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 ロック史を体系的議論から解き放ちながら、サイケデリアの土着性とハードロックの非継承性を論ずる。主要1000タイトル、20年計画、週1回更新のプログ形式。
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夜郎自大による外患誘致罪のようなもの

以下敬称略。就任一か月も経たずに此の国を破滅に導く政権高市に怒り心頭でしかなく…米高値放置、議員定数削減、緊急事態条項等非難すべき個別の政策は数多あれど此ればかりは超ド級の、最早単なる失策ではない、此の国に対する紛う事なき破壊行為でしかない。高市による、台湾有事=日本の存立危機事態発言(=自衛隊出動)。安倍や麻生が右派ポピュリズム受けを狙って台湾有事は日本有事(だから軍備増強、大日本帝国万歳)などとうそぶいていた、要するに内輪受けの低レベルな事を、事もあろうに総理の立場で国会と云う公的場所で平然と述べる破滅的愚劣をこの問題に関する当事国に晒すとは…云うまでもなくアメリカを含め全ての関係国が此の台湾問題に関しては…中国との条約上、台湾の中国への帰属を認めつつも、軍事侵攻は容認できないがかと云って本当に軍事介入するかもしれずしないかもしれないと云う、中国との関係を維持しつつ安易な現状変更を抑制させる文字通りの曖昧戦略がベストと云う共通認識に基づいて、関係国ともども、絶妙な阿吽の呼吸で繊細にそこそこの平和を築き上げて来た政治状況なのに…其れを一言でぶち壊した罪は万死に値する。日頃から高市は厳しい安全保障環境云々と国内に軍事的危機を煽っていたが、その厳しさを本人が何も分かっていない無知の子供ぶりを露呈した。安全保障の戦いとは外交であり、安全保障の厳しさとは外交上の一度の失策が事態を激烈に悪化させるカオス状態を云うのであり、軍事力行使=戦争は日本にとっては安全保障の破綻を意味するのだが、しかるに高市は安全保障=外交の厳しさを全く認識せず、漫然と内輪受けの国内の主観的情緒を吐露したばかりに、日中関係と云う此の国の安全保障の核心部分を破綻に導く犯罪的失策をしてしまった。右派ポピュリズムは事実や歴史を無視して仲間内の刹那的自尊心を満足させる主観を優先させるが、要するに安全保障の厳しさと云う事実や其れに対処する曖昧戦略を積み重ねて来た努力の歴史よりも、チンケな自尊心の満足を優先する右派ポピュリズムの主観的思考を日頃の高市がしているから、あのように決定的に駄目な答弁を晒した。

 思えば歴代政権が台湾問題に関して曖昧戦略を維持し、そして、かつて安倍が日本は侵略戦争などしていないなどと右派ポピュリズム的妄言をして日中関係を悪化させ、反日デモや不買運動など日中関係は最悪になった事があった。しかし当時はまだ中国の経済、軍事は日米に劣っていたからせいぜい反日デモ程度で済んだ。しかし今やとりわけ日本は中国に経済、軍事共に大きく水をあけられ後塵を拝すレベル…だからこそ安倍政権以降三つの政権は安倍が悪化させた日中関係の改善に努め、台湾問題への曖昧戦略を中心に隙のないバランス外交に努めて来た。だからこそ、中国は尖閣に関してはサラミ作戦で示威行動を継続するも自制的に留まり、日中の軍事当局間のチャンネルの構築に努め、日本が日中共同宣言等を踏まえた隙の無いバランス外交を持続させているからこそ、尖閣以外では中国側からすると日本に敵対的行為をする理由がないので、少なくとも経済的には安定した互恵関係をここ数年は維持してきた。しかし…高市発言がバランス外交共々此の努力を一か月も経たずに水泡に帰させたために、中国側からすると無限に日本に対して攻勢に出る機会を得た棚から牡丹餅でしかない。

