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 ロック史を体系的議論から解き放ちながら、サイケデリアの土着性とハードロックの非継承性を論ずる。主要1000タイトル、20年計画、週1回更新のプログ形式。
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春まだ遠く

外に出ると家の中より暖かな空気…ひよどりが枝垂れ梅からわさわさ飛び出て上空は雀がちゅんちゅら…柄にもない浅慮焦燥による長大な坂を自転車でこぎ切る運動は結局基礎筋肉が醸成されないままに俄仕込みで断続的になされたから結局徒に膝関節を痛めただけで大した基礎体力向上には結実しなかったと云う惨めな結果を思い知らされ…先週だいぶ膝の違和感が緩和された気がしたから、此れまで出来ていた事が出来なくなる怯えやらにさもしくしがみついて唆されて週末に調子に乗って自転車で長大な坂をこぎ切ったら数日後膝関節痛をぶり返す無様に陥り、日々の仕事に支障を来す程ではないにしても此れを期に心身の落胆が、解決出来ない種々の人生問題も絡んで不連続にがっくり落ち込んで浮上ままならず…地を這うように養生するような、しかし傍目には変わらない日常を苦しく続けていたら股関節や膝関節の違和感は緩和されたような気がしたが今度はアキレス腱辺りの筋肉痛で少し引きずるような感じに陥ったが葛根湯のおかげでだいぶ楽になりつつあるがもう急激な無理は出来ない体の衰えを認めざるを得ない落剝した心境ばかりが確実なものとして残ったのであった…本質的な事を書く体力が今は奮起せず駄文に甘んじる…それにしてもマルクス・レーニン主義の教科書そのままが現在のアメリカで露骨なほど分かりやすく起きているのを目の当たりにして…しかしその事が喉から出かかっているむず痒さを感じているのに其れを決して公には口に出せない此の国あるいはこの世界における思想統制の圧力の凄さと違和感が際立つ毎日ではないか…元元マルクス・レーニン理論においては、ブルジョワ革命を経た資本主義先進国であるアメリカにおいて最も早期に共産主義革命が起こることを熱望、予言しており、ブルジョワ革命すら経ていないロシア革命は理論上はイレギュラーな事象と見なし理論家も当初はロシア革命にはたいして肩入れしていなかったという歴史を思い出せば、昨今のアメリカ大統領選における事象はおよそ100年遅れでの理論的中ではあったがしかし予断は許されない歴史的事実は既に少なくともファシズム発祥の地欧州は経験済みな訳で…資本主義極相状態にあるアメリカで貧富の格差が拡大し少数者の富裕層と多数者の貧困層に分断が進むと俄然…共産主義まではいかない社会主義的気運が多数者の間で起こる…すると少数富裕層の中から社会主義的気運=理論への、「理論なき反動」として、政治的にも経済的に叩き上げの独善的指導者=ファシスト型独裁者が求心力を持ち始める…其の指導者は当然少数富裕層の利益確保を約束するので少数富裕層から強力な資金援助を獲得する事で安定的な政治基盤を構築しつつ、多数貧困層の分断工作にも余念がなく多数貧困層からの民主的承認さえも取り付けるのが上手い…具体的には…貧富の差の拡大する資本主義社会に対して民主党サンダース候補は社会主義的政策を提唱するという理論的王道を立ち上げる事で、制度自体を懐疑できる知的水準の高い少数者を核として多数派貧困層の支持を集めるという傾向であり、其れに対して共和党トランプ候補は、社会主義政権によって既得権益が奪われるのを何よりも恐れる少数富裕層の、社会主義への恐怖と云う反動を利用して少数富裕層の支持を取り付けて陰なる核としつつ、多数貧困層が現実的に抱える経済的不安と民族的不安を煽りつつ直結させて解決させようとする強硬姿勢を示す事で直情的に多数貧困層の支持を獲得する(低賃金で働くためアメリカ人の雇用を奪うヒスパニック系民族の排斥、テロへの潜在的恐怖に火を付けるイスラム教徒排斥等々)という按配…何も新しくはない、教科書通りの事象である…比較的穏健なリベラル政権であった「オバマ政権」を「ワイマール共和制」に置き換え、「サンダース」系勢力を、当時世界最強の左派勢力であった「ドイツ社会民主党」に置き換え、トランプ氏が排斥しようとする「ヒスパニック系やイスラム系」を「ユダヤ人」に置き換えれば1930年代のドイツの状況そのものである。そして「トランプ」はまぎれも無く、「ヒトラー」に置き換えられるだろう。トランプ氏の数々の発言を単に「過激な発言」で済ませている風潮があるが…ナチズムと云うのは嘲笑や苦笑のうちにいつの間にか成立しているものなのである。嘲笑いながら基本的人権を蹂躙し、其の事実を嘲笑の内に公然たるものに転化させるのがファシズムである。あの男もそうだったではないか。あの男、そう、アドルフ・ヒトラーも…まさかそんなこと、本気でいってるわけじゃないんだろう、ちょび髭伍長のくせに威勢のいい事云いやがって、せいぜい利用させてもらおうか、などと嘲笑ったり苦笑いしたりしてその場しのぎの保身にお高く止まっている内に全てが現実化したではないか…ワシントンポスト紙はようやくトランプ批判の社説を載せてアメリカの良心を見せたようだが…この期に及んで遠慮している場合ではない。トランプは純正なるファシストである。そしてもっと深刻なのは、「トランプはファシストである」と云う、誰もが少なからず思っている事を公言できず相変わらず「過激な発言」と云う表現で事態を過小評価しつつ嘲笑や苦笑の内に収めている此の国のマスコミである。日本のマスコミは何を遠慮しているのか、それともあれか?「トランプはファシストである」と批判することが「安部はファシストである」と批判する事と同義になる事を潜在的に感づいて、逸早く「自粛」しているのか、とまで勘繰りたくなるではないか。トランプ氏をファシストだと断言できないマスコミは基本的人権の擁護も表現の自由も自ら放棄した大本営発表に堕したと見なすべきである。ファシストをファシストとも云えもしないマスコミなどもう死んでいると云ってよい。次期大統領になる可能性が現実味を帯びてきたトランプ氏への配慮も潜在的に働いているのだろう…社会主義vsファシズムの対決の結果は…欧州の歴史から云えば社会主義が勝利した事は無い、だいたいファシズムが勝っているのである…この点から云えばマルクス・レーニン理論は当たっていないと云わざるを得ない。日本のマスコミはサンダースを支持する若者を、「冷戦時代の社会主義国の惨状を知らないからだ」と、勝手な理屈で過小評価して済ませているが…確かに社会主義には社会主義型独裁制と経済破綻と云う歴史的事実があるがサンダース氏は少なくとも社会主義型独裁制への不安払拭のため「民主社会主義」と云う概念を提唱しているのだろうから、其処の処を論点にしないのは意図的な否定を前提としているとしか思えない…経済政策については未知数なのは難点と云わざるを得ないにしても(富裕層からの富みの奪取=再分配が彼の経済政策なのか)…。何にしても、多数貧困層がほぼ同数ずつ分断されるならば、単純な足し算の結果からトランプ=ファシズム政権が樹立される可能性が高い。サンダースvsトランプとなれば富裕層は持てる金の力でなりふり構わず反動勢力となって選挙戦を仕掛けると思われるから…。それぞれの勢力の獲得票関数の大きさは次式の通りになる可能性が、欧州の前例からすれば、高い。トランプの現時点での排外主義的政策案はアメリカの国内事情を勘案すれば其れなりに政治家として道理はあるだろうが、権力を一旦握ればそうした排外主義は基本的人権の蹂躙へと加速するのは、過去のファシストが政権を維持する歴史的事実から照合しても確実である。だからこそ彼はファシストではないと言い切れる状況証拠は何もないのである。

