手した時には時既に遅しで、予約出来ず、正規の値段で指定席を予約する…致し方ないとは云え事前に湧き立つ期待に水を差す顛末にも昨今の時局が侵入してくるようでげんなりしつつ…前日、待ちに待ちすぎて一睡も出来なかったというしくじりで早朝から吐き気を催しつつ新幹線に乗り込む…味も素っ気もない、旅的にはトンネルだらけの糞詰まらない新幹線旅に嘔吐感を助長させられつつ…新大阪駅に定刻着、待ち合わせ場所の大阪駅行きに乗り換えて…予定通りである。人が多すぎる大阪駅構内にも率先して嫌気がさしながら同行する御二方と無事合流を果たす…腹ごしらえに、食い気で腫れ上がった駅ビルで如何に腹を満たせるか試されるが上手い事大勢の成り行きの裏をかいて品のいい英国流喫茶店にて、手早さを見込んでカレーを注文…隣席ではバッハのかつらのような白髪の紳士と若い娘が談話している…コクがほどよく納まった欧風カレーを堪能…大和路快速への乗り継ぎに向かう…(続く)

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HN:
仄々斎不吉
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非公開
自己紹介:
 数寄の天下を獲らんがため号するは、仄々斎不吉。

 三千家(裏千家・表千家・武者小路千家)及び諸家茶道流派に例外無き教条点前に豪を煮やす一方、近代数寄者(益田鈍翁、高橋掃庵等)以上に見立ての幅が広がった現代茶会に更なる侘びの新風を吹き込むべく研鑽を積む。

 利休の、無産有産といった階級をも併せ飲む侘びの骨頂に根ざしながら、そうはいってもありがちなブルジョア金満足だけは厳に慎みたい労農茶人。

 草木に臥してなお風雅を愛でる仲間であるために、茶の湯だけでなく、路上観察、テレビ跋渉、音楽及び納豆評論、 30人31脚批判もこなす趣味人にして愛陶家。 猫舌。


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