 正式ルートで公表された、高市発言に対する中国の反発と云うか疑問と要求は論理的に明確である。日中間の平和的友好関係を規定している基本四文書(日中共同声明等)で前提とされる一つの中国、台湾の中国への帰属を日本が尊重すると云う原則に照らして高市発言は其れに反する。台湾に対して中国が軍事行動する事は一つの中国を達成する手段に過ぎないから、此の原則を日本が重視するなら、日本は此の原則を明記した基本四文書を守る気はあるのか、即ち中国と友好関係を維持する気があるのか疑問を呈さざるを得ない、もし此れを守る気があり、此れを維持する気があるならば、高市発言は撤回すべきではないか。そして、撤回しないならば、日本は自ら基本四文書を破棄し、中国との友好関係を破棄する事を意味するが本当にそれでよいのか?明らかに歴代の日本政府の見解と異にして、文書の原則に反する発言をしているのであり、従って発言を撤回する事は単に文書の原則と友好関係の精神に戻るだけなのだから高市や日本にとって何の不名誉でもないのになぜ撤回しない?と問うているのである。勘違いが多いが中国は謝罪を求めているのではなく撤回を求めているだけである。其れは日本が撤回して元の友好関係に戻り易くする配慮であると共に、日本のイキッた発言が中国に何ら被害や加害をもたらすものではなく寧ろ、日本占領とまで行かなくても少なくとも外交的経済的に日本に有利に立てるチャンスであると云う大国の野心と自信のためでもある。

 斯くの如く中国は論理的に事態を解釈し、日本が後戻りし易いよう配慮さえ示して要求しているのに、高市側の反応は右派ポピュリズムの主観主義通りに感情的でしかないから文字通り話にならない。曰く、高市が台湾問題と云う中共の機微に触れる問題について言及したから中国側が過度に反応して強硬な態度で日中関係を悪化させていると、まるで中国側に責任があるかのような主観的感情的言説を、今や自民党広報に成り下がったNHKやテレ朝が垂れ流し、中国側の明解な論理を一切報道しないのを見て愕然とした。暴支膺懲のスローガンで日中戦争を扇動した往時の彼らの報道姿勢を其のまま再現している。歴史的経緯や現下の政治的現実を直視せず、目先の自尊心だけを重視する主観主義に閉じこもって意固地になって撤回しない子供じみた態度は、益々中国からの要求をエスカレートさせ、更に撤回し難くなって益々事態を悪化させるのが目に見えている。政権高市は中国に対して、日本政府の台湾問題への立場は変わらないと弁明しているようだが、此の期に及んで曖昧な言辞を弄して自尊心を保ちつつ事態悪化を防ごうとするのは事態を悪化させる愚の骨頂。結局、此の曖昧な弁明は、どのような立場は変わらないのかを具体的に言及しないから、例えば、基本四文書を堅持する立場は変わらないとも取れるが、一方で、中国側からすれば、過去の歴代の日本の政権も実は高市と同じように基本四文書を尊重せず台湾問題に軍事介入するつもりであると云う立場が変わらないのに、其の事に中国は此れまで抗議しなかったのになぜ今更抗議して来たのか、変わったのは日本ではなく中国の方だとでも云いたいのか、と中国が解釈できる余地のある有害な曖昧さだ。きちんと外務省が前者の意味で伝えているならよいが、報道だとどのような立場が変わらないのか具体的に云わないので、この期に及んで右派ポピュリズムに配慮した曖昧な言辞を弄している可能性を払拭できない。前者の意味を中国側にきちんと伝えていないなら、中国が後者の意味で解釈可能なので、これも犯罪的である。

 因みに中国の総領事の、高市発言に対する発言は暴言だが、暴言であるが故に政治的には何の意味もない。政治の現実的構造にとって無意味な暴言に感情的に突っかかる高市政権と其の支持者の主観主義が益々中国の論理を無視させているのも、事態の打開にならず、彼らの主観主義の無能を証明するだけである。事態の打開のためには一刻も早い、明確なる発言撤回しかない。だいたい、日本が台湾問題に軍事介入する事を明言する事は日本必敗を世界に観念的事実として表明するようなものだから其れ自体で日本は守勢に立たされ中国に付け込まれる隙を与える。だからこその曖昧戦略だったのに…。