サンダース(少数知識層,多数貧困層)<トランプ(少数富裕層,多数貧困層)

こうしてみると結局、知識(政治的理念=基本的人権)vs金(賃金を遥かに上回って雪だるま式に増殖する資本の暴走、政治への介入、癒着等々)の問題として抽出されるのか…選挙において、投票権を持つアメリカ市民の良識がぎりぎりのところで試されるし、無論、此の国とて対岸の火事ではない。サンダースvsトランプだと反共の歴史が深いアメリカではトランプ有利だろうから、社会主義反動への票の流入を少しは防いで票を取り込めるだろうヒラリーの方が、トランプに勝つには有利だとも思われるが…。ヒラリーの方がトランプよりはまし、と云う判断で…。そうならない程、アメリカ国内も切迫しているのだろう。と、ここで、予備選でヒラリーの連勝が報道された。

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HN:
仄々斎不吉
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非公開
自己紹介:
 数寄の天下を獲らんがため号するは、仄々斎不吉。

 三千家(裏千家・表千家・武者小路千家)及び諸家茶道流派に例外無き教条点前に豪を煮やす一方、近代数寄者(益田鈍翁、高橋掃庵等)以上に見立ての幅が広がった現代茶会に更なる侘びの新風を吹き込むべく研鑽を積む。

 利休の、無産有産といった階級をも併せ飲む侘びの骨頂に根ざしながら、そうはいってもありがちなブルジョア金満足だけは厳に慎みたい労農茶人。

 草木に臥してなお風雅を愛でる仲間であるために、茶の湯だけでなく、路上観察、テレビ跋渉、音楽及び納豆評論、 30人31脚批判もこなす趣味人にして愛陶家。 猫舌。


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