 中国は早速日本への渡航自粛に踏み切り、尖閣へ領海侵入したが、撤回しないなら其れを理由に次々に圧力と要求を強めていき、経済制裁、レアアースの日本への禁輸等で日本経済崩壊貧窮まで行くだろうし、其の口実を与えたのは他ならぬ高市自身による自爆的失言に他ならない。そうなると此の国の大衆は経済的に困窮して状況への怨嗟の声を上げるが、高市と其の支持者、メディアは自らのチンケな自尊心が招いた失敗を隠蔽するために、中国が悪いと喧伝して戦争を煽り経済的に困窮する大衆は翼賛体制に糾合されて緊急事態条項→戦時独裁。そうなると、周辺国(韓国、東南アジア、オーストラリア、EU等)はかつての大日本帝国の被害国なのだから大日本帝国ムーブをかます高市日本に味方する周辺国があるわけがない。アメリカも、戦後の日本国と同盟しているのであり、大日本帝国と同盟している訳ではないので、さっさと撤回すれば事は収まるのに駄々っ子の我がままで徒に事態を悪化させる日本を見限る。中国の論理の普遍性が国際的に肯定され、日本のネトウヨや右派ポピュリズムの主観的情緒は国際的には全く通用しないばかりか、大日本帝国を羨望し此れの復権を目論む彼らが国際t的に支持される理由はないので、日本に味方する国は皆無。日本は国際的に経済的に孤立しつつ、先鋭的に軍国化して、タチ悪くイキり立つ(多分、核兵器開発にも着手し、諸外国にばれる)。そうなると国連の敵国条項や日本再教育などの名目で日本侵攻の大義名分が整い、手のひらで転がされるように日本が挑発に乗って日中戦争開戦。総力戦研究するまでもなく日本必敗。例によって北海道からロシアも参戦して来て、中露による日本分割占領。先の大戦では一応民主主義世界を代表するお人よしのアメリカに占領されたから主権回復できたが、中露に占領されたら日本の主権回復は金輪際有り得ない。日本滅亡。無論此れは最悪のシナリオであり、未来は必然的にそうなる訳ではなく、外交当局間どうしの解決を望むところだが、最悪の事態を避けると云う政治の使命に基づき一刻も早く撤回すべきだろう。

 歴史や事実を直視せず自国の自尊心を主観の中だけで絶叫する思い上がった虚勢の末路に関して当の中国は夜郎自大と云う故事を残している。高市があの発言を此れからも撤回しないと云う事は、夜郎自大の亡国への道筋を付ける事であるから(中露は、浅はかな弱小ポピュリズム国家を戦争に導く社会科学プログラムを当該国に仕掛けるくらい訳ないだろう)、仮に対立が実際にエスカレーションして収拾困難となり実際に戦争となれば、最早、外国と共謀して自国に戦争を誘発する外患誘致罪のようなものである。其の刑罰は一択である。無論、積極的な意志を以て外国と共謀したわけではないから此の罪自体に該当しないが、たとえ外国と共謀しなくても、其の政策を進めれば他国と戦争になる事が十分予見されるにも関わらず其れを止めなかったのであれば、其の意義と目的が外患誘致罪と等しい新たな罪刑を予め作ってから、其の犯罪名で罰せられるべきだろう。聞けばあの答弁は官僚が準備したものではなく高市自らが考案した発言であるから、其の責任の所在も明確である。結局、日本の安全保障は、右派ポピュリズムでは守れないばかりかむしろ右派ポピュリズムは此れを根本的に破壊する。日本の安全保障は周辺国からの支持や支援の可能性がある事で他国からの容易な侵攻を躊躇させる事で初めて保たれ、しかるに右派ポピュリズムは其れを徹底的に毀損するから孤立を招き、他国からの侵攻を招来する。其の意味で、右派ポピュリズムは外患誘致罪に類する犯罪である。

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参政党の分析と批判

参政党。憲法草案で主権在民を否定して国家主権を標榜し基本的人権条項をごっそり削除している。米国共和党や欧州極右政党でさえ党の綱領で、普遍的人権は明記しない事はあっても主権在民を否定しない。参政党は、私的な方針である綱領でなく公的適用を目指す憲法草案で主権在民を否定し人権を削除している点で、極右台頭の世界的潮流の中で自制を保っていると見なされて来た日本が、他国の極右がリベラルに見えるほど今や他国の追随を許さない、世界的に突出したウルトラ極右政党を生み出す事になった。参政党の憲法草案の一節「国は、主権を有し」と云う一節で、国家でなく国になっているのがポイント。国家と云う強い印象を国で和らげる事で、事実上国家主権を謳っているのに其れを誤魔化す欺瞞である。此れは国家と国民が対立構造で分離する近代より以前の和語だが、近代を否定せず翼賛する彼らが此の語を使う場合、国家に服従し国家と一体化した国民から成る国家を意味する。要するに国家主権の標榜だが、此れをあえて国とする事で剥き出しの近代的国家主権即ち独裁の意味が、一応此の語に含まれる国民の意味で希釈され、且つ、此の語が持つ王朝風の鷹揚な雰囲気のオブラートで包まれて希釈され(国防→国まもり)、保田輿重郎も知らない無学な者には新鮮味すら与えて受容させる姑息な観念的且つ美学的詐術である。此の一節だけでも彼らが考える国家に適合した者だけを国民と見なし其れ以外は非国民と見なす差別主義と白色テロと大量虐殺に可能性を懐胎するが、此れを明証する条文が其の前後で幾らでもある。参政党が目指す国家主権は参政党に限らず自ずと独裁を志向し、国内の人間を差別と排除で強圧的に支配するのは必定である。

自民党の右側を自認する従来の保守政党や右翼団体のいかついイメージや市民運動的左翼の手作り的素人臭さを、コンサル的プレゼン資料に慣れた最近の人々特に若年層は倦厭。対して参政党は此れらと異なり、メルチュ的プレゼン上手な広報を駆使し、且つ好感度の高い属性の候補者(若い女性、?児の母等)を擁立する事で其の極右的本質を巧みに隠蔽しつつ支持のハードルを下げた上で庶民の不満を手っ取り早く解決する単純な主張を繰り返すから支持を広げた。支持者はあの憲法草案を知らぬか、知っても理解できぬか、理解してもどうでもよいのか、理解して賛同しているか、いずれにせよライトからヘヴィな幅広の支持層であり、いずれにせよ民主主義の主権者として致命的に有害である。

日本に限らず現代人の全般的困苦は大企業が潰れると中小企業が潰れるが大企業が儲かっても中小企業は生かさず殺さずで大企業を優遇せざるを得ない資本的階級制度や、物価が上がると賃金を上げると物価が上がる資本的行き詰り、賄賂と中抜きが横行し権力の私物化が是正されぬ腐敗した政治、国民国家同士が武力とナショナリズムを背景に領土と資源を奪い合う戦争などの体制運動に起因する。露ウ戦争や地球温暖化による供給不足による物価高は其の帰結。ただ、体制と云う根本原因は私たちの生活と一体的だから目に見えず、抽象的思考に依らないと把握できない。資本の包摂により自然と乖離する事で知性が劣化し、困苦の中で庶民は抽象的に思考する余裕もないから、困苦の原因を自分以外の目に見える外国人や弱者、少数者に求める。実際、庶民にとって金持ちや権力者は自分の力でどうにもならず其の存在を知っていても雲の上の存在で不可視も同然だから。人権思想によって目先の原因追及が自制されるが不満が嵩じるとタガが外れ此の種の潜在的熾火を煽り立て公然と延焼させて、此れまで自分らを自制させていた人権的価値観を敵視するよう煽り、権力獲得を狙う勢力も出現する。参政党も、何度も繰り返されたそうした歴史的事象の一つ。無論、民衆自体が道徳としての人権的価値を敵視する自発性と連動して。
従って原因は目先の者ではなく体制其れ自体である事を踏まえた政策を訴える事は疎かにすべきでない。しかし其の一方で、切迫した庶民が参政党の政策に共感する心理や経験、状況を彼らの側に立って分析し、其の意を汲む事も重要。其れをしないと益々リベラルは支持を失うから。

リベラルが参政党の政策を差別的排外主義的と非難する事は的外れではないが雑過ぎるため、其の政策に共感する者の現実感を蔑ろにし、却って参政党の支持を挙げる愚である。
外国人問題。参政党は総じて尊王攘夷せよと訴えているのではない。中国人が合法的に自由に侵略目的で日本の不動産を買ったり投機目的で其れを買う事で不動産価格上昇を招いて日本人が家を買えなくなるから 規制せよと訴えているので一理ある。また違法、迷惑外国人の規制も訴えており、此れに対してメディアが外国人犯罪検挙率は低いと云う統計を示しても、支持者は日々SNSで新幹線の指定席を違法に占拠するインバウンド外国人や街で屯しゴミをまき散らす外国人や神社仏閣で狼藉を働く外国人の動画(真偽不明も含めて)など、抽象的な統計に回収されない具体的な違法、迷惑動画を経験的に浴び、または実際に経験した場合もあるので統計に説得力はない。統計的に少なくても違法で迷惑である事実は変わらず、違法、迷惑外国人が検挙されない事、寧ろ検挙率が低い事に憤っているのだから。

少子化対策で参政党は、働きたい女性の選択肢も認めつつ、一方で子供三人産み育てれば其の間資本労働しなくても経済的支援と社会的身分保障を国が与える政策を訴える。此れに対し女性を生む機械と見なす差別や子なし者への差別を助長するとリベラルが非難し確かに其の通りだが、一方で此の政策には当の女性が共感する理由もある。かつて女性が資本労働する事は三世代同居の家制度(家長の権威の下で実際に家を切り盛りする姑)による抑圧からの解放だったが、核家族化が進み家制度が物理的に消え資本の下で働くようになると強大な資本に抑圧されて解放でも自由でもない事が今の庶民には周知の事実。資本と人格が一体化した人には生きやすいが殆どの人がそうでないのに、左右両翼揃って社会から、資本労働しながら出産育児せよと要求され、其の道徳に文句言えない雰囲気と言説に抑圧された現実がある。抑圧の中で口に出せぬが現実には、資本労働よりも家事育児に専念したいタイプの女性も多いだろう。そこへ参政党が、出産を条件とするが少なくとも資本からの抑圧からの解放の選択肢を与えたから当然救いを求めて共感する女性がいてもおかしくない。

此れらの問題は全て資本の行き過ぎによる生活破壊であり、参政党はナショナリズムに基づいて資本の行き過ぎを抑制する政策を打ち出すから支持を増やす。資本の規制緩和を訴える維新の凋落が其れを裏付ける。昨今の保守は資本の言いなりだったが、参政党は資本の論理(観光や労働で外国人を増やせ、産みつつ働け)に嚙み付いた点は目新しい。対してリベラルや、やや右傾化に慎重な現自公政権は、此れらの問題に対する参政党の対策が差別だと類推されるのを恐れて懐手する無策だから庶民からそっぽ向かれて参政党を勢い付かせる。

しかし本来ならリベラルは資本の行き過ぎを批判する立場だから、人権堅守で差別助長に歯止めを掛けながら一方で人権堅守を根拠として毅然と参政党のような政策提案ができたはず。外国人が事業や住宅目的以外で不動産を買っていると見なされる場合は侵略目的と見なして禁止し、国籍問わず投機目的の不動産売買を禁止し(共産党案)、違法、迷惑外国人の検挙を日本人と同じく厳格化し、資本労働以外の人間の働き方を肯定して出産育児への専念も選択肢とする事ができたはず。 こうした提案は差別には当たらない。少子化対策は出産に関わる限り生産性差別に直結するセンシティブな問題だからリベラルが斯様な提案に臆するのは無理もなく、且つ、結局リベラルも資本の論理に盲従していた事への批判は免れない。いずれにせよ此の問題を腫物の如く等閑視する内に、ウルトラ極右が業を煮やして少子化の不安を煽り此のセンシティブな問題に先に手を付けたら取り返しの付かない事になる。

なぜなら参政党の政策はいずれも差別を煽る萌芽を含むが其れ自体だけでは差別とは言い難いため支持を得てもおかしくないが、しかし其の政策が参政党の憲法草案(主権在民と人権の否定)と共同した時、誰も非難できない出産を絶対的価値として生産性差別を暴発させる蓋然性が高いから。彼らの憲法草案で露呈する参政党の独裁的本質により、参政党が政権に関与する乃至政権を取った暁には民主主義が事実上崩壊して独裁体制となり、国家を至高とする生産性差別を発動し、国内の身体・精神、発達障害者、高齢者、引き籠り、子なし者、性的少数者、自由主義者、共産主義者、民主主義者、政権批判者等が生産性の低い非国民と見なされ、片っ端から社会的物理的に弾圧、粛清、虐殺される地獄が現実となる可能性が高い。国民主権と基本的人権を否定する独裁政権は、ナチス、軍国日本、スターリンや毛沢東体制と云った数多の独裁の事例が示すように、必ず生産性差別を蔓延らせるから。此の国は外国人に依存し外国人を差別し排除する国力はないので外国人差別は飽くまでも差別の着火点とし、その差別は「日本を大切にする心」と云う、独裁者が無限に恣意的に解釈可能な曖昧な指標に基づいてひたすら国内の異分子や弱者を攻撃する可能性が高い。国民は此の曖昧な指標を廻って萎縮と忖度の抑圧に晒される可能性が高い。相互監視の密告制度も完備されて密告されたくないばかりに我先に当局に密告するスターリン体制の再来である可能性が高い。既に参政党と其の批判者との応酬で参政党側が非国民と云う言葉を公然と相手に使っている。

結局参政党は資本の行き過ぎをナショナリズムで抑制する事で支持を集めて国家権力の強化を正当化し体制の目的=独裁へと導く体制補完の運動である。云うまでもなく資本自体の問題を解消するつもりはない。 此の地獄の事態を回避するには今からでも遅くないのでリベラルが、たとえ差別の契機になりそうな政策であったとしても、リベラルならではの立脚点である人権堅守を前提条件としながら、庶民の不安や不満を其れなりに受け止める政策の必要性を理性的に訴えるべき。 リベラルは参政党を差別主義と大上段に非難する暇があったら(間違ってないが)自らの硬直して雑な知性を反省し、庶民の不安や不満を読解して、しれッとウルトラ極右の政策を踏襲するくらいの柔軟な抜け目なさが欲しい。

其の上で、参政党の政策は彼らの憲法草案の精神と共同した時、間違いなく社会に差別の地獄をもたらすと、参政党を糾弾すべき。 其の論理が難しいのであれば、憲法草案だけを取り上げて徹底批判する事は簡単だろう。

彼らの終末期医療や発達障害に関する見解についても言及したいが今回は割愛する。ただ、いずれも庶民が経験に基づいてある程度疑問を抱いているが差別につながるから口にするのを憚っている問題に対して雑な解決策を示して支持を得るのと同時に憲法草案の精神によって生産性差別を扇動する可能性が高い。

安倍政権許すまじ(金子兜太先生)。参政党許すまじ。

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終わり

此のブログ「王道なきロック史」は本日を以て終了します。およそ15年近くの永きにわたってご愛顧いただきありがとうございました。とは云うものの、何の感慨も湧かないほど、此のブログに関しては心理的に終わっている。公私のけじめをつけるためあっちには私的雑感や近況などは極力書かないようにして来たが、此れからはそうもいかなくなるだろう。どのみち、都合よく区別する事などどだい無理な話で、どうしても地金が露呈してこその人間なのだろう。近い内に、予告なく、此のブログ自体をウエブ世界から抹消する手続きをするだろうが、悪しからずお含み置き下さい。

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心は固まりつつ…

あっちもこっちも両方続けるのが難しく…其れで、こっちの設立に関わった家人に存続の可否を相談したところ、想定外ではあったものの今にして思えばそんな天邪鬼も考えられはしたが…あっちは不穏で危険だからあっちをやめて、歴史あるこっちを続けてほしいとの意見であった。しかし…当事者である自分の心にしてみれば、既にこっちへの心は離れ、枯れている現実が厳然とあるような気がする…いよいよ、心が固まってきたようだ。だいたい、設立当初に家人と共に誂えたこのブログの題字やデザインなどが、いつの間にか、運営アルゴリズム側の都合で一方的に抹消されているし、名実ともに、終焉の気運だけは確実に増しているとしか思えない。最終決断を、次回に発表したい。次回は3月3日です。

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更なる先送り

事此処に至って此のブログは真の末期状態であるが…結局、日常の雑感のはけ口と公式見解を媒体を分けて吐露しているが…二つの媒体を操るのが負担になってきて…ならば此のブログを閉鎖してしまえばいいのだが、雑感のはけ口を持っておく事への未練もあって迷っているところ。

次回は2月11日です。

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先送り

決断は一瞬だが、決断する其の時間もないほどせわしい年の瀬…次回、此のブログに関する重大発表を行いたいと考えている…。

次回は1月21日です。

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痛みが

続く…痛みが…しかも、小康状態と思いきや、あざ笑うかのように強烈にぶり返す形で…次回は12月31日です。其処で一体何が書けるのか…。

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ずるずる行く限界

八月下旬からこの方、途切れることなくあの手この手で様々な体調不良に襲われ、しかもどれ一つ解決する事無く次々と苦痛や不調、倦怠感までも積算される出口の見えない日々…其れでも次回は12月10日です。

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苦痛

崩壊過程が一旦底をつき…今は苦痛が持続中…恐ろしくよく晴れた行楽日和の秋だというのに、そんな余裕は全くない。

次回は11月19日です。

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型に嵌められ

自然の隠微な計画(カント)によって型に嵌められ、後は詰将棋のように必然的に崩壊過程が加速する絶望的状況になると、最早其れを具体的に説明する言葉すら出てこない…好転の兆しもなく、地獄の門が次から次へと目新しく開け放たれていく… 次回は10月29日ですが、其のまま更新されずフェードアウトする可能性は極めて高い。

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